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プロフィール

ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
最強の悪魔の実
10/26
この歳でまさか赤ちゃんができるとは~

隣町のお得意様から今年もジャガイモのオーダーをいただいて、お届けしなくては…と、収穫作業とあわせてパタパタしていました。
そんな時でもいつもならヒラリーがチャッチャと配送するのですが、なんだか億劫そう…

あらら?ちょっと疲れがたまっているのかしら~

と、やさしい農場長はそれなら買い物(プリンターのインクとか、“消臭剤”とか)ついでに運転手してあげる~と、小ドライブ♪

するとヒラリー、唐突に
「お寿司食べたいわ~」

ん?なに?!

「ケーキ作ってくれるんだって♪」
買い物ついでに中学生の娘たちに頼まれて、ケーキの材料を調達してほしいと…

あ~!
そういえば、ヒラリーの誕生日もうすぐでした!
(いかん、いかん、忘れてた…)

ジャガイモのお届けを終わらせて、久々の回転ずし♪
お茶で乾杯♪

農場長「いや~でも、この歳で赤ちゃん出来るとは思わなかったね~」

ヒラリー「ちょっと…誤解されるような言い方しないでよ(恥)」

実はヒラリー、このところ育児ノイローゼ。
それで“消臭剤”も必要になって…

赤ちゃん…しかも双子



冥王



黒ひげ


とにかく可愛い♡♡♡

長男、先週のとある日、電話で
「同級生のうちで犬が生まれて、柴犬なんだけど、もらうことにしたから~」

も、も、もらうことにしただってー!
どうすの?わが家にはアライグマハンターシロがいるのに!
ダメ!ダメ!ダメ!

「うん!大丈夫だから!じゃ~」
プープープー
もしもしもしもしもし!?
大丈夫ないだろーよ!おいおい!

~と、家族皆拒否!断固拒否!残酷だけど直行で保健所だから!

なんて言っていたのに…
ご対面したとたん、これだ…

たしかに可愛い♪まるで、ぬいぐるみのよう♪

でも、こんななし崩しにゾロゾロと増えていくと、そのうちこども動物園になっちゃうでしょ…
長男、なぜかよく犬、猫や時にはウサギまでもらってきちゃいますし…

~で、結局面倒みるのはヒラリーだったりします。

それはそうと、赤ちゃんなので変なものをそこらへんに置いておけません。
ちょうど、人間の赤ちゃんがハイハイからつかまり立ちを覚えて、行動半径が広がってきたころ、赤ちゃんは何でも口に入れてしまうので、手の届く範囲には細々としたものは置いておけない感じに似ています。
(あ~なつかし)
しかも、こんな小さい体なのにどんな膀胱をしているのか、おしっこばかりしてくれます。
(くっちゃいくっちゃい)
しつけても、猫ほど覚えは良くなく粗相の後始末ばかりでヒラリーはヘトヘト…
もちろんペット用の“消臭剤”が必需品となって…

そんなこんなの、お寿司屋さんのカウンターでの会話になるのです。

命名~
白い方を「レイリー」♂
黒い方を「ティーチ」♂
(なんだか異論があって正式決定ではありませんが…)

海賊王海賊団の副船長&王下七武海が食べた悪魔の実は“おしっこおしっこの実”
もっか最強にして最悪の実↘↘↘

はやくおトイレ覚えましょうね~
あと…たのむから泣かないで寝ておくれ~
ヒラリー、子犬の世話をしているのに目の下にクマが出来ているよ…




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ヒトがまいる
10/24
掘ってみないと分からない?意外と穫れてよかったフードプラン人参~

昨年からみて10日以上遅い播種と収穫になってしまった人参。
フードプラン収穫開始

秋収穫の人参は“コープこうべ”と取引をしているフードプラン。
化学合成農薬の使用回数を一般栽培の2分の1以下にしているもので、黒葉枯れ病や軟腐病の重点防除には『バイオキーパー』と『ストロビー』と『ポリオキシン』の3種で防除回数も制限されます。

でも、こんな年だったので果たして物になるのかならないのか?
JAの出荷計画に合わせての計画播種ですが、降雨のせいで製品にならず収穫中止になった生産者や畑もチラホラあったり…
我が農園の人参も未だかつてないほどの生育遅延で、茎葉の丈が通常の半分くらい↘↘↘
(ハーベスターで収穫できるかしら?)

こうなると、製品歩留まりを少しでも上げたいのですが…
農薬と使用回数が制限されていることを言い訳にしているわけではないけれど、「本当はやっぱりあの時“あの農薬”をやっておきたかったんだよな…」みたいな感じで、収穫直前には特別栽培法を選択したことを悔やんでみたりするのが正直なところ。
特に今年は肥大初期の天候が苦戦だったので余計です。
取引条件としては一般栽培のものと比べて何割か割高に扱っていただくのですが、その分減収になってしまったら、やることをやってしっかり穫ったほうが収益が良かったなんて場合も…

どっちが得?損?~って、ことでもないけど、こればかりはむずかしい。
天候による豊凶の差がマーケットの評価に結び付きにくくなっているから~
(いわゆる適正価格がなかなか形成できないですな…)

などと愚痴がでてきそうなところ、人参のコンテナは一杯に…
はたしてJA担当者の目立てはいかに?
コンテナ一杯人参
あら…意外と良型のいい人参♪
まずは一安心…
病気がひどいのは仕方がないとして豊作とまではいかなくても、それなりに穫れましたぞ♪
人参ハーベスター

でも、むしろこのでき方でこの人参…っていうのが、わからないと逆に悩ましい…

たとえば、根菜類の場合、地上部の生育と地下部の収穫物とはだいたい比例します。
甜菜や馬鈴薯もある程度地上部の“体型”が出来上がっていないと、やはりしっかり穫れません。
(甜菜や馬鈴薯にとって地上部は製糖工場だったり澱粉工場だったりするわけですから~)

ところが地上部が筋骨隆々なのに、地下部が貧弱というのも意外とあります。
(脱いだらガッカリ…いやいや、そういうネタではありませんよ。)
収穫してみたら意外とハーベスターに溜らなかった…みたいな…
この場合は、窒素質肥料のやりすぎが原因だったりします。
(なので、振り返ると心当たりがあったりしてね~)

そう…原因が分かればとりあえず一安心。

しかし、ごく稀に地上部が貧相なのに地下部の成績がとてもいい~なんてこともあります。
今回の人参もそうですが、特にネガティブな因子がない場合は「たまたま上手くいっただけ」と、畑の神様に感謝するくらいで終わってしまいます。

嬉しい誤算と言えば誤算でしたが、たいがい帳尻は合うことになっているので期待している方の畑は思うほどたいしたことなかったりするのでしょう。
でも、脱がしてみたらおもったより凄かった♪
(いやいや…だからそういうネタではないですから)
ちょっとは、いい思いをしました♪
人参畑の折り返し

本当は、失敗がありそれを反省するから経験値が上がり、人は成長すると思うのですが…

脱がしてみたら…
…なんて表現で悦に入っているところを家人に白い目で見られているうちは、成長しませんな~




うんとこしょ!どっこいしょ!

10/21
本当はカブじゃないけどね~

運悪く甜菜と人参の収穫予定日がぶつかってしまって、それなら条件のいい時に条件の悪そうなところを収穫してしまおうかと、早々と甜菜の収穫開始~

ハーベスターやタッパーなどの作業機をセットして、整備して、いざ出動!
(ワンダバダバダバ♪ワンダバダバダバ♪ワンダバダバダバワン♪)

~って、そんなに勇ましくもなく、それにそんなに簡単じゃない…です。

まずは、ハーベスターが畝に入って収穫するための旋回するスペース“畝枕”の収穫をするために“畝枕”の“四隅”を手で掘りとっていきます。
(手で→タッピングナイフを使ってビートをひっこ抜き、茎葉を切り落とします。)
ビート君

今年の夏の天気(6月:平年の3.5倍の雨量、平年の4割の日照時間)で根の肥大は思わしくなく、滞水が発生したところは根が腐れていたり、消えかかったり…
収穫前から期待できないほど、こんなに悪いのも久々です↘↘↘

でも、秋の少雨に助けられて、糖分は高そう…
それに、そこそこ出来ているところは、それなりにそこそこに~
こんなビートも♪
リサとコロコロビート

う~む…こんなビートばかりだったらな~
(レディースファームスクールのリサちゃんもびっくり!)

ちなみにカブのような形をしていますが、アブラナ科ではありません。小学生用の古い地図帳には「サトウダイコン」なる表記がありますが、もちろんアブラナ科の作物ではないので“ダイコン”は誤りです。
(“BSE”を“狂牛病”って言っているみたいなもの~)

実はアカザ科~ホウレン草の仲間です。
(なので「大きなホウレンソウ」の方が、むしろ正解に近いのよね~)
日本名では舌に甘いと書いて甜菜(てんさい)~砂糖の原料です。
外国名ではビート~ただし、飼料用と混同される場合があるので、“シュガービート”といえばバッチリ!

ちなみに、わが国で消費されている甘味原料のうちの25~30%がビートシュガー(全量メイドイン北海道)で、ひら農園のビートの出荷先はホクレン清水製糖工場で、ここで製糖される砂糖はオロナミンCやジョージアの缶コーヒーにも入っていたり、パ・リーグの道民球団ファイターズのライバルでもある某球団の親会社である某大手菓子メーカもお得意さんだったりします。

そんなビート、前の年の秋に育苗土の準備をして、まだ雪のある3月にハウスに種をまいて、5月の連休に畑に定植して、そして収穫は雪がちらついて、出荷もしばれる中…
砂糖は甘くても、その原料を作るのはなかなかあまくないです。
(北海道弁では『ゆるくないっしょ~』)

種が植えられてから7か月もの間、ビートは太陽と大地の恵みを凝縮してこんなにまで大きくそだった根の中に蓄積している砂糖は、同時に農夫たちの汗の結晶だったりします。

うんとこしょ!どっこいしょ!なかなかカブは抜けません…
(童話『大きなカブ』に登場するなかなか抜けないカブは、実は飼料用ビートが原型になっていると思うのですが~)

もし、そんなビートばかりだったら、農夫も汗のかきようがあるというもの♪

あ…砂糖がしょっぱくなっちゃうか~?




秋耕
10/19
緑が土を作る~

甜菜と人参の収穫を目の前にして、片付けておきたい農作業~秋起こし
今夏、麦あとに播種した緑肥エンバクのすき込みを貫徹しました。
緑肥砕土

この畑、来期は甜菜…その次の年は馬鈴薯…その次の年は人参やスィートコーン、豆類…そして、また小麦…
こんな風に圃場ごと、その年どしによって作る作物を輪番で変えていく農法が“輪作”です。
(⇔同一の畑に同じ作物を作付けすることを“連作”と言います。)
いわゆるクロップローテーションは、農業先進地のヨーロッパ農業が古くから実践している“四圃式”(or三圃式)がベースになっていますが、当地十勝の場合は開拓されて以来の適地適作で選抜育種されてきた作物たち~“小麦”“豆類”“馬鈴薯”“甜菜”(いわゆる畑作4品)によって輪作されています。

この畑作4品は俗に“国家貿易品目”と言われ、ワールドトレード上重要品目(インシティブ品目)で国の制度によって守られ(保護され?)実需者に供給されている原料型作物で、業界では“シロモノ”と言われています。
(小麦粉、大豆製品、片栗粉、砂糖…みな白いので)

そんな政府が管掌する“シロモノ”はマーケットではなく、国の制度によって取引されているので儲かる?儲からない?といったステージとは別な次元で産地の自主ルールに則って耕作されています。
もちろん持続的に再生産が可能な取引条件(適正な価格形成)でなければ、生産者もまいってしまうのですが、いわゆるグローバル化によって国際競争が激しくなり、あわせて国際規律が強化される中、生産者が生産意欲を喚起するような品目ではなくなってしまいました。

結果的に農家所得が目減りするのですが、それを解消するため第5、第6、第7の作物たちが各産地に導入されているのが現状です。
(もちろん、4品はしっかり作りながら…)

その第5、第6、第7の作物…
地域にあっては特用特産作物(新得ソバとか…)や輪作体系上組み入れることが可能な野菜作~
たとえば加工用のスィートコーンだったり、人参だったり、長イモ(JA川西)だったり、キャベツ(JA鹿追)だったり、大根(JA豊頃)だったり、タマネギ(北見管内や富良野地区)だったり…

実は畑作農家が“輪作”にこだわるのは、少しでも良いもの、品質の優れたもの、そして何より美味しいものを作りたいからです。
そもそも“輪作”は単作による経営的なリスク回避という営農手法としても有効なのですが、より良いものをより沢山収穫するためには、物理的に悩ましくも実は一番イージーな農法です。

では、なぜ“連作”がダメなのか?
たとえば、ラーメンの好きな人がいます。
でも、朝、昼、晩、毎食ラーメン…来る日も来る日も…体がおかしくなってしまいますね~たぶん…
作物にとって大切な“土“のバランスがダメになってしまいます。
そのバランスを保つため、あるいはバランスを崩さないための工夫~それが“輪作”です。

そんな“輪作”は畑作野菜農家にとって土づくりの基礎でもあるのですが、もちろんそれだけでは不十分で、大切な“土“を良くする(あるいはこれ以上ダメにしない)ためには、有機物(堆きゅう肥とか…)を還元施用したり緑肥作物を栽培することで、より豊かで肥沃な土壌になっていくのです。

肥沃で豊かな土…
農夫のとって何よりの財産でありながら、自ら汗し工夫しなくてはけして永遠に手に入れることができない。
ゴールのない作業…土づくり
緑肥耕起

すき込まれて…緑は土に還り土を作っていく…
幾億の微生物や糸状菌に分解され土に還り貫徹する秋耕は、もちろんそれで終わりではなく新しい始まりの土塊を作ることに他なりません。

新しい土塊に未来を託して、トラクターの轟音は晩秋の北の大地に響き渡るのです。




沃野に眠る
10/16
故中川昭一氏哀惜の会~

十勝晴れの中、今月4日にご逝去された中川氏の哀惜の会に献花をささげてきました。
偲ぶ会

秋には光になって畑にふりそそぐ~千の風になって、どうか私たちを見守ってください…

「千の風になって」から引用した前官房長官の河村氏の弔辞に、会場となった北海道ホテルの豊かな木々たちや草花たちが一瞬ざわめいたような感触を覚えてしまいました。
きっと…魂はこの大地にあり私たちを見守り続けるのだと誰もが思ったことでしょう。

印象的だったのは奥様の郁子さんのご挨拶

「~葬儀の9日はまさに台風一過の晴天でございました。(彼が)25歳、19歳で出逢ってから30余年。(彼は)そんな台風の中を手をひっぱり導いてくれていました。台風は時に大きな雨をもたらしますが、その雨は同時に肥沃な土を生み出します。私たち遺された家族にとってその土はかけがえのないものとなりました。これからは、そのかけがえのない土を大切に生きていこうと思います…」

政治家の妻として、家族としておそらく人には言えない、他人にはわからないお辛いこともあったに違いありません。
期待されるがゆえに、辛らつな意見や厳しい叱咤も…
か細くも凛とされておられた奥様だからこそ、余計痛々しいものがありました。

それでも、だからこそ一層”肥沃でかけがえのない土”というフレーズは、農業王国十勝の農業人の一人として胸を打つ言葉でした。

時代のうねりに逆らうことはできないでしょうが、そのうねりを生み出しているのも人の想いだったりします。もし、時代がまだ何か求めるものがあったとしたら、こんな形でお別れすることはなかったかもしれません。
昭一氏の死は文字通り、一つの時代の終焉だったのでしょう…
でも、それはそれでお終いなのではなく、次の時代の新しい始まりの土壌になっているのだと思いたいです。

身体は朽ちるとも魂はこの沃野に抱かれ、私たちを見守り続け、きっと新しい時代の礎となっていくはずです。

どうか安らかにお眠りください




成長しつづける
10/15
増体重プロジェクトの結果は?~

今日、秋期の研修期間(10/1~)を終えて、JA芽室の育成システムの研修生“ヒロちゃん”が帰郷しました。
玄関前で
育成システムは今年で15年目で、わが農園では3年前から受け入れています。
春と秋の合計25日間~女の子は初めて♪

春作業ではシステムの2年生ということもあって、よく気がついて学習意欲が旺盛でしかも女性的な配慮ができて作業の補助者としても助かっていましたが、秋期はずいぶん慣れて、私とヒラリーの夫婦漫才のあいの手を入れたり、つっこんだりボケたり…
あまりおもわしくない作況の中でタフな収穫作業も、何とか思い通りに笑顔で折り返せたのもそんな彼女たち研修生スタッフのおかげかもしれません。

10/9の台風後の晴天の間隙をぬって、来年の甜菜の育苗土の準備も例年より約2週間以上早く、しかも綺麗にできたのもそんな彼女たちの力が大きかったです。
(本当に助かりました~ありがとう♪)
育苗土準備

育成システムも当初、「組合員の子弟に給料を払うなんてケシカラン!」的な反対意見もあったそうですが、15年たって当時のシステム研修生がJA青年部の幹部や各生産振興部会の役員に就くようになり、成果として大きなものを期待出来るようになった…
~と、JAの担当者からお聞きしたことがありました。

そう…
組合員教育って難しい…すぐに答えはでません。
それでも人を育てるのは人です。
何かに出逢うのも、何かに学ぶのもきっと“その時”でなければならないのだと思います。
目の前のことを今最善のタイミングと方法でやりきらなくてはいけません。
なんだか、育苗土の準備と似ています。
土づくり、作物づくりや子育てと通じるものがあるかもしれません~

そんなヒロちゃん、秋期研修期間中に誕生日を迎えました。
そのちょっと前、母も誕生日だったのでたまたまいただきものの、それも食べきれないほどのケーキのおすそ分けをいただき、傷むのももったいないからと“お菓子ご飯”(ケーキやお菓子と牛乳やコーヒーですませてしまう食事?)を食べてから、体重計の針が無情にも右肩上がりになって(あんなに頑張って仕事しているのにぃ~)ごちそうを遠慮している彼女に

「痩せて返したらお父様やお母様に怒られる!遠慮しないでちゃんとオカワリしなさい!」

「でも、体重が…」

「若い子が体重なんか気にしちゃダメ!春からのプロジェクトが台無しになっちゃうでしょ!」

「プロジェクト?」

「そう~『ひろちゃん増体重計画』!」

「えーーーーー!」

大丈夫!人は一生成長するのですぞ…
人とは、そういう生き物です。
(←そういうのとはちょっと違うと思います…byヒロちゃん)

ごくろうさま…ありがとう




まるで待っていたかのよう
10/8
ジャガイモの好きな人には悪い人はいないようです/09収穫シーズン顛末~

前週から台風の到来が予想されていて、それも直撃っぽかったので区切りよく小豆と馬鈴薯の収穫を終わらせてしまいたかったのですが、10/2の雨後から安定しない天候で苦戦…4日は結構な雨量でちょっと黄色信号点滅状態でした。

そんな中でも、10/5は安定化しつつある天候を期待して小豆を刈り取り。
小豆刈り取り
わりと乾いていたので、雲行きは怪しかったのですが午後からスレッシャーで脱穀収穫!
何とか明るいうちに完了~♪
新もの小豆
(ほんとうに、お天気儲けました♪)
こんな年でも意外と収量ありました♪200kg/10aくらいかしらね~♪
若干小粒傾向だけど、株立本数を多くしたおかげ…かな~

10/6からは食用馬鈴薯の晩生品種“レッドムーン”と澱粉原料用馬鈴薯“コナフブキ”の収穫とダブルチームでハーベスト。
最後の一本
コナフブキの圃場は除礫を施していても、時々メクラ石があったりして気を使いましたがわりと順調で、なんとか10/7に終了して~
よく壊れなかった

あとはレッドムーンを残すのみ!
我が農園では、食用馬鈴薯はポテトディガーで掘り上げての手拾い収穫ですから、人海戦術で物理的に時間がかかります~
飛行機雲だらけ
打撲とかの品質劣と作業の効率性を天秤にかけると、自家用+お客様・体験農園用の馬鈴薯生産規模とやり方ではこのあたりが限界かも…
(しかも今年は、そうか病がひどかった↘↘↘)

そんな10/8
台風が目の前に来ている中、“天気、もっても午前中…”でも“夕方まで収穫、かかっちゃう~”みたいな綱渡りの作業の中、ヒラリーを筆頭に研修生のリサちゃん、ヒロちゃん、父に母、そして私とフルスタッフで猛チャージ!の結果、お昼休みもそこそこに午後2時には収穫終了しました~(嬉)
レッドムーン版小トトロ中トトロ大トトロ
(ハートのレッドムーン♡)
畑のコンテナも規格外馬鈴薯もきれいに片づけて、やれやれとイップクの準備をしているところ…

ポツン…ポツン…バシャ、バシャ、バシャ…ザーーーー

と、いきなりの本振り~~~

「いや~、おわってよかったね~」
「みんな頑張ったもんね~」
「雨、待っていたみたいだね~」

うんうん、そうだね、本当によかった~となって車庫の中で和やかなオヤツタイム

人の出来ることには限界がありますが、でもけして小さくはありません。
台風の脅威の前ではちっぽけで無力な人間でも、アドレナリン全開の農夫たちがやりぬいたことはこの収穫シーズンの我が農園のハイライトだったでしょう~

腰、いたたたた…
膝も、いたたたた…
腕も肘も、いたたたた…

アドレナリン全開後遺症シンドロームも明日の農休日にしっかり癒されることでしょう~
みなさん、ご苦労さまでした。
色づく桂

PS
当地、台風被害が思ったより軽微
農園日記を通じて、沢山の方からご心配いただいて感謝いたします。
また、台風被害にあわれた方にはお見舞いを申し上げます。
一刻も早く、復旧されてご家族や地域の皆様の笑顔が戻りますことをお祈りいたします。
青空収穫




その日
10/4
まだまだやらなければならないことがたくさんあったはず~

あまりの突然の訃報に、言葉を飲み込んでしまいました。

携帯電話を忘れて釧路から帰ってきたら、ヒラリーが「大変なことになったわね~」と…
ふ報

私は私で同い年の平成18年度JA宗谷地区青年部協議会会長だったI氏が亡くなられたお悔やみのお知らせに、ミニ同窓会の僚友との別れ際、
「誰か亡くなってからじゃないと逢えないのは辛いから、同窓会は元気で逢おうや!健康に気をつけてさ!」
~のエールにあなたこそ一番危なさそうなのだから気をつけな!と、突っ込まれ、やれやれまいったまいった~などと、ノーテンキに帰宅したものだからお互い会話がかみ合いませんでした…

「中川昭一さん、亡くなられたのよ~知らなかったの?」

「…!?」

『民主党がやってるのを批判してるだけじゃ駄目で、現場の人たちの話を聞きながら勉強しなきゃならないな。議席はなくなってもやらなきゃいけないな』と話していたそうです。
そう…あの方でなければやれないこと、あの方だからやれること、やらなければならないことがまだまだ沢山あったはずです。

人の寿命は自分では測り知ることができません…が、でも誰もが必ず命尽きる“その日”を迎えます。
僚友のI氏も4月の役員同窓会の時には何かしら覚悟めいたものがあったのかもしれませんが、そんなものに押しつぶされなく一人で戦っていたと思うと、あの笑顔で宴席のついでつがれてのシーンがいたたまれなくなってしまいます。
昭一氏も何かと難しいセンセイと言われてきましたが、一昨年私のギブス姿に「大事にしてくれよ!」と人懐っこい笑顔で励ましてくれました。
その笑顔をもう見ることができません…

残念…無念でなりませんが…
今はただ、冥福をお祈りするのみです。

どうか…どうか安らかに…
その笑顔は、私たちの中でいつまでも生き続けていきますから




何よりの励みに
10/3
「21世紀の食卓を考える会」に参加して思う…農場長ができる商いの限界点~

釧路の夜の同窓会の前段、実は別件のミッションがあってそちらも貫徹↗

「21世紀の食卓を考える会」の講演者として依頼されたのが一昨年の秋。
その時の出逢いからお付き合いをさせていただいている方と、農園の野菜たちをお取引させていただいたり、お中元やお歳暮代わりに農園野菜を贈らせていただいたり…
やはり丹精した野菜たちをほめられると凄く嬉しい♪

そんなご縁で今年は2年ぶりの北海道、釧路で開催される「考える会」に、コープさっぽろの帯広地区釧路地区本部長で、一昨年四国研修ではたいへんお世話になった某国井氏からご案内をいただきました。

懇親会では全日空ホテル、楡金料理長の釧路食材特別コースバイキングをしっかり堪能いたしました♪♪♪
食卓を考える会

本来なら北海道地元ということで、ホスト役を請うて出なければならないのでしょうが、すっかりちゃっかりお相伴にあずかった次第♪♪♪
(しかも和装の美人ママさんにバンケットしてもらってすっかり悦に♪♪♪)

同窓会までの少しの時間でも、この会はやはりとても刺激的…

某国井氏には
「ひら農園さんの“キタアカリ”、も~最高なんですよ!」
などと大げさに褒めてくれるものだから、
「それはぜひうちで扱ってみたいですな~」
みたいな反応があってワクワクです。

四国研修でお世話になってお付き合いさせていただいているアピタの佐井社長とは、握手を交わしながらお中元代わりの”インカの目覚め”を大絶賛していただきました。

「そういえばクックチャムの藤田社長さんのところとは、取引されているんでしたよね~」

愛媛でお総菜を販売している美人の藤田社長にはカボチャのコウシャク、あるだけ欲しいみたいなラブコールを受けて今シーズンは頑張りましたが…
そもそもいまや農園オーナーのヒラリーは“あるだけ”といっても、40、50個くらいのつもりでいたらしく、まさか桁で二つも違う数を見込んでおられたとは思ってもいなくて~
(図らずも夫婦間のコミュニケーション不足を露呈することに)
長男や家族からは
「父さんはダメダメ!そういうちゃんとした契約みたいな話は母さんじゃなきゃダメ!」
と、総ダメだしをもらい危うく農場長もクビになるところでした。

もっとも北のこの夏の天気でカボチャは小ぶりで、しかも6月の播種作業は雨続きで予定しただけ播けなかったので致し方ありません。
でも、天候が悪かったとはいえオーダーに全然こたえられなかったことは猛反省~
まさに“ひらあやまり”です↘

それでも「美味しいです!」と、喜んでいただけることは何よりの励み!

僚友たちが待っているので中座しますと幹事に告げると、せっかくですからご挨拶をいただければとなって~

「~この会を通じて、色々と刺激的な出逢いがあって、私ども農園の野菜たちもたくさんの方たちに食べていただけるようになりました。そして、なにより『美味しい!』と言っていただけることに感謝したいです。
そういうエール、励ましこそが私たち農業者を動かす原動力になっていることを、今年は天候が大苦戦ではありましたが収穫の秋を迎えて強くおもうところであります。
そんな笑顔の食卓を想い、汗を流す農夫と厳しくも豊かな大地があることを、皆様を介して発信できればと考えています。
『さすがメイドイン北海道、メイドイン十勝、メイドインひら農園の野菜たちだ!農産物だ!』と褒められるものを作りますから、これからも北の食材を一層愛食してください。~」

いただいたお料理と同じくらいズシンとした手応えのある拍手をいただき、でもやはりここから先の話はヒラリーの出番なんだよな~と、心の中で小さくつぶやくのでした…




霧笛の夕べ
10/3
思いがけずミニ同窓会~

全道PTA研究大会で釧路に~
収穫最盛期でも、前日(10/2)のまとまった雨で腹をくくっての久々の釧路♪
参加は昨年に続いての2回目。
特に今年は特命を受けてはいませんが、刺激的な出逢いに味をしめて自らエントリーした次第。

参加者名簿を見てみると~
おぉ~JA青年部の役員時代に一緒に汗をかいた僚友たちがエントリーしてますぞ♪
霧笛


携帯電話を携帯していないというアクシデントがありましたが、何とか連絡を取り合い、市内のとある会場で落ち合い、釧路の夜に思い入れ深い同窓会になりました。

地元からわざわざ駆けつけてくれた平成18年会の永代幹事のS氏
平成16年の酪農畜産担当副会長の根室地区のH氏
平成19年の酪農畜産担当副会長の留萌地区のH氏
平成16、17年の十勝地区会長の芽室のK氏
現役酪農畜産担当副会長の釧路地区のY氏
この4月まで帯広支所で青年部事務局を担当していたK君
そして会場の手配や懇親会の案内でいちばん骨を折ってくれた中央会の元道青協事務局のT君

本当にありがとう

う~ん…でも、こうして集まってみるとそうそうたるメンバーだわ♪
しかも事務局以外、みなさん地元小学校や中学校のPTA役員

話は尽きません。

大苦戦の作況、選挙の総括、政策議論、家族のこと、健康のこと、PTAのこと…

5年、6年経って、それでも当時のまま自分たちを動かしていた熱い想いって変わっていないんだな~を、実感しました。
(でも、やっぱり“青年”ではなくなったね~)

あとちょっぴりだけど、釧路美人を口説いてみようか~なんて話も…
(釧路って美人の多いところなのね~)

仲秋の名月に幣舞橋が照らされて…
元青年たちの雄叫びとともに、ロマンシーな釧路の夜は更けていくのです。