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プロフィール

ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
レポートお願いします
9/28
ギリにならないと宿題、やらないタイプだからごめんなさいね~

今月1日から泊まり込みで農業実習している道立農業大学校1年生のタクミ君が、帰ってしまうのが今週10月1日。
(過ぎてみると1ヶ月間なんてあっという間でした~)
ガンケを眺めてみる

それまでに、レポートを作成しなくてはならないと、営農データーや施肥設計、農薬使用要領などの基礎データーをキーボードでコツコツと入力(いまどき、鉛筆と消しゴムと電卓の時代じゃないからと、ノートPC持参なので~)して、あとはレクチャーのみ!

でも、雨が降ったらしっかり時間をとってやろうや!
~なんて、言っていたのだけどなかなか雨が降らない…

おかげで小麦の播種は9/22に終了~
後期収穫の澱粉原料用馬鈴薯も、だったら条件の悪いところを…と、さっさとやっつけてしまい収穫作業もそれなりに順調でした。
しかも、大苦戦だったサヤインゲンもこの秋の温かさに助けられてまだ収穫物がしっかりあったりします。市場の値段はともかく、収穫できるうちはしっかり収穫しておこうか~作戦でチマチマと地道に人海戦術でアタックしています。

なので、しっかり時間をとれません…

夜は…夕食に睡眠薬が入っているのではないかと思えるくらい、食後意識が遠のきモチベーションがあがりません↘↘↘
さすがに見かねたヒラリーが、おりしの雨に
「そろそろちゃんとやらなくちゃダメよ!」
~の、号令でようやくレクチャーが開始されるのです。

…で、タクミ君、イケメンなのに真面目~
普通イケメンってナンパで人生に対しての姿勢が軽すぎるでしょ?
(←イケメンへの偏見よ!(怒)by次女)
→そう言えば中3の次女、某整髪料にでているイケメン4人組のCMに「キャー♡キャー♡」言っているけど、何がいいのだか分らんと思ってある時、どれがなんていうのか某薬局のポスターをにらんでそこの女史店長に聞いちゃったりしたけど…妙齢の店長も覚えるのに一苦労したみたい…
(ほんと、イケメン俳優って特徴ないわ~←悪意ない?by次女)

いかん、いかん、脱線した…

こんな感じでレクチャーが全然進まないの~
困った顔のタクミ君…
リポート中

真面目でイケメンなタクミ君は、どうやらテキトーにやるってことができない性質なのね~イケメンなのに…
(イケメンファンを敵に回して何かメリットでもあるのか?by次女←はい…もういいかげんにします~すいません…by父)

そんなこんなで、最後は睡眠薬と闘いながら(そんなもの入れてません!(怒)byヒラリー)、メッセージを託してみるのです。

「普段の何気ないものの中にも、真実や理由がある。そういうものを見極め、洞察する観察眼を養いなさい。声なき作物の声が聞こえるようになるから!」

「はい!」

「誰かに言われて仕方なくやっている…やらされている…そう想っているうちは絶対自分のものにならないし、上達もしない!『自らやる』というテーマを持って何事も取り組んでほしい。」

「はい!」

「青年なら“夢”を語ることを止めるな!そういう情熱にほだされて仲間が集まってくる。その仲間は自身を鍛える良質な好敵手だよ。」

「はい!」

「若いというだけで、地域にあっては大事な人材だ。農業人は地域人として色々な物を社会から負託されていることを自覚しなさい。地域貢献、社会貢献は若者こそ、その求められるものに応えていけるし、応えていかなくてはならないよ!」

「はい!」

ほんとうに…君たちの肩に多くのものがかかっている~
1ヶ月間ごくろうさまでした
ありがとう

秋の夜長に、頼もしい好青年の希望の未来を想像してみるのです…





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幾星霜

9/20
また必ず巡り逢える~

小麦の播種作業もいよいよ佳境に入ってきて、あと、ひと踏ん張り~
そんなSWのあいだに、わが家としては恩人的存在である当農園のホームページを作ってくれたK青年がお子様たちを連れて遊びに来てくれました。

「ほんとうに!よく来たね~♪」

K青年…
私は勝手に農園IT部門の統括責任者に任命しているのですが、迷惑がらずにしかも今回は可愛いちびちゃんたちに北の農業生産現場を一度は見せてあげたいから…と、連休を利用して遠い千葉から車を走らせてやってきたのです。
剱持家


彼との出逢いは、巡り合わせの不思議に色々な偶然が重なって今があるのですが、人と人の出逢いの妙というか~出逢うべくして出逢うというか~そんな邂逅をあらためて感じてしまいます。

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平成19年8月
私はコンバインの整備中にアキレス腱を全断
学生以来の2度目、同じ右アキレス~「この次はないですからね!」と、お医者様は慎重を期して治療してくれました。
2週間の入院、2ヶ月間のギブス…
家族への申しわけなさ…
車いすでの調理主任で専業主夫…
松葉づえでの東京出張

そんな時、K青年から突然の電話
「農作業体験をさせていただきたいのですが、受け入れてもらえるでしょうか?車でいこうと思うのですが、泊る部屋がなければ車中泊でもかまいませんので…」

ショートのワーキングスティの間、早朝からサヤインゲンの収穫に、
「こんな朝早くに仕事ができるなんて…別な世界です…」
自宅から職場までの通勤に2~3時間の彼にすると、玄関開けたらすぐ畑のわが家のワーキングフィールドはとても新鮮だったようでした。

そんな彼に帰る前日にコッソリと打ち明けてみるのです。
「実はひら農園のホームページ、作ろうかと思って春から頭をひねっているんだけどチンプンカンプンでダメダメなんだ↘アキレス腱の入院中も挑戦してみたけどなんだか分からんわ↘」
するとK青年、
「僕でよかったらお手伝いしましょうか?」
~と、トントン拍子にあれよあれよと言う間に出来上がってしまって!


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たぶん、アキレス腱を切らなかったら…、K青年が休暇をとらなかったら…
巡り逢うことができなかったはずなのに…

おかげでさらに色々な出逢いと、北の野菜たちを愛してくれる方たちに支えられて、北の農園日記で放談しているのにもかかわらず、たくさんの方たちにエールや励ましをいただいています。

夜、K青年と子どもたちと星の観察会

満天の星空に
「こんなの…千葉じゃぜったいみられない!」

天頂に夏の大三角と天の川
日高山脈にはさそり座の赤色巨星
北の美蔓大地にはカシオペアのW
そのカシオペアの鋭角がさす先が北極星

「どうして北極星は動かないの~?」

う~む…
地球の地軸の先が北半球だとたまたま北極星(ポーラースター/こぐま座のしっぽ)に向かっているから~?
(そんな説明で小学2年生がわかるかしら?)


あの星たちは一年で天空を一周して~
私たちが存在するはるか昔から延々と輝き続けてきているんだよ。
そしてその星たちの輝きは、何十年、何百年、何千年も前の姿…

それでも、星たちを私たちは仰ぎ、同じように誰かもきっと同じ星たちを見ているのだと思い、その星たちは私たちをきっと見守っていると信じているのです。

季節は巡り必ずまたこの星たちに出逢う…
人と人の出逢いも、偶然かもしれないけどそれでもそんな巡り合わせで、新しいものが創造されていると思うのです。
そういうもの達に私たちは活かされ、また導かれている…

きっと、きっと…必ず巡り逢える…
満天の星たちに子どもたちはどんな願い事をしたでしょう~




やがて万粒に
9/19
来夏のスピカに期待を寄せて~

巷ではシルバーウィークだとか5連休だとか楽しそうですが、わが農園は今日から平成22年産ホクシン小麦の播種作業です!
小麦播種ノードストン

予定では黒色火山性土壌のいわゆる“ウワダン”の畑は9/20前後に、沖積土壌の“シタダン”の畑は割と作が進むので9/25までに種まきします。

前作になる澱粉原料用(カタクリ)馬鈴薯の収穫も終わってみれば順調で、この時点でほぼすべての前作圃場が空きました。

馬鈴薯後、人参後は低地と畝枕にサブソイラー(心土破砕機)をかけてデスクハローのあとをスプリングハローで仕上げていきます。

スィートコーン後は耕起、砕土、整地とそれなりの手順を踏みますがこちらも速さが要求される作業なので行程と精度は両にらみにして着々と、淡々と畑を作っていきます。
耕起1

デスクハローで砕土→スプリングハローで整地~の組み合わせは、発芽精度がイージーな小麦にとってよりしっかりした鎮圧が必要であることと播種深度を均一にするためです。
砕土

それと、スプリングハローは作物残差や雑草をかき出さないように歯を抜いています。
(緑肥播種バージョン)
適度に柔らかく、適度に硬い…
簡単そうで意外と難しい…ですね~
スプリング整地

ミソといえばリン酸質資材(ダブリン)を全層で散布すること~
全層施肥

わが家のグレンドリル(昭和56年導入)の形状では種の下に肥料が入らないので、それを回避するためなのですが、行程を増やしてでも生育収量を安定させるためにリン酸質肥料の増肥はリン酸吸収係数の高い北の火山性土壌には有効です。

畑が仕上がると~
あとはただひたすら見当畝のラインをにらんで、播くだけ…播くだけ…播くだけ…
ライン


西洋の神話で言う農業と豊穣の神デメテール…
天空の乙女座のモチーフとしてとして太古から農夫たちに崇められてきました。
その乙女が持つ小麦の穂がスピカという一等星です。

地上のスピカはその一粒の種から百数十倍の実りをもたらします。
幾千粒、幾万粒…星の数ほどの実に

私たちの糧と満たすものは…
日も落ちた西の空の名残惜しそうにスピカが日高山脈に消えていく季節に、大地に植えられていくのです。




アーリーハーベスト

9/15
澱粉原料用ハーベスターは壊れてばかりだけど~

昨日から開始した澱粉原料用の馬鈴薯の収穫は、収穫あとに秋まき小麦を播きたいのでそれなりにキリキリして、いつもよりハンドルを操る手にも力が入ります。

昨年のハーベスターは第2コンベアーのロッドが外れてばかりではかどらなかったので、今年はシーズン前に新品に交換~ついでにローラーやユスリのギアも交換~○○万円かかってしまいました↘

でも、おかげでそれなりに調子よく収穫できます♪
(別なところのあちらこちらが折れたり、外れたりしますが…)
さらに今年は新しいユニット♪
新ユニット2
フォード66104WDとのコンビで、車速をおさえたり出入り口の負荷がかかるところもスリップしないので快適です♪
ちなみに昨年まではこんな感じ~
ハーベスター全景
(2WDは小回りがきいていいのですが…↘)

前後してなかなか天候が落ち着かなくて、土が湿っていたりするので、土とジャガイモの分離が悪かったり、茎葉や雑草が詰まったりしてロスもありますが何とか予定通りにいきそうです↗
積乱雲にむかって2

収量的には…
やはり早く枯れてしまったところは、小さくてタンクにたまりません↘
疫病防除の精度やちょっとしたタイミングの差で、やはりこれほどまで減収してしまうとは…
ジャガイモさんゴロゴロ

ちなみに昨年、同時期のジャガイモさんコロコロはこんな感じ…
コナフブキコロコロ
やはり、苦戦です…

小麦の前作となるアーリーハーベスト(早期収穫)のジャガイモは、採算ベースからいって60俵/10a(1俵60kg)を割るとかなり厳しいですが、それでも、早期播種(4月18日植付)でスタートが良好な生育ステージでしたから、なんとか4000kg/10aは確保できそうです。

壊れては直し、直しては壊れるロートリィなハーベスターも製造されてから30年…
生産環境も大きく様変わりしてきました。
でも、変わらないもの…
今更ながらですが、管理作業の大切さとそんな地道な積み重ねこそが、秋の豊穣を迎えることができる基本にして究極の答えであることを想うのです。

あと、一回防除をしていれば…
あの時、あの剤を使っていれば…
あと、1時間、30分、早く防除していれば…

喜びの収穫の秋は、同時に反省ばかりです。
イモ掘り始め




サイン
9/13
地球侵攻計画…緑の地球が侵されていくわけ~

自然相手の仕事をしていると、温暖化による影響をもろに受けていることを実感します。
平均気温が100年前から見て××度たかくなった~なんていう生活実感のない表現ではなく…

例えば、“土壌凍結”
真冬だと当地、北海道の太平洋側は降雪量が少なくて最高気温が氷点下の“真冬日”が2カ月近く続きます。厳寒期だと最高気温でもマイナス二桁が4~5日続くことも…(本当に温暖化なの?)
ただ、このところ冬の最低気温、最高気温はそこそこなのですが、降雪量が半端ないくらい~
実はこの雪、土にとっては断熱材の役目をはたしてしまい、土壌凍結しません。
就農した当時(昭和60年代)は1mくらい当たり前だったのが、ここ10年ほど土壌凍結は0cm…
春作業も早くはじまっていいこともあるのですが、土壌凍結しないと害虫の卵、幼虫や雑草の種が死にません。
一番の問題が馬鈴薯の野良バエ。野生化し、雑草となって農夫たちを苦しめます…
土壌凍結があったころは、考えられないことでした。

さらに漁師の友人に聞くと、海水温の変化はもっと深刻で本来南の海域でなければとれない魚が、北の日本海やオホーツク海でとれるようになった~なんていう話は、ラッキーな部分からアンラッキーな部分を引くと明らかにマイナスになってしまう(新たな漁具の準備や投資、市場の開拓etc)らしく、なかなかゆるくないです。(ゆるくない→北海道弁:たいへんだ↘)

私たちの生活は思う以上に温暖化の影響の中で侵されているのです。

そして、ここにきて悩ませているのがこいつ…
ニジュウヤ
ニジュウヤホシテントウ、別名テントウムシダマシ
ここ5~6年、大発生!

ちなみに、私たちの業界で言う益虫のテントウムシはこれ…
ナナツ
ナナツボシテントウ

ニジュウヤ…以前はこれほど発生することはありませんでした。
馬鈴薯の害虫防除でも「被害が拡大しそうなら防除の必要がある…」といった感じで、重点防除害虫には入っていません。
そんなこともあって、当農園では澱粉原料用馬鈴薯以外は殺虫剤はかけていませんでした。

ところがこいつら、幼虫も馬鈴薯の葉を食害しますwww
ニジュウヤ幼虫

しかも、微妙に姑息!
色合いとホシの数をかえて益虫のナナツちゃんを擬態しています。
(幼虫は全然別の生き物だけど~)
それに臭いし(怒)

ゆ、ゆ、ゆるせん!
でも、怨敵、ニジュウヤをやっつけるために殺虫剤をかけると、味方のナナツちゃんも殺してしまう↘

そうやっていつもスルーにしてしまうのですが、調子にのったニジュウヤは近隣の野菜たちまで食害していきます。
小豆、サヤインゲン、カボチャ…しかもよりによって、ハウスの中のトマトやナスにまで(怒)

道の駅出店野菜を物色してみたものの、さすがにこのナスでは×
色合いといい艶といい、高貴で妖艶なナスがこいつらのせいで台無しです(怒)

でも…ふと見ると…食害痕
(ニコチャンマークのような、ドクロのような~)
nasu.jpg

なんでしょう…この言い知れない恐怖…モヤモヤした感じは~
「どこかで見たぞ…」

まてよ…!もしかして、これ…ミステリーサークル的サインでは~?????
きっと遠くかなたのニジュウヤテントウ母星へ向けた地球侵攻状況を報告しているサイン?
それとも、不摂生な人類に対しての警告のサイン?

そういえばニジュウヤの幼虫も、異星人の幼態のようでグロテスクだし!
テントウムシの形態事態、異星人の宇宙空間を移動する乗り物っぽいし…

バルタン星人の地球征服の道のりは険しいようですが、いっぽうニジュウヤ星人は地球温暖化の混乱に乗じて着々と進行しているようです。

殺虫剤をうまく使う対処療法と合わせて、温暖化に対応する生産技術の確立とそもそも温暖化を止めなければ、テントウムシ型エイリアンに緑の地球が支配されるのも時間の問題かと…

でも、もし…食べつくされてしまったあと…
彼らは何を食べるのでしょう?

あ…
そもそも、その存在自体が温暖化の原因になっているホモサピエンスには、それを心配する資格はないのかも…ね?




ナマクラ者の節句働き

9/11
神社のお祭りに最終の防除~

大雪山、黒岳も初冠雪のたより…朝の最低気温もひと桁になってきました。

今日は地元、屈足(くったり)神社の秋のお祭り♪♪♪
お神輿担ぎのお手伝いや、出店のお手伝いや、町内会のお神輿受入れの当番や、お祭り会場の防犯協会の見回りや…わが家それぞれに大忙し(汗)

しかし私は~収穫時期でパタパタしそうなところ、冷徹に優先順位をつけていくと…

澱粉原料用のジャガイモと甜菜(シュガービート)のほぼ最終の防除作業(爆)
このところ、雨が降ったりやんだり、風が強かったりでマチマチになっていた作業は、実は最終コーナーを回って最後の直線の肝要なところ!
手は抜けません!
しかも、明日後半は雨マークwww

ここをしっかりやりきらなくては↗
いも防除9月

もちろん、お神輿当番や見回りは忙しいからとスルーするわけにはいきません。

先人いわく
「五穀豊穣の秋を迎えたことに感謝し、心静かに清くし神様をおまつりする…」ので、仕事などと称して心を乱れてはいけない。
~のだそうで、これを「ナマクラ者の節句働き」と古から諫められてきました。
神輿のお迎え

お天気勝負だから、普段からナマクラ…ってことでもないのですが、こういうときってやはり言い分けっぽく聞こえたりするものです。
(神様、ごめんなさい…)

言い訳ついでに、お神輿担ぎの協力にレディースファームスクールの研修生の“リサちゃん”と、今月から実習生で受け入れている道立農業大学校の“タクミくん”の未成年コンビに「若者は地域貢献してナンボなんじゃ!」と、偉そうなことを言ってヒラリー共々一緒に送り出すのです。
神輿担ぎ

夕方からは甜菜の防除も半端になりそうなところ、早々と切り上げ防犯協会の見回りへ~
中学校PTA会長の役目だったりします。
帰りがけ、末娘が通うソロバン塾の出店で出している“特製豚丼ミニ”を買って帰宅~
待っていたのは母が作った北海道らしい(?)甘納豆入りのお赤飯♪
(ちなみに甘納豆は自家製金時豆です♪)
ごちそう
ごちそうです♪

色々な意味で不遜な心がけでいただいたお神酒は、今日の青空の下、農夫たちの五臓六腑に沁みわたっていくのですが、そんな豊かさに感謝できる収穫の秋はいよいよ深まっていくのです。




逃げ水
9/7
農業者戸別所得補償制度についてー青年部役員OB学習会~

前回の道青協役員OB学習会は選挙前だったので、終わってみなければ分からないことダラケ…
~ということで、選挙後に改めてーと、幹事の某仲西元副会長、某松原日胆地区元会長には骨を折ってもらい札幌中央会に集結。

現役役員も含めて12名の参加と、関心の高さをうかがうことができました。

もちろん雑談からは、民主党王国北海道にあってコールドゲームの様相に、噴出するコッパミジン党への不満はそれはそれとして、肝心の平成23年度から実施するとしている新制度(農業者戸別所得補償制度)や、狭間になってしまう来年度の制度改変はいよいよ混迷を極める様相です。
なんだか、「新・食料、農業、農村基本計画」の策定や農政改革特命チームの政策議論なんてどうでもよくなっちゃうのかもしれません。

そう…政権交代は思う以上に多くのストレスと負荷を伴うものになるかもしれません。

しかも、実態はまだ混沌とした闇の中…
近づこうとすればするほどぼんやりとして分からない状態です。

そんな逃げ水のような実態のないものを追いかけ、振りまわれるのはナンセンスなのですが、それでも“責任ある政策提言”をいうJA青年部としては「なんだかよく分からないけど、何とかなるんだべ~?」ではいかんのであります!

その想いに応えて、北農中基本農政対策室考査役を講師にして激論が交わされていくのですが、やはり現段階では?が?を呼んでしまい、釈然としない所も…
民主党のマニュフェストも選挙ごとにブレブレで、整合性の取れない所もあって穴だらけですが整理すると見えてくるところも…
胸のマークはつぎはぎ

たとえば~

《対象作物は?》
「生産費と販売価格との差額が発生する作物に補填する」~とされていますが、「生産費が販売価格を構造的に上回っている農産物」は政令により指定できるとしています。
これからすると、“構造的に生産費を上回らない”農産物は対象とならない~ということになります。
つまり、野菜、果樹などは需給の関係で採算割れしたとしても、この制度では対象とならない…(はず…?)
ただし、「地域の農業振興に欠かせない作物」には網かけしていますから、都道府県によっては対象作物が拡大する場合もあるかもしれません。(いずれにしても、「予算の範囲において~」らしい…)
ちなみに、“構造的に上回っている”~具体的には現行の所得安定対策(いわゆる“品目横断”)の対象品目がそれにあたります。
小麦、大豆、砂糖、澱粉とか…つまり、輪作体系を基とする大規模畑作農家が生産している原料型作物のことになるでしょうか~民主党はこれにプラスして菜種、ソバ、飼料作物などをあげています。
なお、畜産物は“対象としないor対象になる”は、農業者戸別所得補償法案と民主党農林漁業再生プランとでは整合性がとれていません。

「え~!どの作物にも経費補填されるんじゃないの?」
「そーじゃないみたい…」
「な~んだ…」

別に騙されたなんて言うほど期待はしていませんでしたが、…ほんと…な~んだ…です。

《対象農家は?》
直接支払は「全ての販売農家」が対象とされていましたが、「生産数量の目標に従って主要農産物を生産する~」と法案提出時に整理されています。

販売農家であれば全ての農家が対象にあるのではなく、“生産数量目標”を守った者でなければ対象にならない…
当たり前といえば当たり前~つまり計画生産に協力しない生産者は例え大規模農家だろうと、意欲と能力のある担い手だろうと交付金の対象とならないということ…(かな?)

「バラマキ感は薄まったけどね~」
「そもそも、“生産数量目標”は誰がどんな風に決めるの?生産者団体は関与しないの?」
「10年後自給率を50%に~を目標に国と都道府県と市町村で決める…らしい…」

北海道畑作の場合、団体が作る対策本部委員会において自主的に決めたルールに則って、生産者皆が守っています。
他人(地方公務員?)が決めたいい加減なルールだったら、誰もしっかり守ろうとしないかも…
(いい加減なルールでなければ、WTO上“青の政策”になるのでしょうかね~それならセーフ…?)

《支援の内容》
農業者戸別所得補償金の支払いは、「販売農業者の所得を補償する」仕組みと「現行の中山間地域等直接支払制度」の2本立てで、所得を補償する交付金の算定は、「主要農産物の種類ごとに、毎年の主要農産物の生産面積(販売生産量換算)に応じた」支払いになるとのこと。
また、加味するものとして、「品質」「規模拡大」「環境保全」「米に代わる農産物の生産」が加算対象となるとしています。

ここで大いに疑問なのが、主要農産物の生産面積は“販売生産量換算”によって算出されるということ…(なんじゃそりゃ~???)
どうやら単純に“生産費―販売金額=所得補償金”とはなりそうにありません。

民主党がH19年に提出した法案の第4条2項には~
「交付金の金額は…面積単価(…標準的な販売価格と標準的な生産費の差額を…考慮し定める)に…生産面積(…農水省令で定めるところにより面積に換算したもの…)を乗じて得た金額」としています。
“面積に換算したもの”
単純な耕作実面積ではなく、現行の固定払い(緑の支援…生産実績に基づく一定額の支払い…WTO上、削減の対象とならない施策)に近い算出方法のようです。

ちなみに、同年日本農業新聞に示されている金額(面積単価)は、当時の「次の内閣・農水大臣」の私的試算としながらも、小麦(畑)30,820円、(田)36,280円、大豆(畑)21,512円、(田)28,245円と掲載されています。
この場合の算定基礎を「単位収量を政府の2015年目標にし、実際より高い数値で計算することで単価を抑制」したと説明していることから、目標値よりも高反収な生産者にとってはハッピー♪そうでない生産者はハードルが高そう…ってことになるでしょうか?
ま…当然といえば当然。
面積一律で交付されるのなら、とってもとらなくてもいい…ってことになりますわね~
その部分を公正に評価するという意味で、“面積に換算”する算定方法がとられるのでしょう。

「でも~そもそも黄色でしょ?この仕組み?」
「まだ余力があるらしい…」
「だったら旧制度(~H18)に戻した方が分かりやすいし、ちゃんとしてるでしょ?」
「国際規律の強化に対応するために…ってやってきたのに、“そこ”大丈夫なの?」

かりに、自由貿易で関税障壁を撤廃…っていうのが、前提でのこの制度なら原資は国民の税金。
「価格は市場で、所得は政策で」この国の農業を守るとしたら、スイスやフランス並みの付加価値税(消費税)は20%くらいにしなくては賄えないのでは…?世界第2位の農業王国フランスでさえそうなのだから…(そのおかげで国民は高福祉を恵受しているのですが…)
そもそも、予算規模とされる1兆円の算積根拠はなく、とりあえずそのくらい確保しなければという意気込み(発議者の答弁では“宣言”なる表現がなされています…)

もちろん、納税者のコンセンサスをとるためにも生産者としての生産責任と最低限の構造改革は必要です。
「とってもとれなくてもいいや~」みたいな、モラルハザードには国民も拍手しませんし「俺たち、ショボいから何とかしてくれ~」の、負け組根性ではエールをうけることはないと思うのですが…


色々と分かってきたことが…
でもそれも、これからが輪郭がはっきりしてくるのでしょう~
今の段階では、いずれにしても推測の域を出ません。

締めくくりに講師の考査役が
「食料安全保障や農業のことは国の根幹のこと…それが、たかが政権が変わるたびに、ぶれたりグラグラしていたのではおかしいですよ!」

国の根幹…医療、福祉、教育etc…
生活の根幹でもあることが、いま揺らいでいます。
声なき声が、届くでしょうか?

もちろん、一票を投じたのは私たちなのですが…





もぎってみたまえ

9/2
十勝川沖積最上流のスィートコーン収穫~

今日は(株)日本缶詰と契約をしている加工用(缶詰)スィートコーンの収穫です。
新得地区ではトップバッター
やはり沖積圃場は作が進みます♪

収穫したコーンは、アオハタ十勝コーンの缶詰になります。

数年前まで、地区の生産者OPとして収穫に携わってきましたが、契約農家の減少とOPの高齢化や収穫作業の競合で、今は缶詰会社が手配する派遣さんのOPが収穫してくれます。
ただ収穫してもらうイチ生産者でも、やはりハーベスターが来るとワクワクします♪

今回のハーベスターは、キャタピラのクローラータイプ。
高性能で小回りもきいて作業は効率的ですが、移動速度が遅いのが唯一の弱点。
ちなみに、三輪車モデルのトラクターをベースにしたホイールタイプは、帯広空港の2階売店のパネルに展示してあります。

えー?実だけを?機械で?どんな風に収穫するんですか?

分からない人だときっと想像するのも難しいと思います。
研修生も実際に見てみて納得!凄いすごいを連発していました。

そう~言葉で説明するのは難しいのですが~

左右のそれぞれ逆に回転している“ノーズ”にスィートコーンの茎葉を誘導して、
ノーズとナイフとチェーン

回転するバー型のナイフでむしり取り、コーンの実だけをチェーンコンベアーで引き込んで、
もいでます

ファンで雑用物など除去してエレベーターでタンクに貯めていき…
タンクに

トラックに積み込みます。
クローラーハーベスター

トラックが一杯になれば、工場のある帯広の隣町、芽室町まで搬送~
早いものだと収穫してから2時間で缶詰になります。

今月下旬に秋まき小麦の播種をしますが、いわゆるその前作。
スィートコーンの茎葉はすべて畑にすき込まれて、緑肥効果を発揮します。

北海道畑作農家の生命線、秋まき小麦を如何に安定的に作付けしていくか…
他の作物と違い秋まき小麦だけ、9月が播種時期なので前作を確保することは命題になっています。
そういった課題に応えて、“土づくり”や“輪作”の観点からも欠かせない重要な作物~

消費の減退や買い控え、缶詰離れ(重くてぶつかると他の商品を傷つけてしまうから~だそうで…)やごみの問題もあって敬遠されがちな缶詰製品。
かたや、現場は今年のこの天候で、収量も思ったほど伸びず↘
生産性の高い沖積土壌の圃場でさえ…

色んな思惑が交錯しますが、
「“美味しい!”と、言われるものをお届けしたい!」
~の、想いだけはぶれません。

ぶれなければ、持続可能な食料基地十勝の生産環境もその負託に応えていけると思うのですが~
飛行機雲の影

朝露に早朝の日の光を受けて、きらめくハーベストイエローなスィートハニー
「アタシ、美味しいわよ~♡」
~と、ささやいているようです。




封鎖できません!

9/1
この歳になっても誕生日プレゼントは嬉しい♪~

ニヒャクトウカ…台風の襲来特異日…防災の日…関東大震災…大韓航空機撃墜事件…
~の今日は“ひら農園”の農場長の誕生日。

誕生日とは言っても単なる時間が積み重なっただけ~淡々と冷徹に時流の速さを悟ろうと仙人のように過ごそうと思っていましたが、お世話になっている方たちや大切にしたい人、愛する家族から「誕生日おめでとう!」のコールをいただき、いくぶん高揚した次第(照)

ありがとう…おかげさまで概ね40を越してまた一つ歳を重ねました。

夜、少し離れているところでこの春から社会人として独立している長女と居候している高校3年生の長男が
「これぇ、誕生日プレゼント…おめでと」
と、ジグソーパズルをプレゼントしてくれました。

「あ、あ、ありがとwww」

思いがけなかったので、声が上ずったかもしれません…(恥)
レインボー
レインボーブリッジの向こうに東京の夜景と満月~

こんなロケーションを一度でいいから、生で見てみたい…見せてみたい…
「レインボーブリッジ、封鎖できません!」
って、青島くんみたいに叫んじゃうかもね~
青島くんと言えば、
「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」
って、いうのがあったよね~
そう言えば、霞が関や、大手町や、永田町
「どんなに美しく逞しい議論をしていても、この会議室のテーブルからはお米一粒たりとも、ジャガイモ一個たりとも、牛乳一滴たりともつくることはできません!それを生産しているのは現場の人間、私たちです!」
って、ちょっと前まで言ってきたわ~農業の担い手の組織代表で…そう言えば…

あれから、何か変わったでしょうか?何も変わらない?時間を重ねただけ?
では、重ねた時間は無意味だったでしょうか?

う~む…
成長していませんな~お腹周りと体脂肪は順調に右肩上がりなのに↗
ん?まさか、そこだけまだ成長期?

家族から失笑されてしまいました。

これでも、愛の保健指導と相棒の万歩計のおかげで順調にダイエットされているのに…

誕生日にもらった新しい宿題~ジグソーのレインボーブリッジが完成するころ、果たしてどれくらい成長して、かつ、ダイエットしているでしょう~
自分が自分を楽しめる領域に入ってきました!
(だからそれが“中年オヤジ”なんだって!byコテング長男)