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プロフィール

ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
ぼくらはみんな生きている
5/28
生きているからーカラスに抜かれる、シカに食べられる、アライグマが捕獲される~

5/26から始まったビートのカルチ、2回目。
ビート下段カルチワイド
圃場によっては雑草が酷い…やはり、10日以上あけると発生密度も上がり殺草率も極端に下がるのかもしれません。
ビート2回目2
定植後の順調な生育で例年より大きい感じ♪
ビート2回目

そこで今回のアイテムは株間輪+中期除草アタッチメントのマロット・リーナちゃん♡
マロット作用

畦間ソイラーがしっかり入っているので、土がフカフカですから作用深度がうまくいくように、“荷重装置”の調整は難しいですが、それはそれなりに雑草をやっつけていきます♪
メカニカル・オートマチック・ロウ・トレーサー
これで天候が落ち着けば、ヒートショックで雑草の枯死率も上がるのですが…
生き残った草

十勝管内は干ばつ傾向~でも山麓の当地、新得はにわか雨が連日で草もビートもスクスクと♪

なので…
鹿食害
食べられます(怒)!
シカに(怒)!許さん!
せっかく大きくなったビートなのに~ッ(叫)!
特に十勝川沿いの山林地に隣接している圃場の被害がヒドイ(泣)
忌避剤の効果もそれなりにあるのですが、雨が降るとその効果も半減↘↘↘
諦めるか~?徹底抗戦するか~?
いちおう害獣被害駆除のエントリーをしているのですが、ご近所のハンターさんがパトロールしている時はシカも十勝川を渡ってこないです(悔)

そんなビート畑のお隣はスィートコーン畑。
いつになく順調な発芽♪~と、思ったらカラスが手当たり次第に引っこ抜いていきます(怒)
スィートコーンは一株に一本。
抜かれた時点で大減収~何とかしなくては!
(ここ何年か、カラス被害で頭を悩ましています。ちょっと深刻…デントコーン(飼料用コーン)は抜かないのに…)
スィートコーン順調に

コラーッ!(怒)
怒鳴ってはみるものの、奴らは頭がいいのでかえって面白がって引っこ抜いていきますwww
しかも、人間サマが見ている前でわざとやらかしますwww
(まるで、生徒指導の先生と不良生徒の追っかけっこみたいな生活指導みたい…)

知らんぷりするか…息の根を止めるくらいの徹底抗戦か…
中途半端に関わると収穫時に逆襲されます(怖)

そこで、最善、最良の自衛策!
“天然もの”を手に入れて(一部疑似モデル)、いわゆる“ミセシメ処刑作戦”!
効果大!(驚)
カラス対策
(ちょっとショッキングな作戦?リアルでごめんなさい…いちおう写真はモデルです)

…でも、キツネが押し倒して“天然もの”食べていっちゃうのぉ~
(どいつもこいつも!まったくもー!)

そしてとうとうトラップに掛かりました~アライグマ!♀(驚)
松岡橋
昨年、我が家の生食用の収穫直前のスィートコーンを一夜にして全滅にした奴!(…たぶん)
近隣町村には目撃例はあったのですが、非公式な被害事例は昨年が初めてで、捕獲事例は管内3例目、もちろん町内では初めて。
収穫目前被害
実はこの春、三女と研修生と近くの温泉からの帰りに目撃していて、役場に報告していました。
たぶんこの辺に
(目撃場所…屈足東1線松岡橋付近)
やはりいたのです!

集落の会議でもそんな話題になると「ほんとーかぁ?いるかな~?」と、疑惑の目で見られていましたが…よかった…これでオオカミ少年ってよばれない…

カラスやら…シカやら…キツネやら…アライグマやら…オオカミやら…
(←オオカミは違う)

でも…もともとの原因って人間サマかね~?

生ごみの処理がイージーで食べ残しの量が増えるとともに、カラスが人間の生活スペースに依存する割合も高くいっているのかも…
豊かさのオーバーフローした分のオコボレを簡単に手に入れることを学習しちゃうと、本来の獲物を苦労してとる行為をしなくなっちゃうもんね~きっと…

シカも、いわゆる山林地と畑地のボーダーである“里山資源”がきちんと管理されていないことに原因があるのかも…
林を出たらすぐそこに美味しそうなビートがあったら食べちゃうもんね~きっと…

外来生物で天敵がいないって大騒ぎしているけど、もともと人間サマがもちこんだのよね…アライグマ…
人の変なエゴを満足させるために飼われているペットだって「飼うの、や~めた」ってその辺に放されちゃったら、泣いちゃうしそれでも生きていくしかないもんね~きっと…

人間サマのちょっとした不注意や配慮の無さで本来野生の動物の生活力を奪っていることになっているのかもしれませんし、人間サマこそ傲慢なんだと言われても仕方ありません。

でも、でも…
みんな、みんな、生きているんだけど農夫が困ることしちゃダメ!

本当は…色々なものに生かされていることを気づかないと、人間サマもダメなんだけどね…

待ち遠しい太陽の光と時々の恵雨に感謝しなくちゃ…




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トリさんのバカーッ!
5/26
みんな、みんな、生きているんだ~

この時期、紫外線と共に日射量も増して日中は夏日近くまで気温が上がります。
そんな新緑の眩しい中、気温の上昇と共に何かのセンサーに反応するかの如く“エゾハルゼミ”が一斉に鳴き出します。

「ミョ~キン!ミョ~キン!ミョ~~ケケケケケwww」

賑やかな大!大!大合唱です~

そんな早朝、作業服を着て外に出ると思った以上に空気はヒンヤリしていますが、裏玄関先にエゾハルゼミが日向ぼっこをしていました。
エゾハルゼミ

ここ数年来、5~6月が高温のせいか、当地はエゾハルゼミの発生数が多くなったような気がします。
トラクターでカルチィングをしていると、ごくたまに顔にぶつかってきたりして…
自分が子供の頃には考えられなかったことです~温暖化なのでしょうか?

そんなエゾハルゼミを見て、ふと思い出すことが…まだ、子ども達が小さかったころのエピソード

エゾハルゼミをわが家の飼い猫が捕まえて茶の間に咥えて持ってきたのでした。
賢い猫だったので、きっと「ハンティング、成功したよ♪」くらいのつもりだったのでしょう。
「ジジージ…ジ…」
もがき苦しんでいます…

子どもたちは気の毒がって「セミさんかわいそう!はやく助けてあげて!」と、懇願しました。
確かに可哀相…
猫の首根っこを押さえつけて、放してやります。
思ったほど蝉のダメージは酷くなかったようでした。
子どもは「虫カゴで飼いたい!」と、嬉々とします。

よく見ると…セミ…不思議な生き物です。

顔は(頭部?)、まさに“バルタン星人”、胴体の鳴き声を出す器官も、羽根も、本当によく見ると不思議…
さしづめ超能力がつかえるセミ型エイリアンが、銀河のはるか彼方から地球征服のために送りこんだ小型の偵察ポットアイテム…と、言えなくもなく…
チョキばかり

(時々猫に食べられそうになっちゃうけど~)

そんなセミ、土の中に何年も…穴から這い出し、脱皮をして、成虫になって、いきなり恋の季節を迎えて、一週間足らずで死んでしまいます。

儚い命なので、やはり虫カゴで飼うのは可哀相…
「変ってるね~不思議だね~面白いね~」と、子どもとしっかり観察して納得してベランダから放してあげることにしました。
小型バルタン

「セミさん。元気でね~♪バイバ~イ♪」

セミさんも嬉しそうに「ジ!ジ!ジー!」と、飛び立って間もなくまさに子供の目の前を一羽の雀がさっそうと横切り、セミを捕獲していきました…↘
「ジ!ぃぃぃ↘」
なんか息の根を止められた感じ↘

子どもたち、半狂乱~!号泣~!
「バカーッ!トリさんのバカ~~~!ううぇえ~ん(涙)」
そういえばこの時期、トリさん達も愛を囁き、子作り、子育ての季節…軒に雀が巣をつくっていました。

そういえば、そういえば…その雀の巣を時々猫がちょっかいをかけたりして、家人に怒られていたりしていました。

猫がセミをとって…
人間はそのセミを助けて…
そのセミは雀の餌食になって…
その雀の巣に猫が近づいて人間に怒られ…

なんて“ダイナミック”な生き物たちの営みなんでしょう~♪

でも、一番可哀相だったのは、いつも怒られる猫?
それとも、命をとられたセミ?
号泣して心に深い傷を負った子どもたち?

「トリさんのバカーッ!」
(そのトリさんだって一生懸命生きているのですよ↗)

そんな心を傷つけた長女も今は社会人。
当時から比べてやはりセミの発生数は多くなっているような気がします。
温暖化の進行も深刻ではあるのですが、でもそんなダイナミズムな生き物たちの世界があるおかげで、それはそれなりに平和な世界が保たれているのかもしれません。

バルタン星人の地球征服の道はまだまだ険しいようです…




ご趣味はなんですか?

5/24
黄金のリップス…満開のデンドロビウム・ガットンサンレイ~
デンドロ黄色

「趣味はなんですか?」
~と、聞かれたことがありました…即答できずちょっと“ドキリッ!”

小学校からやっていた剣道…好きだけど、最近は防具をつける代わりに贅肉をつけてるし~
魚釣り…好きだけど、川が怖くなったし~
自転車…同窓会は好きだけど、東京まで行って燃え尽きたし
北国ならではのスキー、スケート…好きだけど、寒いし~
陶芸…好きだけど、自分のセンスのなさにがっかりしたし~

ようするに歳をとってオックウになっちゃった感じ…
(←ダメダメ中年オヤジだな!byヒラリー)
野球観戦は大好きだけど、地元の高校野球の支部代表決定戦くらいで、まだ札幌ドームで応援したことがありません。せいぜいトラクターのキャビンでラジオ中継に雄叫びをあげている程度…
アクティビリティなものはNGになってきました↘

パチンコ…しません(あまり負けたこと無いけど)
ゴルフ…しません(ひと通り道具はあるけど)
麻雀…しません(何となくルールは知っているけど)
ようするに、お小遣いがないから~
(←自分で何とかしろ!byヒラリー)

アルコール…好きだけど保健指導中だし
いわゆる“のむ・うつ・かう”は基本NG。家訓だったりします~
(祖父が厳しかったらしい…でも生前、祖父が一番ぶっ飛んでたかも↗)
ちなみに“かう”は、『モテ期』(20代前半に最大瞬間風速的にありました…)の終焉とともに縁がないものと諦めております。
(←ほんとーか?(疑)byヒラリー)

カラオケ…気がつけばワンマンショーになっていて、みんな引いちゃうし~そういえば、JA青年部活動もそうだったし、PTA活動もワンマンだって指摘されてるワ…気をつけなければ。

読書…家中、図書館みたい♪本棚たくさん♪ジャンルも豊富♪
でも最近は乱読気味で、睡眠儀式が読書なのでベッドのまくら元は本だらけ、読みかけの本だらけ~(←いいかげん片付けて!だらしない!byヒラリー)

お料理…一昨年のアキレス腱全断から人生の夏休みのつもりで始めた男の料理も、楽しくてやりがいはありますが最終的に実務チックになってしまって、少なくとも趣味の領域ではありません。
冷蔵庫の中の食材の消費期限や半端に残したものが気にかかってしまって…
(←完全に主夫目線ね~これからも頼むわよbyヒラリー)

カメラ、ビデオ…子どもが大きくなって、出番が無くなっちゃったし~
(←道具ばかりお金かけて!byヒラリー)

ブログ…書くのも読むのも楽しいけど、次から次にネタがあるわけじゃないしね~
(まさに今回は裏ローテーション的ネタ)

青空の下のカルチィング…腕がなるけど、ありゃ~仕事だし…プロの…
(言いきっちゃうほどプロ度高くないけど…)

あらら…無趣味…仕事人間?
(←実年離婚の第一段階クリアかも…byヒラリー)
子作りも20代で終わってしまったし、子育てもお金がかかるようになって、逆に何となく黄昏てきました…(野球少年団や運動会や学習発表会…楽しかったなぁ~)

あ…
ありました!

花が好きです♪(照)

…と、ある時、宴席でカミングアウトしたらJA女性部の役員のお母さん達に「えええ~っ!にあわな~い!」と、突っ込まれましたが、たまたまちょっとレアな洋ランの本を持っていたのでそれをネタにすると、話が盛り上がってそれ以降「見かけによらないワぁ~」と言われながらも、打ち解けて事業のたびに可愛がってもらったことがありました♪

特に洋ランが好きです♪

今年も咲きました♪デンドロビウム・ガットンサンレイ♪
デンドロ満開全開

5年前の住宅の新築時に居間に飾りたいと秋祭りの出店で買いました~
デンドロの種類もたくさんありますが、株の大きさや華やかさは別格なのだそうです。
毎年、黄色がきれいに咲きますが、今年は一段とゴージャス♪

「なんて素敵なんだ…きれいだよ…♡」
…と、鉢元で囁いてあげると一層きれいに咲き誇ります♪
(←水やりとか管理しているのアタシだし!byヒラリー)

ちなみにデンドロビウムの花言葉は…“わがままな美人”
わがままな美人に「綺麗だね…ステキだよ…♡」と、囁くのが…
私の趣味です♪
(←じゃ~耳元で囁いてごらんなさいよ!byヒラリー)




起きたら手が…
5/23
恵雨に起こされて、また寝てしまったあとの話~

今週のお仕事は…

月曜日(5/18):久々の雨休みでしたが、用達やデスクワークで身体も頭もしっかりケアできず、ダラダラと過ごすとかえって身体は疲れてしまうのかもしれませんが、それでもPCの画面から得られるものもそれなりにあったりして~
本当は「頑張って休む」ことも必要な年ごろなのかもしれませんなぁ~

火曜日(5/19):暴風の中、整地して大豆と小豆を播種しました。
大豆種板
種板は必殺のチドリバージョン!小豆の播種板は新調の8.5mm♪
小豆種板

快調と言いたいところでしたが、夕方から中学校PTAの合同役員会…そんな時に限ってプランターが壊れたりしてトラブル。早上がりだったので余計しんどかった…でした。

水曜日(5/20): 強風の間隙を縫って小麦の防除&除草剤散布。
日中の風の強い時間帯はプランターの修理。修理ついでに色々と改造~でも、半日も費やしてしまうぅぅ~

木曜日(5/21):馬鈴薯の雑草のひどい圃場のメクラカルチ。
馬鈴薯萌芽
カルチのセットと作業機の整備と振り替えで、ほぼ午前中の仕事になってしまいました。ターゲットの圃場は3年前、牧草地を更新し除礫した当農園の問題児な畑。ウネウネで傾斜はあるは、石はでるは…ただ、堆肥をドカッ!と入れているので生産性は高い~(昨年もビートは7t!)地形的な要因とその堆肥のせいで雑草の発生密度が凄まじい!
馬鈴薯カルチ
内陸部では場所によっては真夏日予想!そんなヒートショッカーなカルチィングで草も死んでくれるといいけど…他の圃場は順調なのです♪
馬鈴薯カルチフルセット

夕方から留辺蘂のタマネギ農家さんの友人宅にタマネギの苗を貰いにうかがいました。
天気の良い久々のロングドライブ…北見地方も雨不足気味で小麦や牧草、ビートは苦戦のようでした。
タマネギの苗はここ10年来やりとりが続いていて我が家のタマネギ作りの師匠でもあります。
明日から週末にかけて雨予報…雨前にタマネギ苗の定植、「おわらすぞー!」と、同行のヒラリーは気合入りまくり~
結局、夜中の帰宅…けっこう疲れました。

金曜日(5/22):天気は下り坂~
早朝、タマネギの畑を作って、豆の除草剤の空走行をして、タマネギ定植を横目にJAの総会に出席。
タマネギ移植
さすがに雨前の天気で出席者もまばら…書面議決や、委任状をとあわせて出席者数は6割いくかいかないかという感じ…苦戦…
JA総会
組合員169名、戸数140戸。取扱高が初の100億円越えを組合長は強調していましたが、でも何となく組合員は豊かになったという実感はなく…(我が家だけ?)何とかしたいんだけど、何をどうすればいいの?~そんな迷宮に入りそうなJA運営…小さくともキラッと輝いているJAと組合員になっていけるのかどうか~(う~むぅ…(悩))

お昼近くから待望の雨♪
大豆、小豆に土壌処理除草剤を散布しました…(やれやれ…)
夜はデスクワークで特命チームの意見募集を配信…頭も疲れました。(やれやれ…)

そして今日、土曜日(5/23)は、ようやくのまとまった嬉しい雨。
朝起きると手が“ギュ~ッ!”と、握れない…そろそろ身体も限界かな?ロボットのようなぎこちなさ↘(笑)午前中は生産的じゃないやっつけ仕事…午後からは完全OFFでお昼寝爆睡でした。

農夫が惰眠をむさぼっている温かい春雨の間に、移植を終えた玉ねぎは喜び♪
自家用タマネギ

アスパラはニョキニョキと天を突き↑
自家用アスパラ

人参はパオパオの中で可愛い幼芽を生えそろわせて~
パオパオの中の人参

晴れた日の朝に“ギュ~ッ!”と握りこぶしをかざしてアドレナリンが全開になるように…
約、完全雨休の一日の終わり、久々に帰ってきた長男と近くの温泉にでも行ってきましょうか♪




上農、未だ遠く
5/17
草を見ずして草をとる/甜菜1回目カルチィング~

上農の格言に『草を見ずして草をとる』というのがあります。
耕種農家の場合、シーズンのほとんどは雑草との戦いですから、如何に草を退治するか…が、イコール農夫のレベル~農夫の腕のみせどころだったりします。
ビートカルチ1

そして今年もそんな季節に!
5/15から始まったビートのカルチィングも、思いがけずの早朝からの好天になんとか雨前に終了しました♪
ちょうど区切りのいい仕事だったので、農夫たちもビートの若株もやれやれといったところ~
クサカルチ後方

カルチィングの効果は、単に除草作用だけではなく土を膨軟にして地温を上げる効果があります。
それらの効果を最大限に引き出す条件とは~
ビート一回目

ビートの活着の度合い…、補植の進捗度…、他の農作業との競合…、週間天気予報…、当日の天気と最高気温…、土壌水分…、土塊の大きさと畝の形状…、トラクターの車速とカルチベーターツールの調整…、そしてオペレーターや補助者の体調…
諸々の条件をそれぞれのジグソーなパズルにして組み立てていくような作業が、まさにカルチィングです。
ビートカルチバックミラー

もちろん、雑草の状態やビート苗を移植してからの日数も目安にしていて、我が家は3週間以上空けないように…絶対日的な目安は5月15日ごろにしています。
(特に当地では、晴れの特異日のように毎年よく晴れます♪)
クサカルチ全景
使用機種はニチノーのクサカルチ
このクサカルチはとても優秀で、そのかわりかなり神経質な作業でもあるのでカルチの後ろを補助者に介助してもらいます。
(ちなみにこんなことしているのは町内では平家だけ…)
クサカルチ後まわり

もちろん作物を傷めないようにする工夫でもあるのですが、結果的にホー除草と初期の除草剤をパスするためには絶対手の抜けない作業です。
クサカルチカブマリン
ところが今年は移植後の天候が順調だったので、若干干ばつ気味ではあるものの例年よりビートは大きいような気がします。
当然、雑草の発生密度や大きさも…
上農の格言の通り、雑草は小さい時か、もしくはまだ地上部に顔を出さないうちに叩いておかないと極端に殺草率が落ちてしまいます。
もう少し早いタイミングのカルチィングが正解だったかも~

それでも、順調なカルチィングと天気のおかげで、ビートは元気!
後まわりのヒラリーもニッコニコ!

上農未満の農夫の腕でも、ビートとヒラリーの笑顔を作ることができます♪
太陽よ…ありがとう~




若者を羨ましく思う
5/15
こんな形で再会できて酒を酌みかわせるなんて~

「ヒラ先生いますか?健太です!」
ヒラリーの携帯に電話がかかってきたのが前日…

上海でアートディレクターをしている健太君がお仕事ついでに帰郷されるかもしれないこと、彼のブログでリサーチしていました。
健太道新夕刊

実は少し前、たまたま彼が故郷のことや、“ガンケ”でWeb検索していたところ、たまたま「ひら農園」がヒットしたとのこと~それ以来、コメントなどでのやり取りが続いての今夜の一献です♪
ぜひアジアの彼の地のお土産話などを肴に一献傾けたいですな~などと、リクエストしていたのですが優先順位を高くしてもらい、地元のとあるスナックで充実の夜を痛飲いたしました。
激務で、お疲れで…しかも、家族水入らずのところを図々しくも連れまわしてしまいました。
(お父様、お母様、健太君、ごめんなさい…)

健太君が小学校、中学校と剣道少年団に在籍していた頃、就農したばかりの私は少年団の指導員として彼と、彼らにかかわってきました。
今でも私のことを「ヒラ先生」なんて言ってくれる子どもたちもいますが、当時は(今も)足りないものだらけの肩に力が入った熱血指導者でしたから“先生”よばわりは恥ずかしくて、恥ずかしくて…

そんな彼らも今では立派な青年!
特に健太君は剣道の教え子のなかで、故郷から一番遠い上海でアートディレクターって…
どれほどすごいか分かりませんが、本当に…本当に…立派になって…
まさに世界を相手に大活躍です!

そんな健太君、母校でもある地元の小学校も廃校になり旧学校区は限界集落に~何とかしなくては!そんな想いがベースになって北海道人の血がフツフツと!

『道内現代アート 上海で展覧会 文化交流 応援したい』
北海道の素晴らしさを発信して、双方向の交流をはかりたい…

「健太君には健太君のやりたいことがあり、それをやれることで故郷に貢献できることがあるはずだよ…」
少し離れて見ないと、故郷や自分たちの良さが分からなかったりして…

「地域の枯れ進み…どうしたらいいですか?」
「答えにならないかもしれないけど、実は“我が敵は我にあり”なんだよ。」

…集落で会合があったら…
「作物が大きいだとか、小さいだとか、仕事がはかどったとか、遅れたとか…その次の話題ってパチンコなんだよ。管内の指導農業士の先生も言ってたな~別にゴルフの話がセーフで、株式投資や先物取引がハイソだなんて言わないし、田舎じゃそれも異常だけどそのレベルから脱しないと大手町や、霞が関や、永田町に搾取されても仕方がないと思うんだ。農業者自身のレベルの問題だよ…」

「うんうん!そうですね…」

思った以上に深くて重たい話に~

今、中国は静かな北海道ブームだとか…
色々と…剣道のこと、新しい家族のこと、お仕事のこと、世界の中の日本のこと、そして酪農のこと(健太君の実家は酪農家)、農業のこと…
かつての教え子とこんな風に邂逅し、酒を酌みかわせるとは~

自宅に送っての別れ際の握手…
若者の力強く握りかえしてくる掌に、未来や世界を感じて人生の折り返しの自身の痛飲した体を諌めるのでした。




コーンのジョウジの事情
5/10
不定型な種から諸々を考察する/トウモロコシの事情~

(株)日本罐詰の加工用スィートコーンを植えました♪
品種は早生のSU333

なんか無機質で愛嬌のない名前↘
ピーターとか、ジュビリーとか、キャンベラーとか、ハニィーとか、ピュアホワイトとか…
“…ちゃん”をつけたら、そういうお店の女の子のゲンジ名みたいに可愛いのにね~
(←バッカじゃないの!byヒラリー)

ちなみに“加工用”とは缶詰用~
アオハタブランドのホール(粒)タイプを農園では栽培しています。
イチオウ、畑で収穫してから2時間以内に缶詰めになります。(←と言うフレコミ♪イチオウ本当です!)
今年は缶詰会社も緊急事態で減産体制(そもそも缶詰商品全般が売れ行き不振らしい…)ですが、当地の加工用は管内でも品質、収量など安定していて収穫時期なども考慮して現状の栽培契約面積を何とか確保しています。
(“土づくり”とか、頑張ってるしね~)
マニュア積み込み

種は人参同様、海外生産のものです。
コーン種子袋

ちなみに新型インフルエンザの影響で輸入飼料が高くなる…とか、畜肉が売れなくなり結果的に餌もだぶついて安くなる…とか、エマージングな状況にザワザワしていましたが、今のところ影響も最少限なようです。
種子産地は近年干ばつ傾向なのか、種子の大きさが不定型で小さい…
昨年と同じで播種板は“11.5mm”の薄板バージョン
セットは10穴を8歯のギア
コーン種子09

特にスィートコーン種子は年によって大きさや形状が違うので、播種板を何種類か用意しています。
主力は12~13mm
11.5mmはいわゆる保険のため作っておいたものですが、出番は昨年が初めてです。
(こんな小さい種、今までで初めて…(驚))

薄板バージョンはいわゆるデントコーン種(飼料用トウモロコシ)用で種子板に一粒しか入らないようにしたもので、デントコーン種はスィートコーン種よりぷっくり丸いので種子板のセレクトと調整はイージーです。
スィートコーン用に使用すると角ばった小さい種でも、なるべく1粒で種が落ちるように間引きの手間を軽減させるための工夫です。
ちなみに最近はコーティング種子が普及してきましたが、我が家の場合カラスの被害がひどくて裸種子に戻しました。裸種子の方がカラス被害も軽減するようです。(←どうしてでしょうか?)

12~13mmだと15穴で12歯のセットにしていましたから、ちょっと早く走れるのですが…
(10穴×8歯=15穴×12歯…理論上は同じ株間になります。12歯が子ギアになるので回転比率からいって遅くなるので、車速を早く出来るという工夫♪←なんかうまく説明できないなぁ…~といっても、歩く速度のちょっと早いか…遅いか…という程度ですが~)
畝幅は99cm~はかどりそうで、はかどらないです。
コーン播種

さてさて、スィートコーン栽培の事情…
いろいろと面倒なことがおこってきました。

コーンは他花受粉なので、開花時に違う品種がそばにあると混ざってしまいます。
いわゆる“交雑”(キセニア)…変な花粉が飛んできたら台無しです…
(だから“コーンの情事”…?)
加工用や生食用でも、品種が違うと交雑するので開花(受粉)時期をずらすために播種時期をかえたり、畑を離したりしています。

ところが、ここにきて食料自給率向上を目的に飼料の増産事業が振興されて、しかも輸入飼料などのコーンの高騰もあり自給粗飼料を確保す機運が高まってきています。
おりしも畑作農家はいわゆる“品目横断対象作物”である原料型作物の政策環境の変革に対応するためと、目減りする農業所得を確保するために新規作物の作付導入に頭を悩ますことに…

そんな時の飼料作物増産振興対策…
今まで、スィートコーンの栽培地域に突然デントコーンが作付されるようになってしまいました。

酪農・畜産製品はおしなべて高カロリーですから、自給飼料の増産はカロリーベースの自給率を押し上げる切り札にはなります。
でも…
“人間さま”の食べるコーンの生産をやめて(栽培できなくなってしまって)、“牛さま”のコーンを作った方が国民の負託にこたえられる…だなんて、やはりちょっと変。
それだと、『園芸農家やレタスや白菜などのカロリーが低そうなものを栽培している野菜農家は自給率向上に寄与していない』生産者ということになってしまいます。

本来、自給率議論は『生産性の向上や創意工夫などによって生産される農畜産物が、農業者の生きる糧となり農村や国民の食卓を豊かにした結果~』として、食料自給率が上がった…とういう順路で議論されるべきで、自給率向上数値目標ありき~では、机上の空論になってしまうと思うのですが~

誤解を受けるといけないので整理しておきたいのですが、けして酪農家やデントコーンを耕作したい生産者に『つくるな!』と、言っているのではありません。
ひとこと断ってほしいのです…ただそれだけ…
「デントコーン植えたんだけど、いいよね?」って、植え終わってから言われても困るんです。
(一昨年やられたー!(怒))

例えば、播種時期を早くしたり、遅くしたり、品種を早生にしたり、晩生にしたりして対応できないこともないのですから~そういうことを事前にマネジメントできるようにするために、圃場台帳の整備をノウサイが中心にやってきたはずなんですが…
JAの地区懇談会でも要望したのに、酪農家関係者で占める我がJAの幹部さん達はイマイチ感度が悪くて…『交雑したら商品価値がなくなってしまいます!自給飼料対策の助成金で保証してくれますか?』
言わなくていいことだけど、喉元まで出かかったりしてあまりよくないです。
しかも、事業によって播種されるコーンの品種(早生or晩生)には、指定があって変更できないのだそうで使い勝手が悪い!
霞が関の会議室の机の上じゃコーンの一粒たりとも収穫することが出来ないのにぃ~(怒)

そんなこと考えながらハンドルを握っていたら、ウネウネ曲がってしまうワ!(←また?)
しっかりせねば!

待望の雨も近々予報されていて…
除草剤の土壌処理も手が抜けません。
朝もやの中を除草剤

箱入り娘のマイ・スィート・スィート・ハニーに、変な花粉が飛んできませんように…(願)
自身の娘達の成長と比例して、切実さが増してきているようです。




フカフカのベッドで
5/5
一本でも人参・09バージョン~

春の播種作業もいよいよ大詰め!
JAの計画播種に則って、人参の播種作業を完了しました!
今年は蔬菜組合で導入した6本爪仕様の『パラソイラー』のおかげで人参のベッドはフカフカ!
人参播種

この後、土壌処理の除草剤をやってパオパオ(不敷布資材)をはっての前進栽培。
予定では8月上旬の収穫。

品種はコウヨウ…ウサギも、エゾ鹿も大好物…
人参が美味しいのを知っているのは人間だけではないようです。

ちなみに人参の種はmade in “チリ”

もし不測の事態が発生して海外から食料や諸々が輸入制限された場合、“国産”の野菜も生産されなくなる場合も…
新型インフルエンザなどが発生して“不測の事態”もいよいよ現実味を帯びてきました(怖)~

世界と通じている私達の食と農…

特に今年の肥料はそんなことをマザマザと思い知らされました。
中国からのリン鉱石が、中国国内の内需拡大と食糧増産策によって輸出制限してしまいます。
緊急対策のおかげで、とりあえず凌げていますがそれでも農家経済の影響は大きいです。
もちろん、燃料だって…

“有事”(ご近所でミサイルらしきものをぶっ放す輩もいるし…)とか、“不測の事態”への準備が不足していそうなんだけど、やはりこの国は平和なのでしょうか~
お金があっても(実は国債増発で借金だらけだけど…)、肥料も、種も、燃料も売ってくれないことが…買いたくても買えないことが…取り寄せたくても取り寄せられないことが、現実としてすぐそこに有りそうで…
イヤですね~
大丈夫かな…この国…豊かで美しく逞しい国だったはずなんだけど…

そんなこと考えながらハンドルを握っていたら、ウネウネ曲がってしまうワ!
しっかりせねば!
人参播種機

それでも、雨が降ってほしいです。(願)
いまだと、雨粒が一円玉や十円玉に見えたりして…(←ゲンキン)

ちょっと前までは、ミサイルやその破片が降ってくるのではないかとドキドキでしたが…




オヤツはいかが?

5/5
スピカ/幼穂形成期の分肥~

昨日午前中にビートの移植を終わらせて、まずはヒト区切りですが…
小麦がそろそろ幼穂形成期~

畑から株を抜いてきてカッターで慎重に削いでいくと…

スピカの赤ちゃんが約2~3mmくらい
小麦幼穂形成期カッター

例年これを確認してからブロードキャスターで分肥をしていきます。
硫安で15~18kgくらいでしょうか~
人間でいえば“オヤツ”に当たるこの時期の分肥は、タイミングが遅いと窒素を食べきらないでタンパクや灰分を高くして品質を落としてしまいます。

実際はその年の畑(前作や土性)と小麦の出来具合と相談しながら微調整します。
さくら3
ちょっと雨が足りないでしょうか~
起生期の分肥(4/8)も圃場によっては効いたところと効果が薄いところと…

満開の桜に、春作業はいよいよ次のステージへむかいます♪
さくら5





乙女たちよ野心を抱け!?
5/2
甜菜移植の折り返し~

ビートの移植作業も今日で折り返し!
ようやくエンジンがかかってきましたー圃場も200間(360m)の長い畝
200間畝

ビート苗供給の軽トラックの運転手に人手が欲しいところに、今春社会人になった長女が帰ってきて手伝ってくれました~ラッキー♪♪♪

なので移植機周りが乙女だらけ…
長女(18歳)、次女(中3)、三女(中2)、ひろちゃん(育成システム研修生)、りさちゃん(LFS14期生)、そしてヒラリー(乙女じゃないけど…)
乙女たちよビートを植えよ

ポーズを要求すると、皆なぜかアサッテの方向に向かってDrクラークばりに指をさします。
それはそれで、格好いいのだけれど…
指さす方向に乙女たちの想いと大志(“ambitious”は“野心”とか“野望”なんて意味もあるようで…)があるのでしょうか?
まずは、足もとの小さいビートなのですが…

半年後には『これがあれだったの?』的な大きなカブになって砂糖の原料として収穫されていきます。
そんな砂糖は、そんな乙女たちの汗で育てられていくのです…

あまくない…

予定では明後日、移植最終日を迎えます♪




朝日に向かって畦を切れ!09バージョン
4/30
芽室町新農業経営者育成システム研修生:がんばるひろちゃん!~

今日からビートの移植作業!
(とりあえず試運転気味に~)

~の前に、整地して…
(ヒラリーにおまかせ)
ビート畑を整地
~肥料をきらなければなりません。
いわゆる畦キリ作業…早朝から
朝日に向かって畝を切れ
4/23から受け入れている芽室町新農業経営者育成システム研修生の“ひろちゃん”にも頑張ってもらいました。
育成システムひろちゃん
育成システムは今年で15年目。
JA芽室が中心となって行っている地域リーダーとしての農業後継者を育成するために創設されたシステムで、JA事業のほかに町外の農業実習や農業大学校などのカリキュラムが課せられています。
がんばれひろちゃん
農業後継者として農業の実践を学ぶこととあわせて、JAとは何か?組合員とは何か?を、JAマンの立場からも教育される大変優れたシステムだと思います。

わが農園では、3年前から受け入れています。
春と秋の合計25日間~女の子は初めて♪
“ひろちゃん”は育成システムの2年生なのでよく気が付きますし、学習意欲が旺盛でしかも女性的な配慮ができて作業の補助者としても助かっています。
ビート移植ステージ

あとは経験値…

育成システムも当初、「組合員の子弟に給料を払うなんてケシカラン!」的な反対意見もあったそうですが、15年たって当時のシステム研修生がJA青年部の幹部や各生産振興部会の役員や幹部に就くようになり、成果として大きなものを期待出来るようになった…と、JAの担当者からお聞きしたことがありました。
ビート畑でイップク

そう…組合員教育って難しい…
JAの幹部やJA青年部の幹部でも経験しない限り、“協同組合精神”を学ぶ機会はないしJAカレッジに研修に行くことなんて皆無に等しいし…
(いい歳の組合員でもJA運営に対してトンチンカンなこと言う人、割と多いかも~?)

それでも、積み重ねていかなければ得られるものもないわけで…

人を育てるのは人
やる気のある人を、やる気のある人が育てる!

作物も人も同じです~
そして同時に、私達は作物や土に育てられているのだと思います。

ビート達よ…大きく育て!