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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
北の町から南の町まで
1/30
あのテンションにやられちゃったの?~

必殺仕事人な妻に婦唱夫随な農場長です。
(心もお掃除)

群馬で開催していたインターハイが終わり、娘たち(選手じゃないけど)が帰ってきた週末。(1/28~29)娘たちの土産話とお土産披露で久々賑やかだったおかげで、珍しくヒラリーとても機嫌がいい。

もちろんいつも機嫌が悪いというわけじゃないけど、オンナって難しいな~と思うこともシバシバ(いわゆる更年期だから?)
長年夫婦をやっているので、この辺でそろそろどうかしないと危険領域だな~と察知する能力は備わってきましたが、それもお互い様のことでしょう。
(でも本当はよそ様が思う以上に仲が良かったりするのですわ(照))

しかし…
週明け、娘たちはそれぞれ下宿や寮に帰ってしまったけれど、それでもそんなヒラリーの“ルンルン”が持続している…
しかもなぜだか農場長に優しい…
しかもほがらかに色々と話しかけてくる…

こんな時は要注意(肝)
もしかしてこれは何かあるな(普段とは逆パターンで)…と、思っていたらブォーブォーと朝食後間髪いれず掃除機をかけだして、農場長がデスクワークしている事務室にもヒラリー&掃除機が侵入してきました。

ヒラリー
「ごめんなさいね~ちょっとうるさくなるわよ。」

農場長
「いえいえ、ごくろうさま。でも、ほんと掃除機、なんかうるさいね(困)」

ヒラリー
「そうなの!そうなのよ!調子が悪いのよ!それでね…」

え?そ、それでね…って?

ヒラリー
「お正月にたまたまテレビを見ていたら、ジャパネットタカタの高田社長がでてきて

『おくさーん!いいですか!今日は掃除機、なんとあの○×の強力掃除機を紹介します!』

ってね…」

農場長
「あははははっはぁーそれって、タカタさんの真似ね?うまいね!」

ヒラリー
「そう?うまい?そう、そう!それでね、いつものあの感じでね

『今なら○万○千○百円!○万○千○百円!どうです、奥さん!でも今日はそれだけじゃないんです!なんと一万円で古い掃除機を下取りさせてもらいます。一万円ですよ!』

って!」

あーーつまり、そのうるさくて吸引力がおちた掃除機を下取って、新しい掃除機買っちゃたーーと?ジャパネットのタカタさんのあの魅惑的な話術にトラップされてしまったのか…
一説にはある研究ではあのタカタ社長のテンション、“買いたくなっちゃう”催眠導入効果があるらしいとか?
(一般論ですが、これって警戒心が低く寂しいご婦人が一人で見てはいけないTV番組なのでは?(注1))
(注1:ちなみにヒラリーは騙しにくく、寂しいご婦人でもありません。)

え?それで、今日その新しい掃除機が届くの?あら、あら、おや、まあ…

ヒラリーのものまねネタはうけましたが、(同じことを農場長がすると結構似ていても家人にはたいがいドン引かれて部屋の温度が下がってしまうのですが)、嬉々としているヒラリーはこれまた“お買い得商品手に入れちゃったわよ♡”的オーラがほとばしっていて、ただただ「よかったね」と優しい愛妻家の農場長はつぶやくしかないのですな。

実はヒラリー、洋服とかの買い物は女性らしくものすごく時間がかかるのに、ジャパネットさんに限らず電化製品一般は農場長に相談しないで即決で購入してしまうところがあります。
たとえば、地デジ対応TVとか、子どもたちのPCとか、一台何役の複合機とか…
でも、ちょっと相談してくれるとさぁーもうちょっと、ねぇ?…みたいな結果になることがあったり、なかったり(汗)

しかし…

もしも農場長がなにか進言しようものなら
「なによ!アタシが稼いだお金で買って何が悪いのよ!『ありがとう』でしょ!」
と、家庭内は低気圧化して暴風警報発令しなくてはいけない事態になるんですな(爆)
ひとつ対処が間違って最悪の場合、ハリケーン“ヒラリー”(カテゴリ5級)が発生することも…

ちなみに新しい掃除機の“ウリ”は『トルネード』だそうです。
たつまき

【追記】
理不尽に席巻するハリケーンに対して時々、(本当に時々)どこかにデスノート落ちてないかな~なんてちょっとブラックに考えることはあります。(ほんとうにちょっと)
でも、そんな時にも
「ごめん…僕がわるかったよ」
~で明るい将来が拓けてきます。
まさに普段虐げられている殿方にとっては世界平和のための魔法の言葉ですな(苦)

しかし、いくら掃除機が新しくなったからって農場長の事務所のデスクワーク書類まではそう簡単に片づけられないでしょう

ちゃんと片付けないとアナタも下取りにだすんだから…byヒラリー

なんて言われないようにしなきゃ(苦)
(今度は“サイクロン”か?)

《次記事予告》
―節分過ぎればまた日が昇る~の心―



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さっさと
3/3
桃の節句の女の子たち~

オトコってなかなか複雑なんだな~と思う農場長です。
(心の準備って…)

もし突然、年頃の愛娘に

「真剣にお付き合いしている彼がいるの…今度会ってほしんだけど」

…って言われたら、どうしますか?



さて、今日はお雛様♪
農場長家のお雛様は由緒ある旧家の物~ってわけではないけれど、それなりに美人なお雛様たち。

そんなお飾りをして以来、立て続けに単身女性たちがお客様で農場長家にこられるのです。

ヒラリーいわく
「お雛様、飾っているかぃ?一年に一度のことだから顔のあるものはちゃんと飾らないとご機嫌を損ねるのよ。ご機嫌損ねたらお嫁さんに行けないんだから!」
どの娘にもレクチャーしておりますな~
(長男の彼女、レディースファームスクールの研修生OG、某肥料会社のセールスレディ…)

ことの真偽はともかく、桃の節句を過ぎて早くお片づけしないと嫁にいき遅れる~なんて俗説もありますが、農場長的には「じゃぁね~♪」なんてさっさと嫁がれても困るのですが、やはりいき遅れるのも不憫でなりません。

なので農場長家、例年オカタは早いです…で、今年は特に早い!(驚)
夕食のご馳走が終わるか終らないかのうちに、さっさとヒラリーと末娘の三女と帰省していた次女で片付けてしまいました。

そ、そ、そんなに早くお嫁さんにいきたいのか~?

次女、三女「はぁ~???『さっさといけ!』って、言ってるの父だし!」

そ?そうね~そうそう!さっさといけ!すぐいけ!いけるもんならいってみろ!
もーーーーこうなったらいったもん勝ちだ!いけいけいけいけ!すぐにいけ!

次女、三女、ヒラリー「そんなこと言っていいの~?ワンワン泣くくせにぃ…」

別にいいんだ!花嫁の父は!泣き虫の家系だから!

次女、三女、ヒラリー「それにお姉ちゃんなんて…ねぇぇ~~~???」

な、な、な、なんなんだ!その『ふ、ふ、ふっ…』的なほくそえみ笑いは!
き、き、き、気に入らないぞ!
お、お、お、お姉ちゃんがどうしたっていうんだ!

次女、三女「さあね~???お母さんに聞いてみたら~」

ヒラリー「さあね~???本人に聞いてみたら~」

(絶句…!)そ、そ、そ、そんなこと怖くて聞けないし…


あ…でも、そういう覚悟って全然できていないわ~(沈)
どうせ、もう少し先の話でしょう…もう少し?…あと少し?…どれくらい先の話?
(まっ、その時はその時だけどね)

こんなふうにお雛様を飾ったり、しまったり…あと何回できるでしょうか~

ふうふふくろう

【追記】
農場長家のお雛様は場所をとらない三人官女の二段飾り
でも、お人形さん自体は結構大きくて、来宅するお客様には「りっぱなお雛様かざりですね~」と、たいがい褒められます♪
(てまえ味噌だけど~それに、自慢じゃないけどとても美人なのだ♪♪♪←農場長的主観)

某知人(母友)談
『わが家のは部屋いっぱいの七段飾り…出すのも、しまうのも一苦労…しかも、女の子たちは家を出て今では誰も愛でてくれないし…だから面倒くさいから飾らない…お嫁にいけなかったらお嫁に行けないでいいし~』

娘さんが巣立つと意外とそういう家庭、多いらしい…
それでも件の母友、農場長家のマメにお飾りするお雛様はシンプルなのに豪華で羨ましい~という…
意外と結婚適齢期(←そもそも死語だけど)が高齢化し、婚活女子が増える遠因になっていたりしてね?

たいがい初節句におじいちゃま、おばあちゃまにプレゼントしていただくか、代々祖母から母、母から娘と受け継ぐ雛人形も、たとえ一年に数日のお披露目でもあの時のあの事を想いだしたりして楽しいとおもう…

わが家のは、娘たちが保育園児の頃に作ったお雛様の絵や折り紙などの工作も一緒にしまったりしているから、それはそれは賑やかで華やかに飾りつけられます。

「真剣にお付き合いしている彼がいるの…今度会ってほしんだけど」

なんて言われたら、お雛様の絵や折り紙の工作、涙で滲んで見えなくなっちゃうだろうな…

~なんて思う加齢臭で疎まれているオヤジの今日この頃…

《次記事予告》
―新しい春は筋肉痛から~の心―




サクラ サケ!
2/18
新しい春、すぐそこに~

実はけっこうヤバいかなぁ~と思っていた農場長です。
(子育て区切りの親バカ記事)

本日、末娘の合格内定の連絡が届きました。
内定通知

職員室からかけてくる電話越しの声は涙声だったそうで、ヒラリーも思わずもらい泣き(泣泣泣)

内心、農場長もヒラリーも姉たちも兄も学校の先生も何となくヤバイなぁ~と思っていたので、大喜び♪
兄姉たちもメールで連絡しあって家族皆で喜びを分かち合った次第。

でも末娘、この春からは寮生活で本人は少しだけそれを楽しみにしているようですが、泣き虫でオットリしていてヘッポコな要領の悪い末っ子ですから、心配と言えば心配…
どうにかなると言えばどうにかなるのかもしれませんが…さてさて、どうにかなるのでしょうか?

それよりも何よりも、この春からわが家は農場長とヒラリーのふたりぼっち。
「ラブラブでいいわね~」とか「奥さんたいへんだ~」とか「さびしくなるね~」とか外野からはいろいろ言われておりますが、ふたりぼっちならそれはそれなりに奥さん孝行しなくてはなりませんな~

~でもって山村留学生でも受け入れしようかと、ちょっとだけ本気に考えたりして…
食べ物に好き嫌いなく、野球好きで、元気で明朗闊達で、芸達者な小学校中学年くらいの男の子がいいなぁ~
トラクターにもコンバインにも乗せてあげられるんだけどなぁ~

いやまてよ…野球少年団も、スケート少年団も、PTAも復活?????
いかんいかん!「これで義務教育も卒業です」宣言して、PTA総会で涙のお別れ挨拶する予定なのに、あっけなく復活か?節操無いな!と怒号が飛び交うね、きっと~

若者たちの新しい春もすぐそこにみて、希望の桜に色々な想いを託しつつ、合格祝いのプチご馳走にキンキンに冷えたビールがグビグビと喉をならすのでした。

【追記】
春からふたりぼっち…
たまに帰省してくる娘たちは
『このままじゃ、お母さんはカダフィー政権下の民衆のようでますますかわいそう!』
とばかり“真の民主化を勝ち取ろう!”キャンペーンを展開しつつ「オヤジの加齢臭をなんとかしろーーー!」的なシュプレヒコールを叫ぶ始末。

お願い…私たち夫婦のことはそっとしておいてください。
変な入れ知恵しないようにー

《次記事予告》
―男親とは複雑なのだ~の心―




遺伝
2/6
末娘の誕生日~

わりと濃いDNAを持っている農場長です。
(とりあえず足、洗ってみた)
足を洗った…といっても今まで悪いことしていたんじゃありませんよ。

今日は受験生の末娘の誕生日。
日曜日なので普段は離れて暮らしいている姉兄達も勢ぞろい♪
久々、家族全員がそろいました。

ヒラリーも御馳走作りに腕によりをかけております。
もちろん姉たちも~
ケーキは手作り母娘合作です。いやいや素晴らしい出来栄え♪
ハッピーバースデイ
長男も彼女を連れて来たので女性陣、賑やかで華やかですな~♪

そんなゲストをおむかえすることもあって、足…洗うのです。
しっかりと…ゴシゴシと…

実はこのところ、どういうわけか足…くさいです。ものすごく臭いです。
本当に…表現が難しいくらい(悩)なんて言ったらいいのか…とにかくひどいニオイ(オェ)
末娘、卒倒するくらい↘
ヒラリー、あまりの刺激臭に頭痛がするとか↘
自分でもひどいな~と思っていましたが、今だと逆に臭くないと体調悪いかも?と心配になるくらい…きっとしっかり足の裏に汗をかくせいだと思うのです。

~で、食事後に告白
農場長「実は最近、ものすごく足臭いんだ~さっき、足洗ったの…」
娘たちに非難ゴーゴー…かと思いきや~
次女「いや、きっと私の方が臭いし!」
長女「はぁ~?私にはかなわんでしょ!」

おいおい、いい年ごろのお嬢さんたちが足の臭さを競い合ってどうするんだ(爆)
でも、予期しない方向に話が展開していって農場長、ちょっと気持ちが楽になりましたな~

ヒラリー「そう言えば、娘たち父さんの遺伝子よく受け継いでいるわ」
長女、次女、三女「うぇぇぇぇぇぇぇ~」

うぇぇぇぇぇっぇえ~って、さっきまで足の臭さ選手権してたじゃんw

そうそう、長女の足の裏ベタベタなのもお父さん似
そうそう、次女のタダレミミもお父さん似
そうそう、三女の偏平足もお父さん似
そうそう、三人とも腰にモシャモシャと毛が生えているのもお父さん似

長女、次女、三女「うぇぇぇぇぇぇぇ~ショック死する~お嫁に行けない~気持ち悪い~」

DNAの恐ろしさ、思い知ったか(ドヤ)

長男「あ…腰毛、俺も生えてる!」
何をいまさら~それくらい父ですから知っているのですぞ(エヘン)
でもヒラリーいわく長男はよりヒラリー遺伝子が濃いのだと言う~ほんとか?

にぎやかな誕生会
手作りケーキがいつもより甘く感じるのでした…

【追記】
ちなみにヒラリーの足は全然臭くありません。カサカサです。足の裏も人生も…

《次記事予告》
―どうする?担い手~の心―




ブラックアウト
11/22
愛犬の受難と家族の在り方を想う~

暗闇の中で吠えてみる…ことを想像してみた農場長です。
(久々のペットネタ)

前日(11/21)、町内のPTA研究大会で講師紹介を担当した田舎の中学校PTA会長4年目の農場長。

====================

講師 香取貴信氏紹介

香取先生は
1971年 東京のご出身
1987年 株式会社オリエンタルランド準社員としてお仕事につかれ
2004年 代表取締役そして有限会社香取感動マネジメントを設立いたしました。

「誰にでも出来る当たり前のことを、誰にも負けないくらい徹底的に行う」をモットーに、感動を呼ぶサービスをうみ続け、各業界の注目を受け人材育成やご講演活動など多方面にわたりご活躍されております。

メディアにも多数ご出演され、
著書には「部下の本気に火をつける情熱のリーダーシップ」
「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」
「他の店が泣いて悔しがるサービス」などその他多数を御出版されております。

またご自身のブログ「香取貴信の感動日記」は、各地でのご講演の様子や人材育成の取り組みを紹介されて反響も大きいようでございます。
参加者の皆様もぜひアクセスしていただき、本日の研修をより一層充実した物にしていただきたいと思います。

それでは本日の演題
「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」としました、ご講演をいただきたいと存じます。
香取先生、よろしくお願いいたします。

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そんなカンペをつくって重役出勤のPTA会長
義務教育過程では最後になる事業で、少しだけ肩に力が入らないお役目をいただきました。
前々日来(記念式典同窓会)の酒ヤケの声での紹介でしたから、少し格好悪かったですがご愛嬌としましょ~

さて、香取氏の講演は…
町P連講演

いやいやいや、素晴らしい♪感銘を受けました♪
元ヤンキーだった香取氏が、ディズニーランドのスタッフとしてアルバイトから始まり、如何にお客様に喜んでいただくか?を覚醒するストーリーと、ディズニーランドに来られる様々な家族模様が興味深くて引き込まれてしまいました。
まさに、あっという間の2時間♪

ディズニーランドをとおして、親とは?子どもとは?そして家族とは?を考る機会になりました。


そして今日
地元十勝は幕別町出身のスプリンター、福島選手がアジア大会100m決勝で金メダルがなるか~と、農場長がTVにかじりついている時に事件は起きたのです。

昨年9月から飼っているナンチャッテ柴犬のパンちゃんとクウちゃんが、脱走して見当たらない…

夜になって、ヒラリーが血相を変えて探しているのです。

この春からは、屋外につないで散歩させたり、一緒に畑に行ったりしていたわが家のドラムス子たち。
時々脱走するのですが、たいがい呼べば戻ってくるのです。

ちなみに昨年9月はこんなんで…
赤ちゃんクウ
赤ちゃんパン

こんなになって…
ちびちびクウパン

今やこんな感じ…
少年クウ
少年パン

まあ、だいたいはヒラリーのいうことしか聞かないのですが…
しかし、今回よんでもなかなか戻ってきません。
折しも、雷雨…風も吹いてきていやらしい天候に…

すると、しばらくして鎖をつけたままクウちゃんが戻ってきました。
どうやら、パンちゃんも鎖がついたままのようです。
もしかしてどこかでひっかかり身動きが取れなくなっているのかもしれません。

ヒラリー「なんか遠くで、ないてるような気がするの…車で捜しに行きましょう」

~と、心当たりの場所に軽トラックで出かけていくと…

あ…ほんとうだ…耳を澄ませば、聞こえる…

キャアン…キャアン…キャワンワンワン…

どうやら十勝川の方です。

河川敷の車の進める場所まで行きつくと…さっきより声が大きくなって…

農場長&ヒラリー「パァーーーーン!」

キャン…キャン…キャン…アオオオオオオオーオオー

いる!

でも、この暗闇…
車は進めない…
川は増水し、足元は危険…二次災害の危険だって…
雨は一層激しくなって、雷の閃光がおどろおどろしく…

農場長「あきらめよう。明日、明るくなってから捜そう」

しかし、ヒラリー毅然と言います。

「そんなわけにいかないでしょ!家族なのよ!」

たしかに…
でも、このままじゃあまりにも装備が不十分。
一度引き返し、ライトを準備し雨具をきて、ちょうど帰宅していた本来の飼い主の長男を助っ人にすでに戻ってきていたクウちゃんもつれて、再度捜索に!

ちなみにパンちゃんは黒犬なのでこの暗闇では、手持ちの懐中電灯くらいではすぐそばまで行かなければ確認が難しいかも…

長男「パァーーーン!」
キャン……アオオオーーーオオオオーオオー

農場長「パーーン!」
キャン…キャン…ワンワンワアーーーンー

ヒラリー「パンチャーーン!」
キャン…キャン…キャン…キャアオオオオオオオーオオーオオオオオー

近くだ!近づいている!

車から降りて300mくらい進んだでしょうか…ピタリと声が聞こえなくなってしまいました。

長男「パァーーーン!」
農場長「パーァーン!」

すると突然
ヒラリー「あそこ!あそこにいる!」

どこ?どこ?どこ?どこ!

あそこ!あそこで目が光った!

あ!ほんとうだ!あんなところに!

河岸段丘の崖を駆け降りて長男と二人急いで駆け寄ります。
どうやら、河原の流木と大石の間に鎖が引っ掛かっていて身動きが出来なかったようです。

パンちゃん~
助けに来てくれたの?ありがとう!ありがとう!うれしい!うれしい!僕、嬉しい!!!
と、全身で喜びを爆発させています。

長男&農場長「わぁかった!わぁかった!よかった!よかった!」

この後、ヒラリーになぜ脱走したの!どうしてこんなところまで来たの!とヤキが入りましたが、ヒラリーが心配してくれていたことがまるで分かっていたかのように、従順にしかも“うれしい!うれしい!うれしい!よかった!よかった!よかった!”モード全開で、ヒラリーに抱きしめられていました。

だって家族でしょ!

いつしか雨も小降りになり、それでもずぶ濡れになった二匹と三人の家路に向かう安堵の道のりは少しだけ家族の絆を強くするのでした。

【追記】
いわゆる男性性と女性性では、家族の有りようや構築の仕方が違うのかもしれません。
「だって家族なのよ!」の言葉にぐうの音もでませんでした。
その点、父性は不器用ですな~
はたして背中を見せていただけで、それとして分かってもらえるものなのかどうか?
もちろんたとえペットとはいえ、可愛い可愛いだけで育てたわけではありませんが、農場長より普段からより厳しい態度のヒラリーになついてしまうのは不思議です。

やはり、母性とは偉大なり…ということでしょうか~

ただしヤンチャ坊主のワンコちゃん達に、その想いが通じているかどうかは分かりませんが…

《次記事予告》
―北海道農業士協会道外視察研修(その1)~の心―