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プロフィール

ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
まずは土から
2/27
甜菜の育苗土準備~

来週は色々と行事や用事が立て込んでいて、いつもよりちょっと早めの甜菜育苗準備。
しかも明日は道青協平成16、17、19年会のOB同窓会♪
それまでに、キリのいいところを終わらせてしまいたいところ…
(先日2/26の準備からちょっと気合が入ります!)

まずは、昨秋準備した土をとおして育苗肥料を混合してパックにとります。
土とおし全景2
(ちなみに育苗土がなくなったハウスは、種子馬鈴薯の浴光育芽のハウスになります。)

…それだけの作業ですが、バケットで90杯、パックの数にして30袋
土とおし第一コンベアー

家族総出の作業~
土とおし全景1

以前は一杯いっぱい、スコップで通していましたが、約10年まえからこのツールとシステムになって格段に作業性と効率性がアップしました。
(単にスコップ作業をしたくないだけだけど…)
土とおしパック

もっと楽な方法や工夫の仕方があるかも知れませんが、費用対効果からいって今のところとりあえずこんなところでしょうか~
土とおし全景3

まだ春遠い北の大地で、それでもハウスの中の土たちは目を覚ましつつあります。

土に託す思いと豊作を願って、土の薫りに農夫たちも覚醒します!




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とうとうメタボ宣告

2/24
巡廻人間ドック~

そういえば、人間ドックでした…(焦)
先週の東京2往復中、著しく不摂生が続きましたから既に勝負あり…
忘れていたわけではないですが、心がけが悪いのを棚に上げて、受診前から敗戦処理投手の気分↓↓↓
人間ドック

にこやかに対応してくれている保健婦さんには恨みはないですが、受付時に
「きちんと保健指導受けましょうね~」的なことを言われて、早々とメタボ宣告↓↓↓

ばっくれることもできたのですが、メタボ検診は検診率が低いと真面目に受診している人にも迷惑をかけてしまう、いわゆる連帯責任が発生するペナルティー制度。
メタボと分かっていても受診する敗戦処理選手にはせめて優しい言葉の一言くらいあったっていいのに…

「デブと貧乏人は文句が言えないんですね?今の医療制度は?」

←そう思うんなら、そのお腹なんとかしなさい(怒)!byヒラリー

尿を採って身体測定…
体重計のデジタルな数字がかつて目にしたことがない数値に!!!!!(驚)

「うわぁ!観測史上最高値!恥ずかしい…」
保健婦さんも思わず吹き出してしまいました。
「順調に成長期です…なんて、シャレにならんですね?イタタタタです…大ショック!」

少しの待ち時間…気持ちが既にどこかに飛んでいってしまいました。

問診
「循環器系の質問です。肩こり、動悸、息切れ、めまいはありませんか?」
「あの…動悸が…素敵な女性を見るとドキドキします…(恥)」
「あらまっ!磨いてくればよかったわ~」
「それと、ヒラリーにはいつもドキドキさせられっぱなしです…(色々な意味で~)」
「はいはい、ごちそうさまでした♪」

血圧は…た、た、高い…
「お付き合いがあったりして忙しいでしょうけど、もう少しご自分のお身体の事しっかり考えましょうね~」
「は…い」
前回までは(と言っても三年以上前の検診で~)いわゆる生活習慣病もかろうじてイエローカードちょっと前の指導的注意で済んでいましたが、どうも今回は保健婦さんの声色が違います。

(ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ほんとうにごめんなさい)
←この時点ですでに胃に穴があいているかも…バリューム検査に期待大♪

楽しくお酒が飲めればそれでいい~なんてレベルではないですね…
ほら見たことかと、ヒラリーには叱られ、今度こそ性根を入れ変えねば!
~と、固く誓った次第
(そういえば今夜もPTAの飲み会だったわ~←ゆるい誓いだこと(怒)byヒラリー)

見えないものに支えられ、導かれ、助けられ、背中を押され~
でも、見えないもの…サイレントキラーも見えないものでしたねぇ~?

あ…ドキドキがとまらない…




導かれる
2/20
奇跡のフライト…農政改革特命チームのヒアリング~

今日は霞が関で農政改革特命チームのヒアリングで北海道畑作生産者として上京~

先週13日の金曜日にオファーをいただいてパタパタの準備期間。
ちょっと気合を入れて、フライトまでの時間を北農中にて昨日に続いての作戦会議…の、つもりで乗り込むと、航路運航の天候リスクのアナウンスを事務局からいただいて一気に緊張が高まりました。
札幌市内の雪はそうでもないですが、すでに午後便が条件付き、あるいは欠航になっていたりしているのです。

「やばいな…」

対処法として早い便に振り替えて空席待ちをエントリーする~とか、旭川空港から飛ぶ~(驚)とか…
結局、早めに空港へ…北農中の皆さんへの挨拶もそこそこに移動中のJRの中で酷くなっていく天候を見ながら、
「こりゃ~120%行けないな…」
~と、あきらめモード。
それくらい、ひどい天候でした(爆)

ところが、サファイアカードのおかげか意外とサクサクと手続きができて、多少遅れたものの無事千歳を飛び立つのです。
(昔の貯金がこんなところで効くなんて…感謝♪)
猛吹雪の千歳空港

まずは、東京大手町~
ヒアリングに参加する農業者で作戦会議…というので、全中ビルに集合ですが少し早く着いたので、全青協副会長の小竹氏や全国大会をやりきった事務局団としばし歓談♪

小竹氏からは、
「先日(18日)の“白い恋人”のお返しです~」
といって、お饅頭をいただくのです。
「あら?かえる?何ゆえ?」
「平さんが無事帰ることが出来るように~です!」
かえる饅頭

「あ~!ありがとうございます!そうそう、むしろ明日の方が酷くなるんですよ~」
「北のそんなの想像できへんのですが…」

地吹雪の中、北では白い車はNGだとか…
厳寒期だと最高気温が氷点下の二桁で、しかもそれが4~5日続くことがあるとか…
東京じゃ梅がほころんでいるけど、北は桜と一緒に5月の連休明けに咲くだとか…
府県から北に来られる時はパスポートはいらないとか…(←あたりまえ)
大雪のあと帯農の寮
ただ、北の住宅は高気密なので暖かくて(しかも異常に…)、真冬でも半そで短パンでアイスクリームやキンキンに冷えたビールを飲んでいたり~とか…
だからではないですが、外に出るとなると相当な覚悟が必要で顔や手がかじかんで、慣れない人だと生命の危機すら感じるでしょうね~とか…
(~そう、時々寒さでロレツが回らなくなる?←NGワードですね~失礼いたしました~)

全中役員室でのレクチャーも、本番は持ち時間一人10分とのこと
ひら「あ…じゃ~、13分ですね?」
某金井氏「ダメです!10分です!」
ひら「…ってことは、11分30秒ですね?」
某金井氏「い・い・え!貴方の場合は9分58秒です!」
ひら「あらら…フランクな感じではないのですか?」
某金井氏「議事録にも残りますし、マスコミも入ります!ちょっとそれなりに真剣にやっていただかないと…」
ひら「たとえば、『わたくし、今週東京2往復ですが北と寒暖の差が激しくて風邪をひきそうです…風邪薬の飲みすぎには気をつけたいと思います~』は、NGですか?」
某金井氏「ダ・メ!です」
ひら「地元選挙区民の自虐ネタでもですか?」
某金井氏「ダメったらダメです!」
ひら「そうですか…(つま~んないぃ)」

こんなやり取りがあったか、なかったか~
打ち合わせを終えて本番に臨むのですが、実は一度モチベーションが下がっていたので奮い立たすのに少し時間がかかりました。
ひとり眉間にしわを寄せてタバコを吸っていると、全青協の事務局女史がコーヒーを出してくれたり、
「何か資料、用意いたしましょうか?」
~と、気遣ってくれました。

たとえば、…そんな気遣いに、そんな見えないものに導かれているのだなぁ…
~と、自分にいいように解釈してのり込むのは、霞が関は中央合同庁舎4号館。

北はだいたいトップバッターで今回も…ちょっと空気が読めませんが、どうせ北の意見なら『水田、畑作経営所得安定対策』の色々を特化して発言した方がいいかと思い、一昨日の政策研究会の意見表明をベースに挑む10分…

高収量を実現した担い手の所得が旧制度並みに確保されていない…
現行の緑と黄の水準と仕組みでは適正価格を担保できていない…
条件不利地で高収量を上げている担い手のケアができていない…
品質向上のインセンティブが公正に評価された上で、しっかり働くようにしなくては…
意欲のある担い手が儲からないのを分かっていながら作り続けなければいかなくなっている…
農地行政的に“地域とも補償制度”には限界がある…
規模拡大に伴う増反で能力のある担い手が正しく評価されない仕組みになっている…

とかとか…
でも、やはりちょっと空回り…
(緑とか黄とか甜菜とかライマン価とか…わからないだろうなぁ~)

それでも後半戦は北らしく、現場らしくしっかりやり取りができました。

最後に…
某委員「平さんからみて、この経営所得安定対策は欠陥制度ですか?」
~に、
「『国際規律が強化される中で安定的な制度を仕掛けていく』~は、理解しています。ただ、本来、能力と意欲のある担い手に集積し育成する…といった部分で不具合あったり、整合性が取れていません。やはり早急にリコールされるべきです!」
(この辺でちゃんと閉めなきゃ…)
「わたくし、今日北から入りました。北は大荒れ、猛吹雪です。正直、今日のこの会議には出席できないと思っていました。
でも…、もしこんな霞が関に…あ、“こんな”はないですね~今日のこの会議室に農業の神様がいて、『おい、ひら、折れずに、切れずに、諦めずに…何か伝えることがあるのならしっかりつなげるんだぞ~』みたいな、目に見えない導きがあったのかもしれません。あるいは春まだ遠い真っ白な大地から見えないものに背中を押されたのかもしれません。
北海道のひら…何言ってんのよ?と、思われる方は一度北海道畑作、十勝のオンシーズンにお越し下さい。
見るべき眼を持ってして、聞くべき耳を持ってして、私が何を言ってきたか、私達が何をやってきたか~わかるはずです!」
(←議事録にのこっちゃうんだよね~)

もし、農業の神様がいたら…
さすがにあの場所でそれは違反でしょうが、でも、たぶんそういうものに動かされ導かれました。

あの猛吹雪の新千歳空港で諦めなくてよかった…
まだ日本を、この国の農業を諦めるわけにはいきませんから!




見えないところこそ
2/19
今際の際の人の尊厳の話~

東京から札幌に~今日は北海道指導農業士会、農業士会の総会と記念式典。
新年度から北海道農業士会の理事を仰せつかることになりました。

そんな札幌の夜は、次日(20日)農政改革特命チームのヒアリングのオファーを受けて北の関係者と作戦会議。
ススキの交差点
色々な御縁ってあるもので、一昨年から民生児童委員をしているからというわけではないですが、医療関係の方と意外と深いやり取りができました。

いわく~
「なんでも、効率だけで片付けられないことってあるでしょ?

例えば、終末医療の現場だといかに心安らかに最期を迎えてあげさせるかが、遺されたもの、遺族の想いだったりします。医療現場の人間はそのお手伝いをすることが使命だったりします。

でも、残念ながら全ての人がそれを望み、そうなるとは限りません。
長期入院だと家族のお見舞いも途切れがち…医療現場も、患者さんのケアに緊張感がなくなります。

そんなお年寄りがある日、亡くなりました。
『家族の方、来られる前に見えないところだけ処置しちゃおうか~?』なんて、会話に愕然としてしまいました。
しかも、御遺体の移動に葬儀社のスタッフは携帯電話片手に、両手をふさがれたら肩に挟んでの片手間仕事(怒)!

これは、倫理の話…人の人としての尊厳の話です!経済効率や景気悪化がどうの、産業の空洞化がどうの…といった以前の話です!」

そう…亡くなられた時点で科学的には一つの“物体”にしかすぎませんが、でもヒトなら
「おばあちゃん、いままで良く頑張ったね~ありがとう」
と、手を合せ
「安らかに…天国に旅立って~」
と、髪をなで頬をさするのが、家族であり遺族です。
それを側にいて支えるのが、医療スタッフや葬儀社のはず…

「見ていないようで、意外とちゃんと見られていたりします。
普段そんな見えないところに気を配ることが出来なければダメなんですよ…どんなことでも」

農業も…それに従事する人も、目に見えない何かに支えられて生かされています。

そんな、目に見えないものに気遣える美しくも逞しい人になれればいいのですが~




話が違うじゃないか!(その2)
2/18
「辞めちゃったね~」って、朝いちに~

今日は霞が関で中原氏(道青協第26代会長)プロデュースの『全国地域リーダー農業政策研究会』の発足式と事務次官との意見交換会。全青協会長経験者が一堂に会しました。
全青協の全国大会2日目ということで、結果的にベストなタイミングでしたから集まるとまさに、ソウソウたるメンバー!(H18年9月のいわゆる”中原フォーラム”のメンバーです。)
自身は中原枠ということで、北海道畑作代表のような立場でした♪
(すこし大人しくしていなくちゃ~)

ちょっと、時計の針を戻して…

JRの駅に向かう途中、携帯電話が鳴りました。
帯広にいる長男が、寮から学校に向かう途中のようでした。
「もしもし、どうした?」(ん?ゼンソク再発したか?)
「アルチューの人、辞めちゃったね~」

「がははははは~お前も、風邪薬の飲みすぎには気をつけるんだぞ!」

う~む、今日のツカミネタに使えるな…自虐ネタとして早速仕込んでおくか♪
(ありがとう、息子よ!)

でもでも、このことで誰が一番傷ついたでしょうか?

絆創膏の大臣と一緒でメディアはこれでもか…と、画で流します。
選挙権のない子どもたちだって見ています。
なまじ期待していただけに、不信感やあきれ加減は少年少女たちの原体験として心を傷つけるばかりじゃなく、大人になった時に増幅するのではないでしょうか?
少し前まで、“経済一流、政治三流”と言われていましたが、その子たちが選挙権を持った時“経済三流、政治ランク外”になっていたら…若者たちはこの国に何を期待し、何を求めるでしょうか?

この国は亡くなってしまうかもしれません…

そんな想いを胸に北を旅立ち~
千歳から霞が関へ

意見交換会では、北らしく経営所得安定対策の制度システムの課題に特化して経営局とやり取りしましたが、いわゆる
「高収量を実現している生産者こそ旧制度から見て所得の目減りが大きくなっている!」
~との指摘に、某課長が
「そういう風に仕掛けたんです。そもそもそういう制度なんです。」
~に、心がポッキリと折れそうになるのでした…

だって、一昨年の道青協と経営局との意見交換時、今回と同じ資料を提示しての局長のコメントに
「こんな風になってしまうのだったら問題ですね。そうならないようにちゃんとしなくてなりません。ただ、やってみなければ分からないことでしょう?少し時間を下さい~」

昨年の道青協OBと北海道対策チームとの意見交換時、今回の資料とデジタル資料を用意して、それのコメントは
「統計事務所の数字が出てくるのがもう少し先になります。でも、本当にこうなっているのだとしたら改善していかなくてはなりませんね~」

でした…メモノートに証拠として残っているのですが…コメント~
証拠のメモノート

なのに…だから…話が違うじゃないか!って、ことになってしまいます!

「そういう風に仕掛けたんです…そもそも」

そんな風に開き直られると、ボッタクリバーで最後に会計するときみたいな気分になってしまいます。
(まだボッタクリバーの方が可愛い←女の子に触れて触られて後ろめたくもそれなりにいい思いできるから…←自身にはそんな経験はないですが…)

“低反収の生産者の意欲を喚起するシステム”なんて説明も、
「そんな生産者に税金なんて使うな!」
なんて、言っていません!枯れ進む産地の大事な人材です!
でも、意欲と能力ある担い手の所得が下がり生産意欲や営農意欲が下がるのを誰がどの時点でどうやってケアしてくれるのか?
それこそ、この制度だったはずなのに…そこを指摘しているんです!

交付金予算が増えた~いや、減った!そんな水かけ論も生産的ではありません。
現場の不勉強な部分をまだまだ整理しなくてはならないでしょうが、それでもきちんと伝えなくてはならないのだと思うのです!

得たものも大きな意見交換でしたが、むしろこれからの方が声をまとめるのに時間と労力がかかりそうです。
しっかり、作戦会議しなくては!

北海道チームの反省会に逆チョコを用意しての久々の銀座の夜も、終わってみるとタクシーに乗り込む時間が2時過ぎ…(驚)

東京は眠らないのでした…




あしあと…
2/15
森の命をつなぐ生き物~

昨日の大雪~そんな雪原に足あとが…
大雪の足跡
今冬から新宅に来訪する森の生き物…エゾリス

降雪間もない新雪の、しかも50cmもの大雪に足をとられていたでしょう
思ったように身動きが取れなかったはずです。
(ごくろうさま~)
大雪の足跡2

かなり以前から本宅周辺のゴヨウマツの実や鬼グルミを目的に、一年を通してほぼ毎日顔を見せてくれていたエゾリスたち。
おっかけっこリス

繁殖期になると通称“トトロの森”(←ひら農園で勝手に命名しているだけで実際は針葉樹だらけ)で愛の運動会が始まって微笑ましかったりします。

ところが昨年春、そのトトロの森のシンボルツリー的な樹齢90年を数えるゴヨウマツの大木を、ちょっとした手違いで伐採してしまいました。(さすがに泣きました…)
リス食糧
森の生き物たちも驚いたに違いありません。
餌になる松の実が無くなって、リスたちの動線も変化してしまいしばらくその生命反応を感じることができませんでした。
いないいなば~リス

ところが、彼らは逞しいのです。
おそらく河岸段丘の崖に張り付いている柏林をねぐらにして、カラマツの防風林を足掛かりに新しい餌場を確保したようです。
冒頭の足あとはその軌跡…
大雪と防風林

ただ、少し問題が…
春の変化は大木の伐採だけではなく、わが家のハンターキャットの“サクラちゃん”が赤ちゃんを産んでしっかり育ててしまうものだから、エゾリスにしてみたら天敵だらけ!
さくら赤ちゃん

おそらくリスキーな餌場移動だったはずです。
実際、一匹の親リスが昨秋ハンターハンターなサクラちゃんの犠牲になってしまいます。

いじましくこんな大雪をかき分けてわが家の前を通り過ぎていくリスに、好物のクルミでも静かに置いておけばいいのですがそんな好意が逆に彼らの命を危険にさらせてしまっていたりして…

良かれと思ってしたことが結果的におせっかいだったり、逆に成長を妨げることになっていたり…人間界でもよくある話です。
そもそも、“良かれと思って”…なんてこと自体、ホモサピエンスの傲慢なところなのでしょうか~
こんな時期に北で大雨になったりするのもそんな傲慢のなせることでしょうか~

北の春はまだ少し先ですが、森や森の生き物たちは静かに、でも私たちが思う以上に逞しく生きています。

そんな小さくても逞しい彼らの足跡を消すように
またまた…
雪が降ってきました




大雪のバレンタイン
2/14
あまくない~

昨夜からの大雪で午前中は除雪でてんやわんや…
フカフカのうちにご近所のおばあちゃま宅の除雪を終わらせて…
後半の除雪は気温も高くなり、雪もかなり湿った感じになって難儀でした。
(しかも昨夜は午前様で二日酔いモード→ヒラリーに一日中叱られモード→天気も家庭内も爆弾低気圧)
大雪

そんな今日はバレンタイン
今や逆チョコなるものも登場して、律儀なナイスミドルの殿方には(←メタボミドルの間違いでしょ!byヒラリー)トホホ的空気が家庭内でも蔓延しています。

しかも、なぜかわが家の女性陣、夜を徹してのスィーツ作りに嬉々としていてキッチンはまさに戦場!
菓子メーカーの仕掛けにまんまとはまってしまう情けなさです。
(↓もうすでに、“義理”とかの範囲を超えている気合の入れようだし…)
チョコ群

でも、甜菜生産者にしてみたら菓子メーカーはお得意様で、バレンタインイベントは最大の需要期でもあるのでした。
だからというわけではないですが、パ・リーグで日ハムの次に応援対象になるのはロッテ?だったりして…(業界的発言→あ~?だから、バレンタインつながり?って、わけではないですが~)

そんな実は甘い物好きの主に
「ちょっと失敗しちゃった~食べてみて」
などと、アウトレットなスィーツ達が食卓を賑わせてくれました。

今月は夫婦そろって人間ドックに、来月早々に長女の卒業式や従弟の結婚式…
「さっ!明日から頑張ってやせよう!」←byヒラリー
作っているそばから娘たちとそんなに味見して…

チョコレートも…ダイエットも…、あまくない!

もちろん人生も!

(二日酔いで記憶なくしているアンタに言われたくないわ!←byヒラリー)
大雪と防風林




とつとつと…もやもやと…
2/8
除雪に思う限界集落と社会福祉~

朝起きてみると昨夜からの雪が、意外にも積もっていて朝飯前のトラクターで除雪~
午前中には晴れてきてフワフワした新雪もペタンコになってしましました。
除雪3ハウス

暦の上では春をむかえて、確実にお日様の力が増してきているようです。
(最低気温はまだまだマイナス二桁ですが~)

朝食をとった後で、今度はご近所のお独り住まいのおばあちゃま宅の除雪にトラクター出動!
“緊急事態”なんてことを想定して最低限の生活スペースを除雪しています。
(←不謹慎ですが、田舎だとシャレにならないです…除雪してなくて玄関わきまで救急車両が行けないことも有りだったりしますから)
限界集落であっても、最低限出来るコミュニケーション~防災、防犯なんてカテゴリーにもなるのでしょうか~除雪支援…
除雪2

ところで、少し前“限界集落”をPCで検索してみると、あるサイトで興味深いやり取りがヒットしました。

それは、
『なぜ限界集落応援的な報道が多いのでしょう』という質問者と回答者のやり取りです。

質問者は
「最近の地方活性化関連報道を観ていると、人口が減ってきている限界的な地域の建て直しを何とか応援しようとする報道が多い。
日本の総人口が減ってくる傾向の中、経済的に成り立ちづらい末端の地域にいつまでも居座って、医療が不足だの、福祉の手が届かないなどと言っている住民は、国民の税金財産を無駄に使わせる原因を作っている我がまま人間なのではないのでしょうか。
限界集落があるから山野が守られているとかいう人がいるけれども、人がいない地域の保全をどうするか考える方が安上がり、効率的であるのは明らかだと思います。
このような報道が横行する背景、考え方を教えてください。」

さらに付け加えて
「参考ですが、スペインのマドリッドからグラナダまでの約5時間の列車の旅をした際、マドリッドから一歩外にでると一切住居は無く畑ばかりでした。地域ごとの拠点都市に集中して人々が住んでおり、畑には拠点都市から出かけて対応しているので、人口がたった3000万人でも住んでいるところの賑わいは失われず、インフラも効率的に提供されていました。
端っこにまで住み着くのは贅沢だと思うのですけど。」

そんな質問に対して回答者のほとんどは、反対の意見を述べています。

たとえば、
「大都市はピラミッド構成の頂点を極めている存在ですが、大多数の地方の農地や発電所からの食料や電力の供給によって生命線を繋いでいます。都市が自立できるなら、原発を都市の真ん中に置き、都市で畜産、農業、水産を賄ってください。」
とか、

「効率だけで暮らせるなら、世の中簡単ですよ。」
とか、

「都会は人が多いのだから道路が渋滞するとか、電車が混雑するとか、駐車場が少ないというのは当たり前の話でそれに対策をするのは税金の無駄遣いだといわれたらどうでしょう。人が多いのだから病院でも「3時間待ちの3分診察」も当然の事でそれをなんとかしろ~というのは贅沢だという意見もありかと思います。貴殿のおっしゃっていることはそのくらいの暴論です。」
とか…

ただ、中には
「都市へ移住してそこから農地へ通勤するのが正解です。
農地荒廃対策も個人にまかせるのではなく、農業法人を設立しそこの組織力でもって、対処すべきです。政府は移住支援補助金制度のような支援制度を立法すべきとおもいます。
山奥に道路、トンネル、堤防を造るよりもはるかに安くすみます。」

さらに、さらに…
「限界集落の住民は(ほとんどが農業)「先祖伝来の土地は捨てられない」という感情が強いでしょうが、そのような覚悟があるのなら不便でも住み続ければいいのです。
しかしそのような「個人のわがまま」へは1円の公費さえも使う必要はありません。
払った税金分ぐらいは還元させる権利はあるでしょうが、電気、水道、ガス、道路、トンネル、水害対策、通信、等々のインフラは新規には提供する必要はありません。必要なら、個人で工事費負担しなさいと言うのが筋ですね…」
とか、ちょっと乱暴なものも…

色々な意見や考えがあるのだな~と、思いました。

そんな時とシンクロして、某TV局のスウェーデンの高福祉高負担を取材する特別企画報道を何気に見入ってしまいました。
ヨーロッパ諸国はおしなべて付加価値税(日本で言う消費税)が高いです。もちろん、所得税も…
ちなみにジュネーブに向けたマーチに参加したH17時のフランスの付加価値税は19.6%でした。
ちょうど公務員制度改革議論などで、国会の予算委員会は”渡り”や”天下り”の問題で国民は憤慨している最中でしたから、TV画面にヒラリーと「ほらっ!だから日本はダメなんだょ~!」なんて、突っ込みを入れたりして印象に残りました。

実は農業の分野でもCAP(EU農業共通政策)などでは、かなり以前(1960年代)から農業構造改革には相当の税金が投入されていますが、規模拡大に向けての国民のコンセンサスの取り方として、離農促進対策というかなり寝技的な政策を導入しています。

そもそも、税金をどのように納め、どのように使うのか?
~という部分で日本は迷走しているように思えます。
(ちなみに、我が国は中福祉中負担ということだそうですが~)

限界集落対策を考えるとき、効率的な税金の使われ方を前提として施策対効果の高い制度を仕掛けていくのだとしたら、少なくとも現行の”中負担”(もしくは小負担)では、どちらにしても原資が足りないように思います。
アメリカに次ぐ農業王国フランスでさえ、それなりの高負担でしかそういった生産環境を実現できないのですから…

さらに言えば…
人がたくさん住んでいても、若者がたくさんいても、お隣さんがどんな素姓の人かわからず、ある日突然犯罪に巻き込まれたり、虐待で子供が殺されていたり、孤独死していたり…
それこそ、逆な意味の限界集落ではないでしょうか?
ただそこに、適当な数の人が住んでいればいい…ということではないはずです。

それはどんなシチュエーションであれ、コミュニケーション力から培われるものでなければなりたちません。
たとえば田舎だと、地域の青年団が社会教育や生涯学習から学ぶもの…が、相互扶助でありボランティアリズム。そんなトレーニングから地域貢献や社会貢献の実践を身につけます。
税金は“取られる”もの…ではなくて、いずれ自分や自分たちにはね返ってくるものとして“納める”もの…は、そんな社会貢献、地域貢献の延長線上にあると思うのですが…

意識的に“限界集落”をマイナスの面だけをとらえてアレコレとい言ったり書いたりしているつもりではないのですが、正直なことをいえば、むしろ息子たちやその下の世代のことを想うと言い知れぬ焦燥感に胸がつかえてしまいます。
そう…
実は本当に大変なのは、これからなのです…

おばあちゃま…
寒いのに、わざわざ外に出て玄関からニコニコとトラクターに向かって手をふってくれています。

そんなおばあちゃまの笑顔が絶えぬうちは…
その笑顔に応える、トラクターを操る若者の手が土塊のうちは…

この故郷はまだ…大丈夫だと思うのですが…




わかってくれる人がいると思うから
2/2
農水省課長団の現地ヒアリング~

今日は農水省のバイオマス関係視察団の現地ヒアリング。
「平さんが有識者ヒアリングに出ていただいてから…あれからもう5年が経つんですよ~」

こんな感じで始まる、自宅で30分程度のフランクなヒアリング~
北海道農政事務所長や本省の予算課長やバイオマスの班長は、H16からの基本計画見直しに掛かる政策議論の時に激論を交わした訳知ったる間柄なので、言ったり言われたり~
(お互い、手の内がわかっていたりするのでやりやすかったり、やりづらかったりするのですが~)
ヒアリング資料

ベースは農園日記『話が違うじゃないか!』1/9号ですが、やはり情報として聞いておきたいことや要望もアレコレと~
やはり時間が足りないのでいつものように
「移動中の睡眠儀式のアイテムにして下さい♪」
~と、お渡しした紙ものの中に北の言葉でメッセージを託したりして…

・・・・・・・・・・

【北海道弁でフランクにメッセージ~】

こんな田舎でもよ、霞が関の批判、不信が渦巻いているべ!
渡り、タクシーチケット、etc…
公務員制度改革は改革をやりたがらないのが、そもそも公務員自身のようだ
(~な、ふうに見られてたりして…)
所轄官庁だけでもそんな批判、不信いくつあんのよ?
事故米の対応にしたって、農政事務所って今まで何やってたんだ?

政治だって問題だべ!
(選挙民のレベルがそれだからしようがないけど…)
日本型直接支払制度が導入されてから農林大臣っていったい何人代わっている?
それじゃ~お役所だってまともな仕事できないべ!

おかげでどうだ!

化石燃料資材が高騰するのも、輸入飼料が高騰するのも、マネーゲームの延長なんだと~
真面目に土に向き合う者の汗をバカにしてるべや?

サブプライムの泡がはじけて、リーマンが破綻して…
そのせいで、飼料トウモロコシの先物取引で穴を開けた奴もいる~
何だかわからん仕組みだが、気の毒だとは思うが同情はしねぇぞ!
ざまぁ~見ろとも思わねぇが、もう少し賢く優しく生きられんのかねぇ~
なんて思うさ。
土に汗する者はだいたいそうだ…
地に足をつけている者らはそんなバブル、ナンセンスと思ってんのさ…
土と共に生き、土を知り、土に生かされ、土が育てていることを知っているからだ!

【コメ】
作りたいやつが作りたいように好き勝手にやっていいのかぃ?
『儲かるからつ~くろ、儲からないからや~めた』
…そんなことやってたら産地はグソグソのバラバラだべや!
産地が生産責任、供給責任を放棄してしまったらどうなんのよ?
みんな知らずにmade in Japanを食べてるんだぞ。
だからこそお米を含めた原料型作物には制度扶助が必要なんだべ?
それがよりよって『フミキリ料』だ…?
ビジョンと誇りを持ってやっている稲作農家に恥ずかしいと思わんのだべか?

【ウシヤ】
生産調整で牛乳をなげた…
霞が関の机の上じゃ読み違えてたのか、バターが足らなくなった。
海外から緊急輸入だ?
まだまだ搾れる稼ぎどころの牛を淘汰してまで生産調整に協力したんだ!
その結果がこれじゃ死んだ牛だってうかばれねぇぞ!牛は酪農家の命だぞ!
はんかくさいんでないのかぃ?

【ハタケヤ】
経営所得安定対策は真面目で高収量な生産者の“基礎体力”と“生産意欲”を確実に奪っているぞ!
『そういう制度、そういうものだから仕方ない…』
ほんとか?そんな制度設計だったべか?
一所懸命作ろうとしている生産者の生産意欲をそぐ制度だったんかぃ?
『それでもコストが下がったところがある~』
おいおい、どこの何に向けて導入した制度だったんだ?
机の上でそれらしく加工された数字を見て満足しているとしたら、そんな者達に託したいものなんて何もねぇぞ!
違うかぃ!?

やってらんねぇーわ!いいのかぃ?こんなんで!?
そんな無力感と焦燥感と不安で渦巻いているべや…

それでもさ~
それでも、現場じゃ“まったなし”なんだ!
雪が解けりゃ春が来る、ジャガイモやビート植えなきゃいけねぇし、夏になれば小麦の収穫だ~秋も終われば雪が降る前にやることいっぱいあるんだなぁ~
オテントさんが待ってくれない…
季節も、作物も命あるもの全てが待ってくれねぇんだ!

だからやるしかないんだわ!

もう一つ!
いいかぃ、よく覚えていてほしい~

平成15年7月
担い手当事者として現地ヒアリングを受け入れた時から~
ミナガワさん、カワイさん、イデさん、サクラバさん、カラサワさん、マツオさん、ササキさん…
そんな人達に逢ったから…
巡り逢ったから、まだ切れずに、折れずにやってこれたんだ、いままで…
もし、これで何も知らない百姓のお兄ちゃんだったら、とっくに農水省の正面玄関に北から持ってきた牛乳と砂糖と片栗粉をぶちまけてたべや!

そんなんでいいわけがないだろ?
そんなことしてどうにかなる話じゃないべ?

だから言うんだ!
言わずにはいられないんだわ!

わかってくれる人がいると思うから、まだなんとかやれるんだ!

俺達、農夫が主張するものは一貫して変わるものでないのさ。
それは…
例えばどんなに素晴らしいブレーンがいて、大手町で、霞ヶ関で、永田町で、議員会館で、美しく、よしんば逞しい議論がなされていても、その会議室のテーブルからは、お米一粒たりとも、ジャガイモ一個たりとも、牛乳一滴たりとも作り出すことは出来ないのさ。
それを、生産しているのは俺達現場の人間だべ!
その現場の人間が、けして故なき不条理、不具合にあわず、自身の抱いた夢や志が自身の工夫と努力次第で叶えることの出来る…
そんな生産環境を望んでいる!
ただそれだけなのさ…

わかってくれる人がいると思うから、まだなんとかやっているんだ!

そのことを忘れないでいてください!
たのむわ…

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わかってくれる人たち名刺

基本計画の見直し議論は、今始まったばかり!
春まだ遠い北の大地も、ようやく動きだしそうな予感…