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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
オホーツク青年農業塾
11/27
『JA青年部が果たす北海道農業の役割』~

サロマ湖のほとりに建つ道立常呂少年の家(ネイパルクッピー常呂)にて、網走支庁、オホーツク農業協同組合長会主催のオホーツク青年農業塾が開校されて、そのプレ講義の講演の依頼があり参加してきました。
サロマ湖

この春、青年卒業してからの立場では初めてのベシャリ仕事…適度な緊張感…
開校式

気合いが空回りするかもしれませんが~と、お断りをして、テストケースなんていうと失礼かもしれませんが自身のスキルも上げたかったので、割当たる120分のうちの半分を“ケースメソッド・もどき”にチャレンジ~

さすが、オホーツクの農業青年たち!
(←双子の兄弟=兄・十勝、弟・北見なんて例えてみましたが~)
反応もレスポンスも素晴らしくて、期待していたもの以上の青年の“生声”を聞けることができました。

…農業青年が果たす役割…の解題部分では『いかにわかりやすく国民、生活者、消費者、納税者に伝えるか、私たちのことを理解してもらうための“食育”を仕掛けていくことが大切…!』
そんな力強い答えが返ってきました!

そう…北海道農業は産業使命を全うし生産責任を果たしているのに、特に原料型作物の生産環境や生産者のなんたるかを理解されている国民はごく少数…
だからこそなお北海道畑作、酪農の政策環境は制度扶助が必要であることを理解してもらうためにも、時に突き上げるこぶしの角度や力強さにだって、工夫が必要なのです!
それこそが、“伝える工夫”
たとえば、“作文”で物事を動かすことだって出来るし、楽しくやれば人は集まってくるし、人が集まれば新しい可能性だって生まれる…そんな新しいもの、より良いものを創造する土壌は、実はエチケットやルールを守り、美しい所作を身につけることから醸成される…
塾生の生声につい触発されてしまい予定の時間をオーバーしてしまいました↘
(マイク持っちゃうと…ついいつもの…)

結局、一番脂っこいところ~『だったら、大手町と、霞が関と、永田町とこれからどう付き合うか?』と、いう部分を宿題にしてしまいました。
(懇親会に参加していたら…と、思うとちょっと後悔~)

青年を卒業してから宿題が増える一方です。




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安心のコスト
11/17
今日は何かな?学校給食運営員会の給食試食会~

今日は、PTA会長の立場から委嘱を受けている学校給食共同調理場運営員会の会議~
給食の試食会です♪

「では、いただきましょう~」
給食試食
…と、ついつい美味しそうなので、はしたなくもパクついてしまい、撮った写真も中途半端に↘
米飯、鮭汁、ゴーヤチャンプル、シュウマイ(2個)
美味しくてあっという間に完食!(ちなみに中学生分量)

お米はイエスクリーン米で、この11月から道産米の新米“ななつぼし”。
鮭汁やゴーヤチャンプルに出番が多かった豆腐は十勝産大豆指定。
ちょっと前まで世間を騒がせていた事故米、汚染米を使用した加工米製品も納入使用されていないとのこと…ごま油なんかも、国産に切り替えていたりと、本当に、給食を調理していただいている現場はよく頑張っています!

ただ、地場産、十勝産、道産、国産から食材を選ぶことは、同時に食の安全、安心に応分のコストがかかり増しすることもあって、管内でも給食費が高い本町でもやりくりは苦しいとか…
現行で小学校では1食210円、中学校では250円。それを年間194食…子どもたちの食を支えてる学校給食の重要性をあらためて認識したのですが…

そこで協議事項…給食費の値上げ改定について
PTA会長としては『値上げはやむをえないけど、その上げ幅はできるだけ抑えてほしい…』を、言うべきなのでしょうが、小麦製品が上がり、乳価も上がり…で、少なくとも農業者の経営環境にも直接的に関係することなので想いも複雑です。
しかも、小麦製品は道産小麦を指定していてお得意様!
国産麦の入札制度の変更により、私たち小麦生産者にとっては適正な価格形成を担保できるものでなければならないと思っているのですが、それも買ってくれる人、食べてくれる人がいるから…
学校給食の場合、安けりゃいい~と、いうわけではありませんし、もちろん安全ならどれほど高くても構わない~と、いうわけでもありません。
やはり、その辺の折り合いが難しい…

そこで、1食当たり小学校で25円、中学校で30円の値上げ改定で答申することに…
2、30円…たいしたこと無さそうですが、年間だと4,800~5,800円ほどの値上げになります。
う~む…ここでも家計を直撃しちゃうか…
保護者の理解を得るのには、そのかかり増しする安心のコストの小さくも重要なことに気づいてもらうしかないのですが…

食育が言われて久しいですが、こんな時こそ関わる者の知恵と工夫が試される時!
私たちの…、私たちの子どもたちの食は大丈夫でしょうか?




成層圏まで飛んで行け!
11/15
町P連研究大会・ロケット製作工場~

晴天!
でも、天気は下り坂…朝イチに中途半端にしていた秋起こしを終わらせて、町P連の研究大会の会場である新得小学校の体育館に向かいました。
(町P連研究大会、恥ずかしながら参加するのは初めてです…)

今年は植松電機の植松 努氏にお越し頂いて、「思いは 招く」と題しての講演あと、ロケットを作成して飛ばしました。
町P連研究大会次第
「思いは招く」…いい~♪
自身は、全道PTA研修以来2度目ですが、やはり楽しくちょっとホロリのお話にどの方も感銘を受けて、感動、満足したようです。
出来るだけたくさんの方に聞いていただきたかったのですが、土曜AMということもあってちょっと制約があったかもしれませんが、予想以上の来場者に主催者スタッフとして胸をなでおろしたしだい。
(参加誘導のPTA広報部長作成の手作り感満点のチラシ効果もあったようです。)
中学生にも参加してもらって嬉しかったです♪

講演の中で植松さん自身の家族のエピソードがいくつか出てきます。
「思いは招く」と教えてくれたお母さまのこと、
「男なら鉄で造れ!」といったエンジニアのお父様のこと、
「知識は盗まれない、お金があるのなら本を買いなさい」と示唆してくれたおばあちゃまのこと、
そして“ヤマトの父”沖田艦長に似たおじいちゃまのこと…
きっと、たくさんの家族に愛情いっぱいに育てられたのだナ~と思いました。
だからこそ、植松さんのあの飄々とした話し方の中にどこか温かみを感じ、聞いているものの心の襞にしみわたるのだと思います。

素晴らしい講演のあと、謝辞を任されましたがやはり想うものが溢れて、無粋にも多くを語ってしまいました…反省↘↘↘

昼食をはさんで“食”や奥さま、子どもさんのことや、講演中子ども達がロケットを打ち上げる映像とBGMが流れるのですが、その想いや制作秘話をお聞きするのでした。
そこで、植松さん、どこかお人よしっぽいところをいいことに、押し売りのようにひら農園のジャガタマニンジンセットをプレゼント♪
「美味しそうですね~」の笑顔が魅力的な方です。

午後からは、第2部ロケット作成
ロケット工作
意外と簡単に組たたります。
翼に色々な想いを書き込めて…

いよいよグランドで発射です!
発射準備
朝、抜けるような青空だったのに曇り空…でも、風がないので絶好の条件!
カウントダウン2
3機ずつ、60機以上が新得の上空に打ち上がっていきます!
点火
子どもも、大人も大興奮!!!
発射
いよいよ自分の番が来ました~(ドキドキ!!!)
植松氏「『成層圏まで飛んで行け!』と書いてあったので、このロケットには2倍の火薬を使います(ニコニコ)」
リップサービス満点!!
カウントダウン…
「3!…2!…1!(ポチッとな…)」
バ!シューーーーーーンーーーーー!!!
「うわぁーーーー!!!」
「うおぉー!」
「すごっ!(驚)」
「たけーーーー!」

誰のどんなロケットより高く早く飛んでいきます!
本当に2倍のエンジンだったんだぁ~!
パラシュートが開き無事生還~すごい滞空時間~大満足!

気持ちだけでも、成層圏まで飛び出しそう~
でも、植松電気で働けたら本当に成層圏を飛び出して宇宙旅行が出来るかも知れません。
(喫煙経験がなく、茶髪、ピアスはNG、右利きであること…→植松電気採用条件から)
そして今日のこの体験をした子ども達の中に、本当の成層圏を往復できるロケットに搭乗するエンジニアやオペレーターが生まれるかも知れません。

鋼のハートをもって挑戦し続ける植松さんに、多くの人たちが感化されたに違いありません。
「僕の時代では無理かも知れませんが、子どもたちが…僕たちのあとを受け継ぐ子どもたちにはそんな力が、日本を変えていく力があるんです…」

だからこそ、子どもたちの夢を枯らしてはならない!
湧き上がる勇気といっしょに、夢もまた絶えることがありません…
この夜、宇宙に向かって打ち上がるロケットを輝く表情で追いかけて行った子ども達はどんな夢をみているでしょうか…




こんな小春日和の穏やかな日は…
11/13
スピカたちの冬越し準備~

今日は秋まき小麦の冬越しの準備~雪腐病(ゆきぐされ-びょう)の防除です!
約100日以上、雪の下で越冬する小麦達には欠かすことができない必須の重点防除です。
Image447.jpg

想像してください…雪の下…

温度変化は一定で“しばれ”から守ってくれる断熱(断冷)材の役割をしてくれる雪ですが、光は通さずちょっとジメジメ…湿度もそれなりにありそう~
そんなんで、“カビ”が発生しちゃいます。
…で、そいつらが、小麦に悪さをします。
対処しなければならないカビは、“黒色小粒菌核”“紅色雪腐”“褐色小粒菌核”“褐色雪腐”“大粒菌核”…
もし無防除だと融雪後、廃耕に追い込まれたり甚大な被害をこうむることになります。
手の抜けない防除は、初冬の風のない暖かな日に済ませて乾かしてあげなければなりません。
Image448.jpg

そんな適期日はシーズン中に2~3日あるかないか…
わりとピンポイントで綱渡りな防除作業です。

この作業をおえると、北の農夫たちは冬眠の準備に入ります。
季節を区切る小春日和を境に、週間予報は雪マークが並び始めました…




豊穣の千秋
11/12

畑から収穫物がなくなって~
初雪降雪
先週の初雪と2度の積雪…その降雪の前にはまとまった量の雨が降ったので収穫作業がフリーズしていましたが、このところの小春日和に作業も急ピッチ!
しばれ
今日なんとか、甜菜と大豆の収穫を終わらせることができました。
最後の一往復
終わってみると順調でしたが、やはり白い奴らがすぐそこにいてこの時期は綱渡り…
でもこれで一安心~♪
Image445.jpg
あとはこの落ち着いた天気のうちに小麦の防除をやって、秋起こしと堆肥を散布して、機械を格納して、色々と後片付けをして、春肥料を運んで…
あとひと踏ん張りですが、でもでもこれで一安心~♪

ひと段落の夜に長男が修学旅行から帰ってきました。
豊穣の秋のゴールテープを見て、空港から帰る車中の土産話が一層、和やかにはなやかになるのでした♪




みどりからくろへ
11/2

ちょっと遅れた緑肥耕起~

甜菜収穫も新コンビで中期出荷も余裕で堀あげて~フリーズしていた緑肥を鍬込みました!
緑肥耕起基線

リバーシブルプラウがフルスペックならそんな苦労もしないのですが、H8に中古で購入した18-20×3のスリック・ジョインターモデルにゲージホイールとコルター(第2ボトムにコルターを改造装着したり…)をつけて改造したのが現在の主力選手。
スガノ3連横

弱点は緑肥あとやスィートコーンあとの耕起ですが、それも“ディスク前処理”で何とかカバーしてきましたが、今年はなかなかの苦戦…

本来、緑肥を天地返しするとなるとコルターは必須なのですが、特に、鍬込むタイミングはトラクター6640のクリアランス程度…それ以上伸びてしまうと砕土などの前処理をしなければ上手く起きません。
6640クリアランス

タイミングが遅れてしまうと繊維が多くなって、腐るのに時間がかかりますし、なんとか地温の高い状態で穂ばらみ期のうちに起こしてしまいたかったのですが…
そんなこともあって、播種時期を8月下旬にしているのですが、雨が少ない割りに意外と順調に伸びてしまい結局、デスクをかけてから起こすことにしました。
緑肥デスク

最初、やはりちょっと出来すぎていたのかジョインターに“モコモコ…”と引っかかってしまい、なかなか上手くいきません…↘
そこで、第1ボトムに鎮圧目的のためにゲージホイールを幅広タイヤに~
“快調!”
緑肥ゲージホール改良

ところが、圃場が変わると土質やでき方のせいかここでもなかなか上手くいきません↘
そこで、業を煮やして格納庫の奥の方にしまってあった20-22格子プラウの登場!
実に10年ぶりの現場復帰~
緑肥耕起後

そもそも、リバーシブルプラウが2機もあるのも贅沢なのですが、これにはちょっとしたエピソードがあります。
主力の3連プラウの前…就農した年にプロトタイプとしてスガノ農機からデビューした2連の格子プラウは、実は現場のリクエストから産まれたものです。
当時、まだまだスタンダードプラウが主流で、トラクターの大型化も今ほど進んでいなかったので“重たい”リバーシブルプラウは敬遠しがちでしたし、そもそも認知度がありませんでした。
緑肥耕起横

私は購入前年、北海道立農業大学校の在学中にスガノのリバーシブルプラウの実演があり、
『これからの時代はこれだ!』
~をみて、就農してすぐに購入したい農機具の第一候補にするのでした。
そして、父を説得してなんとか了解を得るのですが、スガノのセールスに
「だったら“格子プラウ”って作れないか?」
実は…そのリクエスターとは父だったのです!
そうして出来上がったものが、このリバーシブル格子プラウです。
昭和61年のことでした…
緑肥格子2連

集落で40ha以上耕作する先輩たちが、まだスタンダードプラウで片起こししている時代…
今はロートリィーな6600単車がまだピカピカだったころ…
足元をキングタイヤに履き替えて、畑を片っ端から起こしていく快感は今でも忘れられません~

そして時が流れ、10年以上働いて深耕神話も落ち着いたころ、後継機の存在に下取りに査定をかけてもらったところガッカリするような査定価格だったのでそのまま格納庫の奥の方にポツリ…

それがこの秋、復活!
しかも当たり前以上の仕事をみごとにこなしてくれました!!
(ちょっと心土でちゃったけど…)

昭和でレトロなスペックでも、農夫たちの土への思いに応えてくれるのが嬉しい秋起こしです!




郷土の幻肢痛
10/31

『新得町教育を語り合う会』に参加して~

今年で3回目になる“教育を語る会”は“~語り合う会”にして、町内の教育行政関係者、PTA役員、小中高学校、幼稚園、保育所の校長、教頭、園長先生などが一堂に会し本町の教育を語り合い、懇親を深める事を目的に、まずはグループ討議から各自ミニ提言をいただいてフリーディスカッションしていきました。

司会を依頼されて(実はちょっと、苦手だったりして…)、引き出すお話は~

高校、大学と同級生だった教育委員は『想像力を育む教育が必要』と、提言。
地元高校の教頭先生は『高校配置でリストラの危機』の新得高校の現状を…
こども達がお世話になった小学校の校長先生は『ネットいじめ』の警鐘と家庭教育の大切さを…
小規模僻地校の小中学校の教頭先生は『地域と一体となった学校運営』の実践を…

こういったミニ提言から柱立てしましょ~と、いう感じでしたが、少し時間に余裕がありそうなので私も話題提供として、全道PTA研究大会の分科会で感じたことを解題にして郷土を理解する社会科教育の在り方についてお話しさせてもらいました。
校庭の栗の木

「芦別市で開催された全道PTA研の一日目、新得小学校の教頭先生と分科会に参加しましたが、やはりそれぞれの立場からたいへん意義のある取り組みの事例発表があり、PTA会員として同じ悩みを抱き、同じように汗をかかれているのだな…ということをあらためて感じました。
例えば、子どもの安全を確保するための“見守り隊”的な取り組みでは、PTA会員のみならず、地域の協力が必要で、これからの学校運営は地域と共にあることが大切だ…と、まとめられておりました。
今後の学校教育、学校運営は地域の在り方、地域の教育力を介し社会教育や、生涯学習機能の充実に大きく関わっていくことと、重要なキーワードになっていくことはよく言われていることです。
本町でも、廃校になった屈足小学校、佐幌小学校(私や教育委員の出身校)はまさにそれを実践していましたし、トムラウシ小中学校はたいへん意義のある取り組みを行っていることを先ほど報告していただきました。

ただ、全道研究会の性格上、札幌マターになってしまうのはしようがないことなのでしょうが、僻地小規模校出身の自身にとっては『その程度のことが悩みになるのか?』と、いわゆる中央感覚にモヤモヤした残尿感が残ってしまうのは、私自身の性格の悪さなのかも知れません。
それでも、学校と地域の関わり方や地域の教育力を言うのであれば、芦別…つまり旧産炭地で行われた地方の“小都市”、中核都市でない街で開催されたことを背景にもう少し深い解析とその上で地域を語る感度が欲しかったなぁ…と、思いました。

国のエネルギー政策が石炭から石油になって、空知の産炭地の枯れ進みはすでにメディアなどで報道されているとおり、深刻なものがあります。夕張、赤平、歌志内、三笠、そして芦別…
さらに東の方に目を向けると、ソ連が200海里を宣言してから釧路、根室、網走といった道東の遠洋漁業都市や漁村集落の冷え込みは、沿線を車で走らせると否が応でもそのロケーションが目に飛び込んできます。
世界と仲良くすることで私たちの暮らしは便利で豊になった反面、国の政策転換や、国際化の波によってそういったものを犠牲にしていることを私たち北海道人はすぐ側で感じ見てきました。

それに比べると、この十勝は…わが国の食糧基地北海道にあって更に農業王国、酪農王国を言わしめているここ十勝は豊であることを実感すると思うのですが…
実は現在、農業もそういった構造改革の波に翻弄されつつあって、WTOやEPA、FTAの交渉結果ではその産業構造を大きく変えてしまう…極端なことを言うと、帯広が、北見がゴーストタウンになってしまう…そんな予断を許さない状況にあります。
たとえば、5年前…
まだ屈足小学校、佐幌小学校、上佐幌小学校が廃校する前、全道には二千二百校をこえる公立の小中学校がありましたが、今は二千校を切れているはずです。一年に40~50校づつ統廃合になっている…そんな学校のうち、実に7割近くがこの道東…、十勝、釧路、根室、網走管内の農村部に集中しています。
私どもの業界と所轄官庁が言うところの構造改革が最も先行している地域…は、小学校を亡くし地域の枯れ進みを一方で進行させている…本町だけでもこの五年間で、3校…隣の清水町は6校(北熊牛、熊牛、松沢、美蔓、下人舞、下佐幌)…まさにその集落のセンターコミュニティーを担う小学校を亡くしているのです。規模拡大が成功している背景にはそんな不具合も同時に内在しています。
更に言えば、旧屈足小学校区は65歳以上の住人が半数以上…つまり、限界集落になっているということです。もう、枯れ進む旧産炭地を、漁村集落を他人事としてみることが出来なくなったということです。

そんな中で、地域の“教育力”を求められても、実際かなりきついところがある…大切なことは理解していても、体が言うことを聞かない…屈足社会教育推進協議会もこの春、解散しました。
そんなジレンマは、思った以上に実は深刻で農村集落の基礎体力が大きく低下していることを物語っていると思います。
それでも、何かやらねば…、言わねばならいのだとしたら、地域理解や産業理解を通した学習で郷土愛を育む取り組みが必要ではないか…ということです。
昨年もこの会で、
『学校運営とより豊で逞しいこども達を育てる教育には地域力が欠かせない…その地域力はそこに棲む人達の郷土愛に支えられているもので、未来あるこども達の郷土愛を育む教育が社会科教育や歴史教育に求められている…』
~と、いったことを発言しましたが、その郷土愛を育む教育には、当然その地域の産業や成り立ち、歴史性や人や暮らしの関わりといったものを学ぶ機会も含まれると思います。

これは、要望になってしまうのですが、学校教育の現場で、ぜひそう言った取り組みに力を入れていただきたい…、そう言う指導を出来る先生を、工夫の出来る社会科教育を実践する教員を育てて下さい。」
教育木達

この後、懇親会になるのですが屈足小学校の閉校年に校長先生を務められ、この春から新得小学校に就いた白銀校長と、閉校になったとたん、綺麗に咲くバス停のサクラや、紅葉する池のモミジの鮮やかなことをお話しして痛飲するのです。

先生「社協も解散してしまったのですか…やはり正直、寂しいですね…なんとかしたかったんだけど…」
私「子どものことを考えると閉校はやむを得ないし、後悔はしていませんが痛くて苦しいこともあります。
知り合いに、ハーベスター作業で腕を切断した友人がいます。不思議なもので、無いはずの腕が痛いのだそうです…医学用語で“幻肢痛”と言うのだそうです。いま、僕たちの地域はそんな幻肢痛と闘っているのかも知れません…」
先生「幻肢痛かぁ…つらいでしょうが、対処療法はあるのですか?」
私「受け入れるしかないのだそうです。もう、ボクの腕は無いのだよ…と、時間がかかるのだそうです。」
大望

受け入れる…
もう、僕たちが、こども達が、暖かな恩師が通った小学校は閉校してしまったんだ…と…

少しセンチになりかけた心を…
本町の明るい教頭会から誘われた二次会のスナックで、全道PTA研に同伴していただいた教頭先生の自分よりずっと若くて明るい唄声に癒されるのでした♪




新コンビ結成
10/30

F6610DQ4WD登場!~
新コンビ

甜菜の収穫もあと一踏ん張り二踏ん張り…
ところが、ハーベスターのシーズンインから牽引している主力トラクターのF6600が、かなりへばってきました。
ちょっと手術代がかさみそう…
もちろん、25年を超える愛機ですから修理をするつもりですが、それでもこのシーズンは騙しながらでも何とか乗り切りたい…

そんなとき、ニューホーランドのHPの中古トラクター情報に、手頃な機種を発見!
早速、商談…
「エアコンの不具合があって…」
~それを了承して貰えるなら、さらに引きます…と、こちらとしてはグッドプライスで購入を決めたのでした。
納車は大安♪

そして、ビートハーベスターとマッチング!
新コンビ結成です~
新コンビ2

…なら、そこでF6600は軽作業のタッパーを…
タッパー6600

『う~む…、これでビート堀は寒さ知らずだ!』
タッパー6600-2

後継機ですが、結果的に増車…
ちょっと贅沢ですが、一雨事に条件が厳しくなる晩秋の甜菜収穫は、堀上げのタイミングも実は綱渡り的作業で、特に寒さに耐久出来るスペックは、安定的な作業性や効率性からいって欠かすことが出来ません。

もちろん、その寒さのおかげでビートは糖度を増すのですが…
お買い得で快適なスペックのせいか、いつもより少し大きなビート達も喜んでいるようです!




明日の土
10/27

甜菜育苗土の準備~

収穫の間隙をぬって、雨あとに来春の甜菜のペーパーポット用の育苗土を準備しました。
育苗土準備マニュア
土をとおすして、育苗肥料を混ぜるのは来春の3月~
その準備は実は前年の晩秋から始まっているのです。
育苗土準備ローダー
山土やハイコンセンをオーダーして夏の間にストックしたものを、マニュアスプレッターに積み込み酸度矯正資材やリン酸、微量要素資材を攪拌、混合して育苗土ハウスにパイルしていきます。
育苗土準備
この後、数日乾かして、しばれないようにシートで被覆します。

収穫シーズンのゴールを少し先に見ながら、来春の準備…
明日の土は、ハウスの中でしばし眠りにつくのです。