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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
初生葉

6/13
小さいけど逞しい小豆の芽のここがタイミング~

小豆と大豆がようやくスクスクと発芽そろいました♪
大雨前の先月19日に播種したので、発芽までにずいぶん時間がたってヤキモキしましたがきれいに芽が出揃いました。
あずきカルチ晴天

小豆はいわゆる“双葉”を地上に出さず、いきなり“初生葉”(しょせいよう)が顔を出します。
双葉は“種”の部分。大豆も、金時も、手亡も、インゲン豆も双葉がありますが小豆は本来双葉になる種(豆)を地下において芽を出すのです。
あずきカルチ1回目

いっけん弱弱しくリスキーな仕組みのようですが、こんなに小さくても割と逞しいのが小豆です♪
ちなみに、初生葉の後に出てくる3枚の複葉が“本葉”です。

この生えそろいのこのタイミングでやりたいこと~
カルチィングです♪
あずきカルチop

わが家は土壌処理の除草剤は畦上のみの散布(除草剤は50%off)なので、草退治もちょっとだけピリピリします。
作戦的には綱渡りでしたが、暑さでグダラ~となってしまったビートのカルチィングを後回しにして、豆用にセットしなおして畦間ソイラーを入れながらトロトロとセンターを出していきます。
小豆も感受性が高くてカルチィングでちょっと地温が上がっただけで“グンッ!”と大きくなるのです。
アイスラッガーなカブマリンもばっちりです♪

ただし、1回目を入れだすとよりベターなタイミングで2回目、3回目、4回目と入れていかなくてはなりません。手を抜けません。
除草剤に頼り切らない耕法とは実はかなり手間がかかりタイミングが難しい作業です。

“頼り切らない”…
草だらけにして頼られても無理なんだからね!(byヒラリー)

わかってますとも!
大丈夫!やります、やります、まかせてください!~なんて言って、結局ちゃんとやれなかった某政権○党のようなヤルヤル詐欺的なことはできませんわ…
(でも、雑草ちょっとやばいところもあるけれどね↘)

ヒラリーの怒号を心にコダマさせて、農夫の腕はいよいよ真っ黒クロスケになるのです。




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ニオウ
12/1
消えかかる晩秋の風景~

オホーツク青年農業塾にお邪魔しての往復7時間のロングドライブ中、留辺蘂-浜佐呂間ラインの道々103号線で、豆の脱穀作業をしている現場にでくわしました。
あら、こんな時期に…
莢が大きいようだったので小豆や大豆ではないようです。
もう畑は真っ白ですから、時期としてはかなり遅れた作業でしょうか~?
定置式の脱穀機の周りにバックレーキで運んできた“ニオウ”が何十もおかれていました。

スレッシャーが導入されてからは見ない風景ですし、近年は菜豆類でもピックアップ収穫やコンバインでのダイレクト収穫が主流になってきていますから、収穫の秋の消えつつある農村の風景です。
子どもの頃は、家族総出で豆積みをして畑の中を整然と並ぶ“ニオウ”をみて収穫の喜びをかみしめていたのですが、それも過去の話になりつつあります。
ニオウ

ところで、“ニオウ”
…豆耕作農家にとってみたら当たり前の用語ですが、考えてみると不思議な響きです。どんな意味のどんな字を書くのでしょう?

学生の頃、父に聞くと「荷負」と教えてもらい先生に披露するとずいぶん感心されて「うまい当て字があるものだ。言いえて妙だね~」と、褒められましたがその先生も原語になる漢字表現は分からないようでした。
それから20年近く歳月が流れ、もしかしたらと思うそれらしい言葉に出会うのはJA青年部の東北・北海道幹部研修の場所でした。
東北のある県の活動実績の発表の中で、稲を束にして積み上げたものを「乳穂」と紹介されていました。聞くと、稲作もコンバインが導入されたから、見ることがなくなった「乳穂」も“にお”と表現されるのは一般的なようでした。
稲の自然乾燥をする手段としては、“はざかけ”ぐらいしか思い浮かばなかったので、登熟乾燥させる手立てで“乳穂つみ”なる方法があったとは…
やはり、色々なものに巡り合ってみないと分からないことだらけです。
乳穂

ちなみに、青年団時代に九州は南阿蘇の青年と交流をしていて我が家にスティしてもらったとき、「明日は金時のニオウ積みをします!」と言ったところ、「ニオウ積みって何ですか?」と聞かれ、「豆積みです!」
翌日~豆“積み”を豆“摘み”と思っていたらしく、畑に到着すると、「この広い畑を…手で?歩いて?」と、絶句されたことがあります。
ただ、人数が多かったので2haぐらいを一日かからず積み上げてしまい、整列する見事なニオウに一同歓喜の声を上げたことを今でも覚えています。

でも、同じ穀物でも“豆”なので、“穂”の字はそぐわないかも…
そんなところから豆の主産地十勝、北海道では“ニオ”を“乳穂”と表現しないのでしょう。あるいは、ただ単に時間の塵に埋もれてしまったのかもしれません。

そもそも、“乳穂”も当て字。原語の手がかりにしかすぎません。
亡くなった祖母は“ぐろ”と言っていましたが、こちらは『草原や山中の住居』を言うのだそうですが、傘帽子をかぶせるとそんな風に見えなくもありません。
ちなみに帽子…いまは、ビニールのシートですが、子供のころは燕麦の束を編みこんだもので、今ではすっかり見かけなくなってしまいました。

“ニオウ”~実は稲作用語だったことをようやく知るのですが、それも過去のものになりつつあるようで少し寂しいような、哀しいような…
ましてや『ニオウ積みしたものは、風味がいい!』なんて言われたのはそれもまた過去の話…
中国産の小豆の風味もかなり向上してきて、十勝産と遜色ないとか~
(一昨年の東京モバックショウで偶然、柳月の会長にお話を聞かせていただいたのですが~)
寂しい…哀しい…を通り越して、暗澹たる気持ちになってしまいそうですが~

それでも、美味しい豆を食べてもらいたい…
そんな『美味しい!』の笑顔に応えられるようピカピカの豆たちの選別作業も終盤です。
~ご注文をいただいたお客様、今しばらくお待ちください~
まめたち

今年も、美味しい豆が収穫できました!
笑顔の食卓を想像してみるのです…




ベリィ~デリィシャスッ!…って言われたい
9/15
金時のかりおとし~

9/13に金時を刈り取りして、地干しをする事2日間…
金時ハーベスター

夏日と、ドライウィンドに乾いた金時を、ニオウに積まずにダイレクトに脱穀作業してみることに…

ピックアップ収穫やコンバイン収穫などで、定着した大豆、小豆のダイレクト収穫も菜豆類(インゲン豆)となると、条件や作型によってはまだまだ技術的に安定的でないような気がします。

我が家の場合、豆類の作付けはそれほど面積がないことから、昔ながらの“ニオウ積み”作業をしているのですが、これほど乾いていれば大丈夫なのでは…と、思い急遽、スレッシャーの出番。
金時刈りオトシ

ちなみに、金時豆~甘納豆や煮豆の原料で、ルビーのような発色と光沢をたたえていますが、雨が降ると色流れして、花はたくさん着けるのに莢は少なく、病気もそんなに強くなく、なかなか作りづらい作物。
金時粒

特徴的なのは、作型としては、秋まき小麦の前作になること~あと、海外からの代替品種がないこと。

そういえば、以前JICA(ジャイカ)の研修生を受け入れたとき、夕食時に母が
「自家製の豆を煮たんですが~お口に合うかどうか…」
~と、持ってきた金時の煮豆(ブリックスをわりと抑えたもの)をメキシコの方が食べて
「ベリィベリィベリィ~デリィシャスッ!」
~と、賞賛。
聞けば、日本食はどれも素晴らしく美味しいのだけれど、豆料理がないのが凄く不満だった~と、言うのです。
そういえば雑豆も国際貿易上、重要品目のひとつ。世界のあらゆるところで食べられているものです。
日本だと、“餡”が主流で、せいぜい煮豆やお総菜としてもそれほどポピュラーなものではないかも知れません。
主産地であるからこそ、もっと豆料理…食べる工夫が必要なのでしょう。

マメで、達者に~今日は敬老の日です…




サヤインゲン収穫部隊
8/5
2ヶ月少々のロングランな収穫シーズン突入!中学生の娘の同級生達がアルバイト~

いよいよサヤインゲンの収穫が本格始動です。
インゲン収穫
週末(8/2~3)の大雨ではばけてしまいましたが、わりと順調な開花にしっかりサヤが着いています。
5月の低温の影響で初期成育がモタモタしましたが、例年通りのステージになってきました。
今収穫しているのは、5/22と5/30に播種をしたもので、収穫をしていくとこの時期だとまたまた開花してサヤをつけていくので、出来るだけしっかり採りきる作戦です。
中学生部隊
収穫部隊の中学生連帯は午前中は部活、夕方から新聞配達があるのでフレックスタイムの収穫作業。
この炎天下のもと、地味ですが過酷な作業環境でも必死に収穫していきます。
中学生部隊2
夏休み返上の家族総出の収穫作業は、実は食卓の笑顔を支えていたりします。
さて、1ケース2kg…
いくらの相場がつくでしょうか?



追いついてきました!
7/14
豆に元気!草も元気!~

このところの高温(特に夜温)と適度な雨で、遅れ気味だった豆類も一部の菜豆類(我が家では手亡がほぼ全滅~ションボリ…)をのぞき、生育が追いついてきました。
金時仕上げ

金時も最終の仕上げをかねて着蕾期への追肥です。
金時追肥

小豆も一見、生育旺盛ですが…
小豆カルチ4

雑草も…(ホー除草部隊に敬礼!)
小豆カルチ4草

サヤインゲンは、というとやっと最終播種終了~
今年は第6ステージまで…
順調に、9月秋いっぱいいっぱいまで収穫できればいいなぁ~そうしたら…
…と、とらぬたぬきのなんとか…です。

収穫労働の山を分散するために、約一週間ごとに4~5aづつ播種していきます。
第1ステージ~5/22播き…開花初め
ステージ1

第2ステージ~6/3播き…着蕾期
ステージ2

第3ステージ~6/10播き…五葉~六葉期
すてーじ3

第4ステージ~6/25播き…三葉展開期
ステージ4

第5ステージ~7/2播き…本葉抽出期
ステージ5

そして第6ステージ~7/13播き
ステージ6播種終了

前後の天候を考えながらの播種作業も、ロングランな収穫作業を支えています。
ステージ毎の細かい管理作業(追肥とか~)も、大事なのは“タイミング~ッ!”
欲しいときに充分な日照と、雨と、栄養が…必要です!

そう…人生だってタイミングが大切なのですが~
(最近は栄養過多でお腹まわりが…)