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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
わけなしでもわけがある
10/13
ポテンでも死球でも振り逃げでも出塁は出塁…でも?~

喜んでいただいてナンボの商売なのね~と、プロフェッショナルらしい野菜を収穫して久々に恍惚としている農場長です。

昨日からの人参収穫~♪
本日、順調に終了~♪
人参後期収穫

思った以上に収量がありましたぞ♪
しかも、病気も少なく品質も上々♪
製品歩留まりも良さそうです♪

JAの担当者にも、収穫機のOPさんにも、作業員さんにも、選果工場にも、普及センターにも、ハーベスターの整備員さんにも、褒められてホクホクです♪

しかも、我が農園の後期収穫人参はフードプラン
いわゆる低農薬栽培でコープこうべの組合員様にお届けする特別栽培人参
安心安全ということもありますが、10月収穫の人参は朝晩の気温の差で糖分が蓄積されて、じっくり登熟するのでやはり甘くて美味しい♪

今季はどの作物も大苦戦で、2年続けて凶作不作が確実になりつつありますが、農夫もニコニコの消費者にとっても喜んでいただけそうな物がやっとここにきて収穫できました。
人参収穫

人参耕作者としても久々のクリーンヒット♪
スカーーーーン!と左中間を破る気持ちいい放物線を描いたライナー性のヒットですな~
とにかく塁に出ればいいとなれば、振り逃げでも、四死球でも一緒なのですがやはりプロたるものはファンの皆様に喜んでいただいてナンボの商売ですから、お客様を唸らすようなヒットを打てて、本人も納得なのであります♪

~が、巷ではこれらの商品は“わけなし”商品として店頭に並んでおります。
今年は猛暑で野菜が品薄…野菜の高騰が主婦の財布と台所と食卓を直撃しています。

なによりも生産者、産地は大苦戦…
ジャガイモは腐り、タマネギは小玉、そして人参は病気が大発生~
農場長の後期収穫人参も、たまたま防除のセレクトとタイミングが上手くいっただけで、(だから、本当は“たまたま”じゃないけれど)生産者によってはやはり思う以上に収量品質ともに伸びなくて苦戦です。

~と、そんな中での自衛策

「わけあり野菜」登場~

もちろんこれで消費者の皆様の食卓が少しでも豊かになるのでしたら、異存はないのですぞ!

でも、もし来年大豊作だったら…
きっと「わけあり野菜」の出番なんかないでしょうな~おそらく見向きもされない。
それにそのうち「あ~そう言えばそんな時があったね」と、2010年の野菜高騰も過去の話になって、産地も市場も消費者も何も学ばない生産環境、供給環境、消費環境がズルズルと続くのでしょう…

なんだかな~~~

もちろん「わけあり野菜」がダメと言っているのではないのです。
ふだんからだって、“わけあり”は存在するのです。問題はそういうものにスポットライトが当たるのってこういう時だけなのかい?ということ。

ちなみに今回収穫された規格外の人参は、JA新得町の収穫感謝祭でお客様に無料で詰め放題される予定~いわゆる規格外でも今年なら「わけあり」で店頭に並んでも全然おかしくない人参達です。
もちろん皆様に喜んでいただけるなら、それ以上のものはないのですが…

ま~産地の供給責任を果たせていないので、生産者から言うべきことではないでしょうけど…

ただ単純に、生産者も市場価格が高いからハッピー~というわけではないのです。
そこは、そこそこの値段…つまり拡大再生産に見合う“骨折り損”にならない程度の…
「あ~~~頑張ったおかげでなんとかなったね!来年も頑張ろうね!」と、言える適正な価格形成を担保できるものでないといけません。

たしかに市場の原理から言えば、豊作年の“わけなし“商品が凶作年の“わけあり”商品より安い~なんてことも理論的にはアリですが、生産者としてはどちらも釈然としません~

産地の豊作の喜びをマーケットも消費者も共有できることはとても大切なことですが、それと同時に産地の痛みや苦しさをマーケットや消費者も如何に分かち合うか…も、とても大事。
たとえば、対処療法的なそのアイテムが「わけあり」だったとしたら、本来市場価値のないものとして捨てられている農産物を「もったいない」とおもえる、おもわせる仕掛けが必要なのかもしれません。

豊作の人参は「美味しそうだよ」と言われて、いよいよ照れたようにあかくなるのですが…

【追記】
喜びも苦しみも分かち合う…
20年以上前にヒラリーとそんな誓いをしたような、しないような…
(あれって“誓い”じゃなくて儀式ね、いわゆるセレモニーね)

喜びはともかく、痛みの方を分かち合うなんていうのは全然無理
「他人の痛いのは3年でも我慢できる」とか、なんとか言っちゃって“いたわりモード”のスイッチどこかにおいてきちゃったね~お互い…

あ、あとヒラリーがまだピチピチしていて、フジワラノリカやマツシマナナコと間違えられていたころ、(誰が間違ってた?→農場長、いつ?→石器時代のころ)「美味しそうだね」と言ったらポッと頬を染めてそれはそれは可愛かったでした(いつ?→だから6千5百万年前…恐竜が絶滅したころ)

そもそも、そういえば女の子に「美味しそうね~♡」って言わなくなった…

農村も、農場長の♂機能も枯れかかっております。




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みせられて

6/25
レースのカーテンひきちぎり身体に巻きつけ躍ってみたくなる~

蔬菜組合の研修旅行(6/22~23)から帰ってきてから、さー!最終の人参を播かなくちゃ!
~のまえに、前進栽培の人参に被覆しているパオパオ(不織布の保温資材)をはぎ取ります。
人参パオパオまきとり

昨日までの曇雨天がウソのような真夏のような暑さ(汗)
しかも、地表の全てのものをとかすような強烈な紫外線(汗)

あつい!あつい!あつい!

でも、おかげで露がなかったので、前半戦は順調でした♪
後半になってから、風が出てきましたがなんとか切りよく終了です♪

あまり、風が強いと巻取りに支障をきたしますから、これもまた手のかかる自然相手の作業です。
風であおられたりすると、パオパオがフワ~ッとして天女の羽衣のようになって、思わずジュディーオングの“魅せられて”状態です。

もちろんそんなことすると、ヒラリーに大目玉です。
いけません…真剣にやっている時にそんなこと考えちゃwww

追記
ちょっと恥ずかしいこと(照)

研修旅行の前に人参の心土破砕をしておきました。
少々の雨が降っても大丈夫なように…それが6/21の雨まえのギリ作業でした。



それから今日まで、パオパオを巻きとるために始動したトラクターは動かしていません。




パオパオを巻きとるためには、電源が必要なのでローダーのついてるF6640が出番なんです。
そんな3~4日のうちに…





鳥の巣


鳥の巣をつくられてしまいました!(驚)

バッテリーカバーの上にです(困)
困惑です(迷)

鳥の巣ハクセキレイ

たぶん、ハクセキレイの巣です。
卵も産みつけています。

ど~しましょか…

「私の中でお眠りなさい♪」
意味不明の歌を口ずさむしかないのでした…




ようやく!

5/16
雨あと、春耕期植付の第2段は人参からなのだ!~

先週12日の雨あとはなかなかスカッと晴れなくて、馬鈴薯や甜菜の植付が終了していない農家さんはとてもヤキモキしていたでしょうが、わが家も人参!スィートコーン!なかなか播種できなくてやばくなってきましたwww

この春の遅さに、畑は潜在的な土壌水分を溜めていてしかも、まとまった雨がちかくに降るものですからなかなか乾かないwww天気ばかりはどうしようもできません。
それでもようやく!なんとかなりそうになったのが昨日(5/15)
モヤモヤと
朝もやの中、モンモンとして畑から水蒸気が昇っていきます♪

でもやはり、少しジッメっとしているかな…↘↘↘もう少しです!
ここで慌てると人参はダメです…(過去に痛い経験あり)
しかし、協同収穫、協同選別、共同出荷体制のJAによる計画播種ですから、わが家の都合ばかり言ってられませんのですわ…
すでにこの時点で昨年から見て10日以上遅れていますから↘↘↘

そんな事情と、畑の状態とのにらめっこの末、いよいよ始動です!
まずは、パラソイラーから!
日高の山並みも鮮やかに佐幌岳を背景に、トラクターの轟音が農園に響きます。
パラソイラー新コンビ
ちなみに、このセット初コンビ♪F6610とパラソイラー(6本爪)~
意外と重たがりませんな♪頼もしい♪♪
なぜか、この刃の曲がり具合がまたいいのです~
刃の曲がり具合
よしよし!フカフカのベットが出来ましたぞ♪♪♪

そして本日、人参播種機登場♪
人参播種
JAマン「お昼までに植え終わらせて下さいね~」
後がつかえているのですわ…でも、焦るとミスをするし畝がクネクネと曲がってしまいます。
人参スタンヘー

心静かに落ち着けて、それでもちょっとネジを巻いて頑張りました↗

ちなみに、この間には父やヒラリーにスィートコーンの畑を作ってもらいながら…
(見当畝だけは農場長の出番ですが)
ようやく!ようやくの春が農夫たちの背中を押してくれます♪
(次はスィートコーンだぞ!!!)




ヒトがまいる
10/24
掘ってみないと分からない?意外と穫れてよかったフードプラン人参~

昨年からみて10日以上遅い播種と収穫になってしまった人参。
フードプラン収穫開始

秋収穫の人参は“コープこうべ”と取引をしているフードプラン。
化学合成農薬の使用回数を一般栽培の2分の1以下にしているもので、黒葉枯れ病や軟腐病の重点防除には『バイオキーパー』と『ストロビー』と『ポリオキシン』の3種で防除回数も制限されます。

でも、こんな年だったので果たして物になるのかならないのか?
JAの出荷計画に合わせての計画播種ですが、降雨のせいで製品にならず収穫中止になった生産者や畑もチラホラあったり…
我が農園の人参も未だかつてないほどの生育遅延で、茎葉の丈が通常の半分くらい↘↘↘
(ハーベスターで収穫できるかしら?)

こうなると、製品歩留まりを少しでも上げたいのですが…
農薬と使用回数が制限されていることを言い訳にしているわけではないけれど、「本当はやっぱりあの時“あの農薬”をやっておきたかったんだよな…」みたいな感じで、収穫直前には特別栽培法を選択したことを悔やんでみたりするのが正直なところ。
特に今年は肥大初期の天候が苦戦だったので余計です。
取引条件としては一般栽培のものと比べて何割か割高に扱っていただくのですが、その分減収になってしまったら、やることをやってしっかり穫ったほうが収益が良かったなんて場合も…

どっちが得?損?~って、ことでもないけど、こればかりはむずかしい。
天候による豊凶の差がマーケットの評価に結び付きにくくなっているから~
(いわゆる適正価格がなかなか形成できないですな…)

などと愚痴がでてきそうなところ、人参のコンテナは一杯に…
はたしてJA担当者の目立てはいかに?
コンテナ一杯人参
あら…意外と良型のいい人参♪
まずは一安心…
病気がひどいのは仕方がないとして豊作とまではいかなくても、それなりに穫れましたぞ♪
人参ハーベスター

でも、むしろこのでき方でこの人参…っていうのが、わからないと逆に悩ましい…

たとえば、根菜類の場合、地上部の生育と地下部の収穫物とはだいたい比例します。
甜菜や馬鈴薯もある程度地上部の“体型”が出来上がっていないと、やはりしっかり穫れません。
(甜菜や馬鈴薯にとって地上部は製糖工場だったり澱粉工場だったりするわけですから~)

ところが地上部が筋骨隆々なのに、地下部が貧弱というのも意外とあります。
(脱いだらガッカリ…いやいや、そういうネタではありませんよ。)
収穫してみたら意外とハーベスターに溜らなかった…みたいな…
この場合は、窒素質肥料のやりすぎが原因だったりします。
(なので、振り返ると心当たりがあったりしてね~)

そう…原因が分かればとりあえず一安心。

しかし、ごく稀に地上部が貧相なのに地下部の成績がとてもいい~なんてこともあります。
今回の人参もそうですが、特にネガティブな因子がない場合は「たまたま上手くいっただけ」と、畑の神様に感謝するくらいで終わってしまいます。

嬉しい誤算と言えば誤算でしたが、たいがい帳尻は合うことになっているので期待している方の畑は思うほどたいしたことなかったりするのでしょう。
でも、脱がしてみたらおもったより凄かった♪
(いやいや…だからそういうネタではないですから)
ちょっとは、いい思いをしました♪
人参畑の折り返し

本当は、失敗がありそれを反省するから経験値が上がり、人は成長すると思うのですが…

脱がしてみたら…
…なんて表現で悦に入っているところを家人に白い目で見られているうちは、成長しませんな~




新兵器登場♪ 

6/29
フカフカの人参のベッドをつくってみる~

予定より10日近く遅れた人参の播種作業。
収穫体制やJAの選果場の能力のことも考えての計画播種~ですが、目の前の天気も重要です。
雨の降りだしが早くなりそうなので、他の仕事を前後して人参の畑をつくりました。
朝日のガンケ

~と、お隣さんから「パラソイラー、実演機についているからそのまま使ってみたら~」と、連絡をもらって早速動かしてみることに~
JDミドリのマスク
おぉ~快適♪

我が家の青いフォード・トラクターたちには別に不満はないけれど、緑のトラクター(ジョンディア)も快適です♡さすが世界のトップシェアメーカー♪
JD実演機メーター
スピードメーター、時速50km/hrまでついている!(驚)
この国では法規制があってリミッターがついていますが、かの国では移動距離が長いのでチンタラ走っていたのでは日が暮れてしまいます。今や時速60km/hrモデルもあったりして…
当地ではかろうじて日が暮れるということはありませんが、法定制限速度を守って走っている乗用車を追い抜いていくトラクターがいるとか…いないとか…(←北の農村伝説?)


あ~でも、新車の匂い…
そういえば、トラクターの新車の匂いなんてしばらく嗅いだことがありませんでした~
(たぶん、これからも嗅ぐこともないでしょうが…)
実演機とパラソイラー

でもそれよりお気に入りで肝心なのは『パラソイラー』
今シーズン、人参増収作戦で蔬菜組合が協同購入した優れもので、独特に曲がった爪が特徴です。
いわゆるプラソイラーやヘビーカルチのように、土中の残鞘や礫(石)をほじくり出しません。
我が家のように礫層が浅い地帯には最適です。
しかも、意外と軽く引っ張ります♪
5月連休播種の人参畑には、深度40cmでも85馬力のトラクターで十分OKでした。
パラソイラー

早期播種の人参畑にはこれの効果がてきめんで、これほどの雨の多さでも滞水が発生しませんでした。不敷布(パオパオ)を外した人参も今のところ順調です♪
(雑草はひどいけど↘↘↘)

予定より早くついた傘マークの予報…
なんとか…なんとか!雨前に人参播き、終らせねば!

絶対に手の抜けない作物の管理作業も折り返しを迎えて、人参畑ほどじゃないフカフカのベッドの中で、農夫たちも明日の作物たちの成長を夢見るのです…