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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
開花宣言
4/30
我が家のエゾヤマサクラも開花宣言…と、同時に春作業の最速記録達成!~

昨夏の強風で風倒木になってしまった我が家のシンボルツリー…樹齢60年を超えるエゾヤマサクラが開花しました。
その生命力の凄まじいこと…狂おしい花芽の数につい感嘆の声をあげてしまいます。
サクラ開花


そんな日(4/29)に甜菜の移植作業が終了しました。
ニンジンの前進栽培を取り入れてから、植え付け作業の前半戦~、馬鈴薯、甜菜、ニンジンと4月中に終了するのは初めて~、最速記録を樹立しました。

甜菜の移植作業で最も重要なのは、初期成育の確保…つまり如何に早く活着させるかに工夫を凝らします。
健苗


そこで、我が家の“コツのコツ・ミソのミソ”の三つを紹介。
《施肥位置》
作条にきる肥料の位置を出来るだけ浅くなるように、プランターの肥料のオチ口を逆にしています。
ジャバラを反対に付け替えるだけ…たった、これだけで施肥効果が倍増します。
施肥コルター


《鎮圧》
けっこう、嫌うヒトがいますが鎮圧のためにローラーをかけます。苗が濡れていたり、雨天の時はNGですが、以前ローラーをかけたところとそうでないところ、段違いの生育になったことがありました。
また、成形することでカルチィング効果を誘導しますが、それはまたその時期になればオイオイと…
ローラー


《紙筒を突き破る》
意識的にペーパーポットを傷つけて、発根を促します。
活着後、掘り返してみるとそうでないものとの差は歴然でした!
画鋲


こうして、40日以上の温室育ちの育苗期間を経て、北の大地の厳しい条件の下へ定植され、約6ヶ月後の収穫時にはマルマルのカブに育ち、真っ白い砂糖になるのです。

水を含んだ苗箱も、肥料も重いので手も、腕も、肩も、胸も、お腹も、腰もパンパンです。
紫外線も、きついので一気にクロ腕になってしまいます~

白い小麦粉…、白いお豆腐…、白い片栗粉(馬鈴薯澱粉)…、東京銘菓の“ひよこ”の白あん…、そして白い砂糖…
そんなパンパンのクロ腕に支えられて、北の大地で創られていくのです。



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一本でもニンジン~♪
4/29
植え付け前半戦無事終了~
芽室町の新農業経営者育成システムの研修生のショウイチロウ君を受け入れてから明日で一週間。
ショウイチロウ君


おかげで、順調なビート定植は移植機のトラブルやロスがありながらも、本日終了。
我が家としては最速での蒔きもの前半戦を終了!なんとか、がんばりましたっ!

今日は前進栽培の人参の播種と、ダブルチーム…
人参の種は、実はメイドインチリ。もしも…の話をすれば、不測の事態があって海外から食料が輸入されなくなるような場合、そもそもそれ以前に種子が輸入されないので“国産”の野菜達も栽培出来なくなってしまいます。
ニンジン種


~が、それはそれ…時期になれば、やるべきことをやらなければならないのが農夫のツトメ!
JAの出荷計画に基づいて指定日に、共同のプランターで播種していきます。
ニンジン播種


小さい種なので芽が出るまでけっこうデリート…
収穫予定は8月上旬、野ウサギの好物で時々エゾシカにも食べられちゃうけど(野生動物が食べたって美味しいんだから、人間様にだって美味しいに決まっている!)
順調に、育っておくれよ…
そんな期待に、ニンジンは照れて紅くなるのかもしれません。




朝日に向かって畦をきれ
4/23
ビート♪…白い結晶が太陽の恵みなわけ~

いよいよ甜菜(シュガービート)の定植開始!
…の前に、色々と段取りがあります。

ブロードキャスターで肥料を全層で施肥して(農園日記4/22『ブロードキャスター考』)、ロータリー耕で整地した後、肥料をきっていきます。ぞくに、“畦をたてる”とか“畦をきる”とかの作業。
専用の施肥機(プランター部分を取り外した専用機)で肥料をおとしていきます。もちろん、施肥位置は浅くなるように改良しています…苗が早期活着するようミソのミソその1です。
ビート施肥


同じ頃、ハウス内ではビートの苗とり…3/8に播種をして一週間後にこんなだった苗が~
ビート発芽


こんなになって、すっかり植え頃。
ビート移植苗


苗とり機で3分割し苗箱に入れていきます。
ビート苗分離


そして圃場へ~
移植機の仕様はサークルの4畦の2人のり~
ビート移植機全景


苗を専用の“クシ”でとり、移植機のステージに並べていきます。
移植機ステージ


ちなみに栽植密度は10aあたり、7200株。一株、1000gのビートが穫れれば、理論上7200kg/10a穫れるのですが…
砂糖の原料(いわゆる『品目横断』の対象品目)ですが、そんなに甘くありません。

でもでも、ハウス内で育った小さな苗達はそんな農夫達の期待をうけて、恵の雨を待ちわびながら、北の希望の大地に定植されていくのです。

順調だと、今年の早いエゾヤマ桜の満開の時期に終わる予定ですが…
明日も朝日に向かってトラクターのハンドルに力を入れるのです。





ブロードキャスター考
4/22
より速く、より遠く、より均一に~
施肥ブロキャス


早朝でジャガイモの植え付け終了…いよいよ甜菜(シュガービート)の定植準備!
昨夏、秋播小麦の収穫後に堆肥を散布し緑肥を播いて10月にすきこんだ畑が我が家ではビート畑になります。
今年は融雪が順調で、融雪剤の散布が省略できました。
そして圃場が乾き次第、スプリングハローで砕土整地をして地温を上げてから、肥料を全層で撒いていきます。

作業機は『ブロードキャスター』~トラクターのPTOから駆動して円盤をまわし肥料を散布する機械です。相棒の本機は、そのシリーズでは“名車”と誉れ高いFORD4000。
若干ミスマッチですが、春先は小麦の追肥からはじまり、ビート、ニンジンの全層施肥と出番が目まぐるしいので装着しっぱなしの臨戦態勢~
小麦の幼穂形成期の分肥などは、タイミングが意外とデリケートなので植付作業と競合してしまいますが、実作業率は肥料の供給ロスがあるものの、理論上の作業量は畑作機械では群を抜いて働き者です…肥料の種類や撒く量によって異なりますが、一時間に2haくらいは散布できるでしょうか~

しかも、大規模化に伴い作業機の大型化、効率性や性能は特に管理作業機で飛躍的に伸びましたが、そのもっともたるものがこの『ブロードキャスター』です。
精度(散布の均一性)も向上し、散布幅もスプレアー(防除機)に合わせられるのでロスが無くなりました。事によると近年の北海道畑作本作小麦の多収要因を支えているアイテムになっているのではないでしょうか~

ビートの場合、我が家では三種類の肥料を全層します。
MGタンカル…酸度矯正のため~
ダブリン…リン酸強化のため~
甜菜用高度化成…肥料ヤケの回避や活着促進のため~
ちょっと、手間がかかりますが、ここでやっておけばあとが楽になります。

ちなみに、『ブロードキャスター』はH13に購入したもの。我が家では割と新しい作業機~
一方、F4000はH8、町内の酪農家から中古で購入したもので、1960年代に製造されたもの…
私とたいして歳が変わらない名機は、この春も轟音を響かせて力強く大地を駆け回っています!




うわさのガジャイモ~♪
4/18
ジャガイモの好きな人には悪い人はいないようです~

いよいよ始まりました!今シーズンの植付作業!
まだ、明け方は霜で畑も白くなりますが、例年から4~5日早いまずは、ジャガイモから~
馬鈴薯植え付け


25年をすぎたフォード6600Qキャブ二駆に、ポテトプランターを直そうしてカッティングをしながら植え付けていきます。ちなみに、このプランターも15年をすぎました…今シーズンも、頑張って動いております!
カッティングプランター


予定では、20日までには終わらすつもりで16日午後から始動しましたが、この時期PTAの総会や色々の会議でなかなかマルマル一日稼働できません。
それでも、2畦ながら順調ですと一日3ha以上は植え付けていきます。
植え付けプランター


先に観光農園用の食用種、キタアカリ、メークイン、レッドムーン、インカのめざめを植え付けます。
それぞれに、特徴のある味わいと性格…秋に、お届けするのが楽しみです。
次ぎに主戦力のコナフブキ~でん粉原料用(片栗粉)の専用品種を植え付けていきます。

ちょっと圃場は乾きぎみ…
畑にも…、そして農夫達の心にも、身体にも潤う雨が欲しいところですが、先ずは順調な天候で春作業の貯金を貯めなければなりません。
豊かな郷土に鳴り響くトラクターの轟音が、大地の恵を耕し躍動溢れる季節を迎えて農夫達の血管を今日もアドレナリンが駆け抜けていくのです。




大さじ一杯…
4/14
肥料混ぜでサジ加減~
肥料混ぜ


就農した当時からやっている単肥配合は、今ならもっと楽に効率よくできる工夫があるのでしょう…が、古い機械で、肉体労働で乗り切る春作業の中でも最も重労働~!
あるシーズンの研修生は、何が一番大変だった?との問いに「肥料混ぜ!」と、答えました。
色んな履歴の持ち主でも、研修開始早々20kgの肥料袋をポンポンと運ぶことはさすがにできません。
本当に…本当に、ごくろうさま~

肥料袋を止めるシーラーも20年を超えて、骨董品の部類になってきました…
でも、この辛抱で、高度化成の肥料代からみて2割以上、コストを抑えることができます。
圃場や作型にあった施肥設計で、無駄を省いたり強化したい成分をサジ加減します。
その基となる、土壌診断も昨秋、前年度の研修生がシャベルと診断表とビニール袋をもって、圃場をポタポタと歩いて採取したもの…
それに、単肥自体は水溶性の成分が多いので、作物の初期成育にしっかり効きます。
一石何鳥~でも、重たい…腰痛い…腕パンパン…

そんな、見えない汗のおかげで作物達は北の大地で、揚々と育っていくのです。



その土塊の手は
4/8
第57回、道青協定期総会を無事終了~

【北の大地の万歳…青年最後のお仕事】
「人生のさいころの目なんて、どんな風にふられるかわからないもので、今日関東圏は春の大嵐だそうで、部長研修の講師をお願いしておりました神薗先生が穴を開けてしまうことになりました。
 平成8年、単組の副部長からこの道青協総会に出席するようになって10年以上を過ぎましたが講師がこられなくなるアクシデントは私は初めてでございます。
 振り返りますと、一昨年の総会では僚友、上川の坂本副会長が病気で倒れ、昨年は越後副会長が御子息の緊急手術で欠席され、呪われの道青協総会とささやかれておりました。杉山さんが道青協の役員をつとめるようになってからの不幸続きでございます。
 
…が、まずもって、退任される役員の皆様には自己と家庭を犠牲にしながらも、多くのものを手に入れた青年部活動ではなかったかと思います。自身もその経験者でありますから心情理解するところではありますが、今後はいち地域人、いち農業人、いち家庭人として益々の御活躍を期待すると同時に、感謝と労いの言葉を述べるところであります。
たいへんご苦労様でした。
ありがとうございました。

さて、道青協役員として6年間このステージにかかわりを持つものでありました。この卒業の時に、お伝えしたいこと、お話させていただきたいことは既にその頃から準備をしてきたつもりでありました。
尊敬する上川地区は和寒の中原先輩(H15、第26代道青協会長)がこの総会の締めに『一度、座ってください。』と言った心情がこの立場にあって、わかるものであります。
しかし、会場延滞料をとられるような無粋なことは慎みたいと思いますが、そんな想いのかけらで言葉が多くなるのを良としていただきたいと思います。

 実は、毎年この時期に気になりつい見てしまうのが僚友、盟友たちの“手”であります。
 昨日も、総会前段の打合せで役員の皆さんと懇親会をさせていただくのですが、そのビールを注ぐ手、注がれる手の逞しさに男ながら見とれてしまうのですが、けして美しくない土塊の農夫の手が私の、私たちの周りにたくさんあることに今更ながら気づかされるのです。

 365日、牛を愛でる酪農家、畜産家の盟友の手…、融雪財を撒く手…、肥料を動かす手…、モミを播く手…、種芋を選別する手…、トラクターを操る手…
その逞しい春を動かす手は、希望の大地を耕す百姓の手であり、愛するものの笑顔を支える手です。
その手は豊かな郷土を育み、この国の自然や生き物や季節の機微を表現できる豊かな感性を持った日本人の手です。
その手は…けして、殺戮兵器を作る手やミサイルの発射ボタンを押す指にしてはなりません。
その手は…、トンチンカンなことをいう政治家たちに『No!』と、書ける指や手でなくてはなりません。
その手は…、北の大空と大地を奏でる繊細な手であるべきです。
その手は…、上川の三連覇を阻んだ十勝を倒す互いを研鑽する手でなければなりません。
青年であれば、せめてその手は、…愛する人の肩を抱き、髪をすき、頬をさする手であって欲しいと思います。
そして、その手は新年度、トップリードする越後新会長の背中を押し、踏み出す勇気を与える手であって欲しいです。

そんな想いを…
総会次第では万歳とありますが“ガンバロー”が定番となっております。ここで、本来なら『足を肩幅に開き、左手は腰に、右手は肩口にかまえて!』と、なりますが、道青協27代の元会長はあえて禁をおかそうと思います。
 『北の大地の万歳』で締めくくります。私のやるとおりに、私のやるとおりに、私のやるとおりに、北の心を一つに合の手を入れていただきながら、よろしく御唱和のほどお願いいたします。

“それでは参ります!かまえて!しっかり、かまえるまでやらない!かまえて!来賓の平尾常務もかまえて!…ヘソ下三寸丹田に力をこめて、大地に踏ん張りかまえて!(おー!)
 宗谷、頑張るぞ!(おー!)留萌、大丈夫か!(おー!)上川、頼むぞ!(おー!)空知、やるぞ!(おー!)後志、任せたぞ!(おー!)石狩、いいか!(おー!)道南、頑張るぞ!(おー!)日胆、いいぞ!(おー!)北見、やるぞ!(おー!)釧路、頑張るぞ!(おー!)根室、佐々木を頼むぞ!(おー!)十勝…、ありがとう!(おおー!!!)みんな頑張るぞ!(おー!)北の大地を耕すのは俺たち青年だ!(おー!)頼むぞ!(おー!)負けないぞ!(おー!)頑張るぞ!(おおー!)頑張るぞ!(おおー!!)頑張るぞ!(おおおー!!!)
…ばんざ~い!(ばんざ~い!)ばんざ~い!(ばんざ~い!!)ばんざ~い!(ばんざ~い!!!)”

 ありがとうございました!」

二次会の某マテリアルでは、中田顧問と私とにふるまわれる、ケーキや花束のビックサプライズ!
感謝…ただ、感謝のみ…
卒業ケーキろうそく


たくさんの人達に支えられ、青年卒業です。





教育文化のともしびが消えていく
4/6
屈足社会教育推進協会(社教)の解散総会~

先月の社教役員会で『もう、もたない…いたしかたないでしょう…』と、社教は解散する事を総会で上程し、会員の皆様に理解していただこうと臨む解散総会…
私は一期目の副会長の立場で雛壇に座り、何か複雑な気持ちで議案書に目を通すのでした。

「では、第3号議案、社教解散について説明いたします…」
社教会長は、地域振興に熱心な今は閉校した小学校の元PTA会長経験者。
PTAを卒業してからも、学習発表会の有志の演目で『金々颱風一座』の座長(金田さんだから…私もヒラリーも一座の団員でした)として子ども達やギャラリーを楽しませた方です。
やはり、想いはどこか同じなのでしょう…トツトツと解散文を読み上げます。

「解散文
 屈足社教は当時の有志によって昭和37年1月地域の活性、文化生活の向上を図るため設立され、年度総会は役場、農協関係の来賓者出席多く地元住民で会場一杯でした。
 また、整った施設と大きさから結婚式、ダンスパーティー、各セミナーなど数多く貸し出されたところです。
 部会活動での部落対抗ソフトボール大会は特に熱の入った行事で、毎年が社交の場でした。そのことから、町内で最も反映していた先進地域と称され、屈足社教のリーダーシップが最も華やかで活躍の宿した時代であったことを記憶しております。
 高度成長期を一気に駆け巡る中、社教40年余りの歴史の後半は、少子高齢化と言う時代の高浪に飲み込まれ、地域の中心屈足小学校が4年前閉校となり、そこで社教の役割として村おこしを図り盆踊り一本に絞り3年間頑張ってきましたが若さは待ってくれず、気が付きますと昔の若者も随時年金受給者となり各方面色々な付き合いの負担金出費の中、我が社教の会費もさほどの見返りもなく負担になっている話しも耳にするところで、先日の役員会で将来を見据えた話し合いの中、社教に求められていることも格別なく、人もいなく、お金もなく、今年は役員改選の区切りもあり、ここいらが潮時であることを身に感じ参加役員一同一致のもと、勇気を持って今年度で解散する決意に至ったことを報告いたします。
 先人、諸先輩が切り開いた努力と苦労に尊敬の念を抱きながらも時の流れ、現実を見定めた選択にご理解いただきまして、3号議案の承認をいただきますことを謹んでお願いいたします。」

「社教解散の後、『農村改善環境センター運営委員会』の会則を定め、社会教育事業を閉じてそれに引き継ぐことについては後で提案いたします。意見を求めます…」

某「社教の看板をはずすの?なんか、地域が落ちぶれていくのでは?役員会での苦渋の判断は尊重するけど、地域の多くの人は、社教を拠り所にしてきたはずだから、解散…なんてなったら驚くのではないか?」

そう…多くの方はそうかもしれません。
でも、「地域が落ちぶれていくのでは?」…ではなく、既に落ちぶれている…100年の小学校が閉校した時点で村立基盤を失っているのです。
そして、それは誰のせいでもありません…このままでは、特定の役員がたとえ意欲と能力があったとしても、すり切れてしまう…時の流れは冷徹で残酷です。
でも、でも…それでもその集落に土塊にまみれ、住み続ける人もいるのです。
変化の春に、土塊の農夫の苦悩は続きます。




ジャガイモさんコロコロ
4/5
研修生の初日…種イモの選別作業を~
いもより


今日から出勤のレディースファームスクール(LFS)研修生のゆかりちゃんは、オリエンテーションもそこそこに種イモの受け入れの準備にと、段取り作業のめまぐるしさに午前中はアップアップ…しかも、重たくて汚くて濡れる仕事でたいへんだったかも~
でも、午後からはトラックで搬送してきたコナフブキ(澱粉原料用)の種イモ選別に戸惑いながらも家族の話や、なぜLFSに来ることになったのかを話してくれるのでした。

おやつ休憩の時、ホストファミリーをどう呼ぶか打ち合わせ。
「にいさん(私)、ねえさん(ヒラリー)、とうさん(父)、かあさん(母)~でいいね?」
…考えてみれば、21歳の彼女のお父様の歳は私と同じ40歳代~を、“にいさん”と呼べ…と~
少し強引かもしれないとは思いつつ、父母を“じいちゃん、ばあちゃん”とはやはり抵抗もあるし、“カズオさん”…みたいな、アンダーネームではちょっと恥ずかしい…(ヒラリーにだってそんな風に呼ばれたことがないのに…)

「ちょっと仕事に対しての注意は厳しいかもしれないけど、仕事ができてそれだけでいい…となれば、ギャランティーに見合う能力の雇用を頼めればいいことだけど、研修生、実習生はそういうわけにいかないの…いちいちうるさく言わないで済むものなら、見ないふりが一番楽だからね~でも、研修となれば、それなりにそういうものの中から何かを学ばなければならないの。そのために、このスクールを選んだ訳でしょ?」
「はい!」
う~ん、ヒラリーもなかなか成長している!そうやって、お互い成長していくんだよね~
「そう…あとね、やらされている…と、思ってやっているうちはその仕事は身に付かないからね~」
「はい!」
監督に、先輩に、両親に…やれと言われてしかたなくやっているうちは、その中から何かを見いだすことはできません。

「種イモっていうけど、種じゃないのね~これは、茎…地下茎。だから、日光に当たると緑色になるし、それは苦くて食べられないんだよ。スパーで買ってきたジャガイモは暗くて涼しいところで保管しないとダメなんだよ~」
「そうなんですか?」
そうなんです…

慣れる頃には種イモの選別作業も終わってしまうけど、過去の研修生から聞いたところ、目を閉じればジュガイモがゴロゴロ転がっていくシーンが夢に出てくるのだそう…
夢に出てくるぐらい思い入れのあるシーンに、彼女たち研修生はいくつ出逢うことになるでしょう?




入校式
4/4
ピカピカのレディースファームスクール(LFS)研修生~

順調な雪解けに、天気が悪くなる前にと早朝からの小麦の追肥を終わらせての翌朝…白いものがチラチラと…
今日は新得町立レディースファーム(LFS)の研修生の入校式です。

平成13年から、9名の研修生を受け入れてきました。
ミナちゃん…勉強家で働き者のガッツウーメン。
アユちゃん…ゴマキにチョイ似の子供達の人気者。
ユキちゃん…ビートの抜草がんばりました。
アイちゃん…夢はタイヤキ屋さんのシェフ。
トモちゃん…歳が近い長女との掛け合いは漫才みたい。
エリちゃん…おやつタイムの関西弁講座が楽しみでした。
アッちゃん…どんな仕事でも一所懸命でした。
ノリちゃん…良く気のつく農園スタッフの一員。
アズちゃん…天然?で楽しませてくれました。

一年一年、色々なドラマがありました。
10人目~今年は、札幌出身のゆかりちゃん。
研修生ゆかり

(左側、新研修生・右側はヒラリー)

土に汗する姿を、尊いと想えるような様々な森羅の出逢いに巡り会って、意義のある研修ライフを送ってくれたら~
ホストファミリーもワクワクの新しい春です。