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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
のぞむ年
12/31
忘れるわけにはいかないけれど~

大掃除にせっぱつまっている農場長です。
(にぎやかな大晦日)

忘年をあえて望年と色々な場面でことあるごとに表現していますが、今年はこの業界、天候がなかなかタフで思う以上にダメージが大きくて忘れてしまいたいことも多々…

それでも、家族皆元気で賑やかになりそうな大晦日、お正月を迎えることが出来るだけでもそれはそれで幸せなことなのでしょうね~贅沢は言わないでおきましょう。

さて、大晦日に心静かに落ち着いて一年のあれこれを振り返り、新しい年に望むことを想う…
~なんてことは、ヒラリーの大掃除の気合の前にかき消しされてしまうのはいつものこと。

しかも、昨日深夜…(日付変更線を越えていたので厳密には“今日”)
またまた、悪ガキワンコが脱走して漆黒の雪原のはるかかなたで「助けて!助けて!助けて!」と鳴いているのをレスキューして家族ともども床に入ったのが午前2時すぎ…
農場長の大掃除スケジュール狂いまくりです。
完全にトホホです。
眠い…し…
紅白、最後まで見られそうもないです。

いやいやいや、ヒラリーに激がはいりそうです。
しっかりせねば!

週間予報では大荒れ予報でしたが今のところ小康状態
大晦日のガンケ

そんな大掃除中、時々のぞかせる青空に映える十勝川のガンケを眺めるにつれ、一年の区切りの中で流れる時間は誰にでも平等なのだけど、それでも時流の速さに戸惑うばかりの年齢になってしまい、やはりいつもこの日はやり残したものばかりを想ってしまいます。
雪そこに
(想っているだけではやらないのと一緒なのですが…ねぇ~)

時の流れは、誰にでもどんなものにも平等に刻んでいくものなのかもしれませんが、それでもゆく年とくる年の境目で見上げるガンケは、何か新しい決心を促しているように見えてきます。

…と、どんな決心だったかグダグダしているうちに、紅白歌合戦もいつの間にか後半戦。
家族皆であーでもない、こーでもないとツッコミながらあらら、わははと笑いながらの年の瀬。
小さくともこういう幸せもかけがえのないものなのでしょう…

新しい年はたくさんのかけがえのないものに出逢ってみたいです~

皆さま、どうぞ良い年をお迎えください。


【追記】
ヒラリー「どーーーーーしちゃったの!この散らかりよう(怒・怒・怒)!」

ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!
大掃除がてら整理整頓しているつもりなのに、なぜか散らかってしまうのょ
頑張って何とかするから、許して下さいwww

とりあえず謝っちゃたらなんとかなる?的な確信犯的年末大掃除もグソグソになっていよいよ佳境を迎えるのです。

はたして農場長に新年は来るのでしょうか?




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ふりかえると
12/25
今年も色々ありましたね…という座談会~

年の瀬を迎えてちょっと露出度が多い農場です。
(来年こそ!と思いつつ…)

先週17日に地元紙、十勝毎日新聞社『勝毎 農業ガイド』の“農業この一年座談会”のご案内をいただき参加しました。

~で、今日新聞に掲載されていました。
勝毎農業ガイド半紙

よかった…写真フレームから顔がはみ出してなくて(ホッ…)
~というのが正直な感想。

~というか、白髪加減と髪型だけは最近敬愛してやまない舘ひろし氏のようです。
白黒の写真でも白髪、ずいぶん目立ってきましたな~

「本格的じゃない!“本格”なんだ!」
(心の声by農場長)
自画自賛はこれくらいにしておきましょう。

事前に用意されていた設問はかなりボリュームがあって、以下のようなカンペをつくってのぞむのですが~

====================

設問その1
「今年の気象(春の低温、夏の猛暑)を振り返ってどうでしたか。どんな影響が最も大きかったですか。」

・春耕期スタートの4月は4半旬(4/15)以降、二日続けて晴れたのが28、27日のみ。植えつけが大幅に遅れて作物のステージ、作業に支障をきたしていた。

・逆に5月は順調で作業も取り返しつつあったが、後半の雨で大豆小豆の播種ステージを遅らせてしまって関連する管理作業等苦戦だった。

・しかし、6月は近年になりぐらい順調な天候推移だった。もし昨年のような6月だったら…と思うとずいぶん救われた。

・いわゆる前半戦、生育初期は管理作業期の順調な天候に助けられてそこそこ期待感があったが…

・しかし、小麦だけはなかなかよめなかった。ちなみに出穂期赤かび病の防除1回目ではわが家は18日。例年からみて10日ほど遅れた。ステージは追いついてきつつあったものの、やはりこの時点で10日遅れは今にして思えば致命的。作物の寿命は決まっているから、登熟期が詰まってしまうことが予想された。

・そして生育中期の7月、8月は猛暑に豪雨のダブルパンチ。
猛暑はいわゆる夜温が下がらないという点で作物の体力を奪った。もちろん人間もだ。
しかし、最も影響が大きかったのは豪雨、かた振りだ。小麦収穫が始まる7月下旬でけでも140mmほど降っている。コンバイン作業は本当にタフだった。

・また、8月も台風と集中豪雨で8月11日からの2週間の間に200mm以上降っている。
結果的にこの時期の豪雨が根菜類、特に馬鈴薯、甜菜、人参などに非常に大きな影響を与えた。

・9月に入っても高温、夜温が下がらず甜菜の糖度などに影響を及ぼした。小豆などもステージが進み過ぎて過熟傾向になったかもしれない。


設問その2
「畑作では営農管理がどう難しかったですか。特に小麦は受粉期に晴れて豊作が期待され、収穫直前まで不作という声はあまり聞かれなかったが、現場ではどう感じていましたか。猛暑が良かったという品目はありましたか。」

・小麦については起生期の低温でしっかり体力のある幼穂が育たなかったのではないか。結果的に外見上身体はできたけれど、花粉の生産量や受粉力が低下していた。
赤かび病の防除などしていても、思った以上に受粉していないなぁ~不稔が多いなぁ~という実感はあった。さらにその後の高温で登熟が駆け足になってしまったことが粒張りをおさえてしまったのではないか。

・また、現場段階では情けないことに収穫期になって分かったことだがハダニの発生が非常に多かった。H12年も発生が多かったがその比ではない。この点について指導機関からは注意喚起がなかったが、結果的に葉枯れをおこし登熟を加速させた要因の一つになったのではないか。

・作業歴と生育ステージのミスマッチやギャップがあった。春先の天候で遅れぎみの作業ステージで推移したが、作物の生育ステージはいつの間にか追い抜いてしまったという感じで対応できないものもあったのではないか。

・内部品質を高める時期(8月)にきて高温多雨傾向になり、防除作業はタフだった。従前は卓功性が認められていた薬剤もシャープさやパンチ力が無くなっているような感じがする。結果的に従来より防除回数を多くしたが病害虫が蔓延した状況にあった。
潜在的に保菌密度が高くなった圃場や、害虫のサイクルも早まり発生数も多く越冬している。雑草も通常の発生ステージではなくなってきたことから、いわゆる重点防除がずれていたり従前の防除暦などはあまりあてにならないかもしれない。来年はより的確で適宜な対応が求められるだろう。

・春作業時の貯金のなさが十勝山麓などの条件不利な地帯ほどあとあと大きなハンディキャップになった部分がある。特にジャガイモなど高水分の圃場に無理やり植付した圃場などでは管理も収穫も非常に厳しかった。そもそも萌芽不良の圃場が散見された。

・全国的に猛暑だったこともあり野菜は全般的に高値。脇役野菜も今年はしっかりマーケットの理論が働いた。ただし穫れなかったので収入的にどうかというものはそれぞれの品目で収益性は違ってくる。
良かった品目は?と言われればなかなか思い当たるものがない。
ただ、度を過ぎた高値は後で必ず仇を取られる。やはり生産意欲が喚起できる市場環境がベースにありつつ、安定供給が命題だが本年はそれを適うことが産地は難しかった。

・北海道ブームということもあり、アジアマネーが元気だった。体験型の観光農園をしているが、日本語の通じないお客様が増えてきた。別な業種では“大人買い”的なお客様層があったりしてごく一部、ピンポイント的にはバブルみたいなところもあった。
ただし口蹄疫の件なども含めて地域ぐるみの検疫体制など、今後の課題や取り組みが求められるものになった。

設問その3
「酪農では乳価が1キロ約4円下がり、口蹄疫対策もあるなど大変な1年だったと思います。現場ではどう受け止めていましたか。」
(大樹町酪農家 鈴木氏への設問)

設問その4
「今年の経験(教訓)をどう生かしたいですか、生かすべきですか。」

・排水対策~パラソイラー等が有効。もちろん暗渠明渠の基盤整備は必要。

・土づくり~やはりきちんと有機物を還元し緑肥を撒いて輪作をしっかりしている圃場は減収率が低いしこんな年でも内部品質もそこそこ納得するもの。基本技術とはいえ最も手の抜きやすく結果がなかなか見えない取り組みが“土づくり”だ。

・適期作業~とりわけ薬剤のより確かで確実なチョイスと防除作業。ただし主産地の構造的な問題も課題として整理しておかなくてはならないのではないか?

設問その5
「来年からは畑作で戸別所得補償制度が始まり、酪農畜産の制度も近い将来、戸別所得補償制度を導入するという話もあります。TPP参加交渉の問題もあります。現場でどんなことを感じていますか。国にはどんな政策を求めますか。」

【戸別所得補償制度について】
・現行制度(水田・畑作経営安定対策)と比べてどうなるか?というのは経営的にも最大の関心事項だが、本来なら『現行制度の何のどこをどう総括した結果、このような制度体裁になりました』という順番でなければならないはず。デジタルな数字(支持価格原案)は本当ならその後の予算設計と制度設計の折り合いをつけながら、という順番ではないか。

・事実新制度は、民主党がH19時に掲げていた『戸別所得補償制度』とは少なくとも全く別の物になってしまった。これらのことについて納税者、農業者、有権者に丁寧に説明しなくてはならないし、そういう部分を端折ってしまうと結局『農家には悪くしないから、お上の言うとおりにしてくれ』となってしまうし、現場も政策議論に共有感がなければ『補助金なんてもらった者勝ち』みたいな時代に戻ってしまうと危惧する。

・数量払いはわかりやすいという意味では評価するが、国際貿易規律の強化に対応し構造改革を促すための担い手育成に対する加算措置などが必要か?必要でないか?の議論はTPPに絡めても当然やらなくてはならないソースだ。

・さらには制度の体裁として所得補償という観念がなおざりになっている。農家所得がどういう水準で、だからどうあるべきかといった議論が完全に欠落しており、生産者が思い描くものとは明らかに異質のものになってしまった。

・そういう意味からも、期待度はそれほどではなく課題は山積である。しかしもちろん希望は捨ててはいない…が多くの農業者の想いなのではないか。

【TPPについて】
・民主党の姿勢には当初、“担い手”とか“農業構造改革”とかの文言が一連の政策議論から消えていた。土地規模の要件化などが結果的に地域の枯れ進みを進行させてきたとの見解からだ。
しかし、自民党政権下においても『農家は生き残っても農村が死んでしまう』的な議論はあり、そういうものに整理をつけてきたのが今時の経営安定対策である。

・少なくとも土地利用型作物、国際貿易上重要品目と言われているものを耕作する経営体、産地はこのことについて納税者のコンセンサスを得ることを前提に、世界と戦う最低限の準備をしなくてはならなかったはず。その部分で後退してしまった感はいなめない。

・しかも、ここにきてTPP問題で“農業構造改革推進本部委員会”が立ち上がるなどして基本農政の基軸が大きくぶれている。特に国際交渉は準備なり、ビジョンなりを持ってのぞまなければ非常に危険であるし愚かなことだ。
たとえば準備とは担い手要件・規模要件であり、ビジョンとは旧政権下の国会決議や日本提案なるものである。
そういうものが示されないまま、「乗り遅れるとたいへんだ」としてオロオロしてしまうのは、農業農村の受ける影響云々という以前の話として、民主党の基本農政の姿勢に大きな不安と恐怖を感じるものである。

設問その6
「そのほか、今年を振り返って付け加えたいこと、思ったこと。」

【政府・農水省への要望と北海道(地域)農業の対応方向】
・“政治主導”と称し政務三役が現場に来てヒアリングをやりました~までは良かったものの、それがアリバイ作りになって、その後のキャッチボールがない中で制度改変を迎えるのは拙速と言わざるを得ない。

・踏むべき路順をふみ、ピン止めしながらもう少しガチャガチャしないと制度は磨かれないし、多くの国民、生活者や納税者に理解されない。
補助金をもらって補償されるのであれば制度理念などどうでもいい、となれば農業者にとって他人事のようなことになってしまう。少なくとも現場の人間がやるべきことをやっている者として、しっかり説明責任を果たす場所は必要だし、政府、農水省にも丁寧な対応が現場にも納税者に向けても求められる。

・また、改変期にあたり個々の営農強化は農家個々の工夫と努力で乗り切らなければならないことは当然として、少なくとも食料基地北海道の担い手農業者の意欲と能力を公正に評価される制度なり仕組みが必要で、そのことを自己発信する手立てやコネクションを構築していくために、農業者自身も今少し汗をかく必要があると考える。

====================

ちなみに、設問5、6については先月、業界紙『ニューカントリー誌』の新春特大号の新春アンケートの依頼があってちょうど設問がシンクロしていたのでまとめができた~というのが種アカシ。
ニューカントリー新年号

あと、反省点として…
今年になってから歯を患っている農場長。
実は恥ずかしながら歯抜け爺です…なので、発音が悪かったのか“小麦の葉枯れ”の原因であろう『ハダニ』のロジックが紙上にのっていなかったり、“パラソイラー”を『パラソイダー』と書かれてしまったりして、テープおこしにご苦労をおかけしたようでした。

ただ、後半時間の限られた中で内容の濃いやり取りが出来たのは農場長的に収穫でした。
残念ながらその部分は紙上に掲載されていませんが、いずれ農政課題の記事でアップしたいと思います。

なかなか笑顔で振り返ることが出来ない行く年も残すところあとわずか…
クリスマス寒波の大雪は、農夫たちの苦戦の戦歴と傷跡に深々と降り積もるようです。

【追記】
ところで農場長の写真、きっとカメラマンさん困ったでしょうな~
ただ、髪型や白髪加減はともかく口元…微妙にアヒル口でAKB48の板野チンのようです。
もちろん意識していたわけじゃないですぞ~

「会いたかったー!会いたかったー!会いたかった―!Yes!君にー♪」
(死ねば(怒)byヒラリー&娘達)

いやいやいや~これが真剣に踊ると結構ハードなエクササイズなんですなwww

ヒラリー「そんなことより、年賀状と大掃除!大丈夫なんでしょうねー!だいたいフツウ新聞に載るような人がAKBの踊りなんかチャラチャラ踊ったりしないものよ(怒)しかもただでさえ忙しいこの年末に!」

ヒラリーの逆鱗に触れた模様。
おもいっきりヒンシュクを狩った農場長…舘ひろし氏のようになかなかうまく枯れていかないですな~と思った次第。

「なかないで~♪」
自分につぶやいてみるのです。

《次記事予告》
―ゆく年くる年のぞむ年~の心―




やはりあまくないか
12/14
ビートコロコロ楽しそう♪~

まずはそれでもやれやれの農場長です。
(庭先貯蔵もきれいになって~という話)

前日、製糖工場にて立会~
実検

一昨年から新得町のビートの立会業務は各農事組合の甜菜委員も担当することとなりました。
立会の工場は隣町十勝清水町にあるホクレン清水製糖工場の直送パイラーです。
パイラーホッパー

ちなみに、十勝管内では芽室町には日本甜菜糖業、本別町には北海道糖業と三工場があり、そのうち芽室町の製糖工場は東洋一の砂糖を精製する工場なのです。まさに十勝農業はこの国の甘味原料を供給するいちだい生産基地でもあります。
付け加えると管内には他に東洋一の農産施設が二カ所。
士幌町の馬鈴薯コンビナート工場と広尾町の農協連の小麦貯蔵タワーサイロがそうです。

さて立会の仕事は~というと査定員が判断するビートの歩引きと石などの夾雑物の目見値の照合確認で、自主検定に照らした生産者責任的業務ですが、たとえば直播と移植、品種の違い、タッピングの加減やビートチップから糖分や収穫機のスペック、病気株から育苗履歴や栽培技術、圃場の特徴など生産者によってビートの表情も全然違うので、色々と勉強させていただいております。
今年は…やはり例年からみてかなり根腐根が多いようです。8月の集中豪雨で病害防除も苦戦でしたからね~厳しい↘
そしてやはり気になるのが自分のビートがどんなふうに評価されているのか…なのですが、自分の収穫物は自分で立会できないことになっています。

~というような前日の晴れから一転して夜半からの少々まとまった雪。

あらららら…

実は本日、予定より早まって農園の庭先貯蔵したビートの出荷ですが、雪が降るとビートに掛けてあるシートをはがすのがかなり難儀で面倒なことになるのです。
(雪、けっこう重たいんです)

でも、今年は大丈夫!
業者に委託すればシートをはがしてたたんで後始末してくれることになりました。
テントはがし

余計な経費が発生してしまいますが、こんな時に限って別な会合が入ったり、家人もいなくてあてにならなかったり…ちなみにしばれたシートをたたむのを一人でやるとなるとなかなか骨が折れます。
(昨年は農場長、尾てい骨粉砕骨折しましたし…)
このシートを綺麗にしまえるか、そのまま放置するか~は農夫の心持としては大きな違いがあって、やはりやり残しをしたまま雪の下にしてしまうのは非常に切ないものがあります。

~と、言ってたり、やってたり、思っているうちにビートもみるみる運ばれていきました。
今年のこんな天気でビートも苦戦、予定の数量からみて足りないパイルでしたが無くなってみるとまずはとりあえずヤレヤレです。
貯蔵積み込み

さてさてパイラーではどんな評価をされたことでしょう?
数日後にはFAXで歩留まりや糖分の一覧表が配信されてきますが、今年の場合は楽しみというよりはあらためて苦しみを実感することになるのでしょうけど~

来年こそ…そんなつぶやきを乗せて最後のトラックが発進していきました。

甘い砂糖を生産する現場は消して甘くありませんが、砂糖の白さには太陽と大地の恵と、そんな人達の想いがつまっているのです。

【追記】
今回の立会トラックの搬入台数で180台ほど。
そのうち2回ほど実検値をとることに~

実検~実際にパイラーを止めて所定のエリアにどのくらいの割合で対象物があるか計量して目検値と整合性をとる作業。

やはり査定員の目検もビートの品質がこれくらいタフだと判断が難しいのでしょう。
また今回は緊急停止が1回。
ジュースの空き缶が入っていました。これがもしアルミ缶だと、磁石で除去できないので見逃して裁断機に入ってしまうと大事故です。
一見ゆるくて退屈そうな仕事ですが、なかなか気が抜けません。

ヒューマンエラーがあってはならない地味で精神的につらい仕事ですが、現場を支える人とその想いで砂糖が作られていることをあらためて実感します。

甘い砂糖をつくる現場もけして甘くないです。
もちろん保健指導中の農場長にとっても甘いものは鬼門ですが、普段は厳しいヒラリーの時節柄甘い言葉にも、気をつけなければならないと思った次第。

《次記事予告》
―一年を締めくくる前に~の心―




Go to the start
12/12
千分の一秒に定規をあてる/スピードスケートワールドカップ観戦記~

VTRでちょっとだけ映ったかもしれないウォーリーになった農場長です。
(予告記事変更で申しわけありません)

スピードスケートのワールドカップ、実に16年ぶりの帯広開催、みてきました♪
オーバル

実は前日の模様をテレビ観戦。
男子陣

期待の高校女子、高木選手がもう少しで表彰台だったので二日目は期待だね~と家人と盛り上がっておりました。
女子陣

そこで、思い立ったように~というわけでもないのですが、競技役員の長女と次女も大会運営のお手伝いに出ると言うので、当日券がまだあるからと長女に手配してもらい、急きょヒラリーと三女とで生観戦です。

しかし前日の雪後の雨でオーバルに向かう路面はそれこそリンクのようにツルツル!
管内は大型事故も発生したようで、車の運転は緊張の連続でした…
運転でものすごい疲労感↘↘↘

それでも、競技が始まると一気に会場が盛り上がります~♪

ちなみに長女はオートマチックタイムキーパー
選手のゴールの瞬間をカメラ計測する係です。
高校時からスケート部のマネージャーで、社会人になってからも地元十勝の協会のスタッフとして重宝されているようで、昨年度の世界スプリントの時も関わったこともあって、今回も「日本スケート連盟の橋本聖子会長名で直接依頼状が来たんだよ!職場にも!」と、モチベーション上がっています。
前日男子500mは長島選手と太田選手が同タイム表彰台の銀、銅でしたが、そこはオートマチックタイムキーパーの腕の見せどころらしく、1000ぶんの1、10000ぶんの1という単位で定規を当てて計測するのだそうで~ゴールの瞬間のシャッタータイミングは相当集中力が必要とのこと。
そして次女は長女と同じ高校のスケート部のマネージャーになって、注目度満点の高木選手とチームメイトとして青春していますが、今回は表彰式のプレゼンテーターの誘導係。メダルをかける人や振袖のスタッフ、そしてメダリストを先導する係です。

~ということで、間近に見る選手のスケーティングにも痺れますが、縁の下な娘達の出番にもワクワクでした♪
高木選手は残念ながら表彰台は逃してしまいましたが、男子500mでは地元長島選手が二日続けての表彰台で面目躍如、加藤選手がリンクレコードを出す圧巻の滑りで金メダル!
いやいやいや…年甲斐もなく声援にも気合いが入りましたなwww(照)
WC観戦

農場長家~4人の子どもたちは小学生時代に皆ミニスプリンターだったので、“屋内”スケート場になったというだけでも色々な想いがこみ上げてきますが、家族みんなで一つの目標とテーマに向かってがんばっていたころが懐かしくて、こうして別な角度からスケート観戦するなんて感慨深いです。

やはりレース競技だけにあのピストルがなる前の静寂さはたまりません。

“Go to the start”

その“ドキドキ”に育てられた農場長家族でした。

これからどんなドキドキが待っているのか…
リンクの風を感じて選手達、大会スタッフの皆さんの笑顔に喝采をおくるのです。

【追記】
あいかわらず外人好きのヒラリー
世界記録保持者のデービスがアップの時、「アタシに向かって笑顔で手を振ってくれた~♪♪♪」
~と、キャーキャーしておりました。
も~レース中も最後の方は「アタシのデービス♡!♡!♡!」みたいな応援です。

ちなみに前回のWC帯広開催時は長女はまだスケート靴にすらはけていませんでしたし、次女も三女も生まれていませんでした。
そんな時、ヒラリーはローカルでもまだ現役のスケート選手で道民スポーツ大会では金メダリストだったりしました。で、農場長は(当時はまだ農場長ではないけれど)「ボクのヒラリー♡♡♡」(当時はまだヒラリーではないけれど)みたいな応援をしていたかどうかは忘れてしまい、ナイスバデーだったかどうかもいまや忘却の彼方に…

しかしここにきて、農場長の胴周りとヒラリーのヒップと大きさで勝負する日が来ようとは…
年輪なお尻にも金メダルですな~と思った次第。

《次記事予告》
―今度こそビートコロコロ楽しそう~の心―




饅頭ご賞味あれ
12/2
北海道農業士協会先進地視察研修に参加して(シリーズその4)~

賞味期限が切れている農場長です。
(腐りかけの方が美味しいのかどうか~という話)

研修最終日~本日のメインは北海道7区から選出されている自民党道連の会長を務めている伊藤良孝議員との意見交換。
議事堂と銀杏の黄葉

新しくなってから初めての議員会館。
…立派です(驚)今までの印象からすると無駄に広い感じ。
廊下なんか車椅子同士ですれ違えるかも…国会審議中に怪我をされて車椅子で過ごされる議員のためでもあるのですかね~
採光も工夫されていて明るい感じです。きっと議員会館内で綺麗なオベベきて写真撮影する時に照明さんが困らないように…との配慮からでしょうか~
(失礼、毒吐きすぎました)

さて、伊東議員との意見交換、いわゆるTPPにからんでのお話しがメイン。

伊東議員「背景として、普天間問題でアメリカとの信頼関係を著しく損なったことが全ての発端になった…」
結果的にこのことが原因で尖閣、北方領土と足元見られまくりの弱腰外交を余儀なくされ、貿易経済の分野でも付け入るすきを与えてしまった~云々

たしかに~アメリカのお仕置きチックな行動と発言が、外交においてやはりある意味したたかではありますがしかし、このままだと“かこいこまれる”的、“のりおくれる”的発言はそれにしても情けなさすぎです。
しかも似ているというならば、「最低でも県外移設」とか「とりあえず乗り遅れたら困るから」とか準備もビジョンの何もない中で思い付きで“言っちゃった~”的なところもそっくりですね。

さらに、某外務大臣の「1.5%犠牲発言」は見識のなさを露呈して男を下げました~

伊東議員「例えばアメリカだってEUだって、農業生産がGDPに占める割合って2%あるかないか、先進国だとせいぜい3%。はなっから生贄にしてしまおうとする作為的で不見識な発言だ!」

外務省と経産省、結託感ありありなんです…まるで参加しないとたいへんなことになるぞ~と、マインドコントロール電波、扇動発信しまくりです。

ましてやことはトレードの話だけではありません。
人的、サービス分野でもフリーにしようというものですから、たとえば看護師、保育士、介護士…さらにいえば弁護士だって人的分野に含まれますから、日本人よりもシンガポール人やチリ人の介護士や弁護士を頼んだ方が(同じ仕事をしてくれるのなら)安く済んでいいや~なんてこともない話じゃありません。
しかも地方経済においては農業、農工業のダメージよりは2次被害的な部分もあわせて商業、サービス業のダメージの方が大きいとする試算もでています。
そう、ことは農業に限ったことではないんですがね…

そんな議員のお話し…同感ですが~

―農場長心の声―
ならばぜひ、与党野党をこえてこのことについてオール北海道で取り組んでいただきたい(願)
食料基地北海道だからこそやらなければいけないのではないかしら…多くの農業者、有権者の想いとして受け止めていただきたいのですが…

農業が大変なことになるぞ!~を当事者である農業者の声が大きくなることは当然として、そこを差し引いてもいかに準備不足、ビジョン不足で危険な交渉事に参加しようとしているのか!(怒)という点で不安が増幅してしまうのです。
もちろん私たち農業者も、しっかり責任ある政策提言を言える担い手として、発言発信すること、負託にこたえることが求められ、成長しなくてはならないのだと思うのでした。

いずれにしてもこの話、2国間のFTA、EPAをどんなふうに仕掛け直していくか~が、アメリカの思惑なんだ…なんて裏読みもあって予断を許しません。
裏の裏の裏…の裏の表の裏…もうこうなるといち農夫にはなんだかさっぱり分からない話ですね↘


実は議員との意見交換をするまえに少し時間があるからと、議員会館の地下の売店に行ってきました。
あはは…色々なグッズ売られておりますな。
かんちゃんたち

農場長「あ~これ、だいぶん賞味期限が切れているようですね」

仲間内とコソコソ話をしていたつもりが、売店のお姉さんが耳ざとく聞きつけて「当店のは大丈夫ですよ!」とニヤリと笑い返されました。おそらく政治漫談がお好きなご婦人なのでしょう~永田町で働くということはこのくらい逞しくないとダメなのでしょうね(笑)

熟すごとに味わい深くなるワインと違って、こういうものには明らかに“旬”があるはず。熟しすぎても美味くないし、熟さなくても不味い。
でも賞味期限が切れてしまうと、毒にこそなっても薬にはなりませんわな~逆に言うことやること痛々しくて、そっとお薬を塗って差し上げたくなるくらい…

もし“イラ菅饅頭”の原材料が、たとえばTPP参加国から調達した原材料(小麦粉、小豆、砂糖etc)で、しかもそれがあまり美味しくなかった~というか、不味かったら賞味期限云々よりも“喰えない”ってことになるのでしょが、それもまた笑い話にならないでしょう…
もっとも過去にはこの業界において饅頭にはいわゆる人事手形と称して“毒”が入っていたこともありましたが、それよりはまだましかもね~ということでしょうかね(苦)

美味いか不味いかは食べてみなくては分からないことでしょうが、どうにも食指が動かなかった農場長…というかそもそも農場長自身、賞味期限が切れているかも?な、自覚症状もあり。

賞味期限が切れた“饅頭怖い”…
泣きながらも心の中でアカンベェしながら食べるくらいじゃないと有権者も逞しく成長しないのでしょうか???

【追記】
~研修を終えて~
日程的には当初なかった諏訪大社をまわるなどして、アドリブの効いた研修で初めての山梨、長野泊だったので色々と興味がそそられる刺激的な研修でした。
農場長の泊地図も今回でこんな感じ♪
泊地図H22・12
内陸県、あと群馬、岐阜、滋賀…北陸や山陰も機会があればいつかは♪

もし、もう一度うかがうことがあるとするならば~
ブロックワイナリーや高原野菜産地の生産者の視察、長野県の指導農業士、農業士のお宅など伺い圃場を見ながらなどして、意見交換などリクエストしたいです。
また、東京での研修では永田町は道内選出の民主党議員との議論の場所が欲しかったし、農水省との意見交換はメニューから外してほしくなかったなぁ~

近頃どこもセキュリティーが高くて、人相が怖いってだけで受け付け段階でとっても嫌な汗をかいてしまう農場長。
でも、どんな汗でもかいてみないとダメなのか…人生の賞味期限をおとさないコツなのかもね(笑)と思った次第。

《次記事予告》
―ビートコロコロ楽しそう~の心―




もし笑顔だったら怖い
12/1
北海道農業士協会先進地視察研修に参加して(シリーズその3)~

どこにどんな出会いがあるかわからない~だから人生楽しいと思う農場長です。
(東京泊で再会するIT部長を仲間と囲んで)

《安曇野の道祖神》
今日も快晴!向かうは安曇野、北アルプスの山麓にひろがるのどかな田園地帯。
北アルプスの山並みには圧倒されます。
安曇野北アルプス

安曇野は道祖神の町としても有名で道路のあちらこちらに奉られています。
道祖神とは、一般に村の外れにあって外部から村に悪い霊が侵入するのを防いでいると言われていて、男女神が多く安産や子供の守り神ともされていたようです。
男女神~たとえ歳をとってシワシワになっても、ブヨブヨになっても仲良きことは尊きかな…なのですな。

《大王わさび農場(長野県安曇野市)》
安曇野市内に入りほどなく大王わさび農場に到着。農場面積15haを有する広大なわさび農園でレストランや漬物工場、加工品などの体験工房なども有する観光農園でもあります。
大王わさび農場

また、当地の大王伝説は古代のミステリーとロマンを揺り起こさずにはいられません。
この地を開拓した安曇族は海人族であるとか、出雲との関係もあったとしスサノオ一派に追い出された産鉄集団であるオロチ族が起源であるとか諸説があるようですが、征夷大将軍となる坂上田村麻呂に討伐されるストーリーはのちの東北アイヌ(蝦夷)を討伐平定したものと似ていることから、大和朝廷からみて広い意味でこの地を治めていた大王はいわゆる蝦夷であったはずです。
ちなみに大王は“魏石鬼(ギシキ)八面大王”と言われており、各地にある蝦夷の“鬼”伝説と符合します。
また、道祖神は極めて古い古代信仰の一つとされていますが、ある意味大和朝廷に対してのレジスタンス的信仰行為とも受け取れるかもしれません。
もし“蝦夷=原日本人”とするならば、ことは民族の起源に迫るものなので、失われた古代史の“ミッシングリング”を解き明かす重要なパーツであることは間違いないのですが…
古に馳せる想いをかきたてて、今はパワースポットでもあるという大王わさび農場をあとにするのです。

《松本城》
国宝~築城は戦国の世とされ日本最古
城郭巡りは足腰が弱らないうちにしておかないとたいへんですぞ。
松山城天守閣

時に…
古代の一国の主は天守閣から眺める飛騨や木曽山々をのぞんで何を思ったのでしょう。
天下統一の野望か?はたまた人は城として豊かな国造りに心を震わせていたか?

現世の国の行方を預かる永田町の住人たちにも問うてみたいー

《信州野沢菜センター》
昼食会場~野沢菜のお漬物美味し♪
農場長のセカンドバック、またまた受難にあう↘さすがに青くなる↘
研修団の皆様にもご心配をおかけしました。もうしわけございませんでした↘
ご迷惑をかけたバスの運転手さんに、六花亭のスィーツをプレセントしました。
運転手さんも年頃の娘さんがいるとか…六花亭のチョコレート、娘さんに喜んでもらえるといいのですが…

《諏訪大社》
勝負の神様の御加護を得て~
本年4月に開催された奇祭、御柱祭は七年に一度。境内の御柱にふれエネルギーをいただきました。
“勝守”を手に入れて…やはり勝ちたい!負けてばかりだから…(何に???)
諏訪大社御柱

しかし、この奇祭今年も死者がでたとか…たしかに関係のない者だと正気の沙汰でないと思うかもしれませんが、岸和田のだんじり祭りも、よさこいソーランも、京都の祇園祭りも、リオのカーニバルも、そして厳寒期にスケートリンクを造成するリンクキーパーさん達も、関係者じゃなければある意味キチガイの世界です。
でもそれが故郷を形成している強烈なエネルギーになっているのですな~
熱くなるものは人それぞれですが、そういう想いがまた人を動かしているのです。



夕刻、長野は茅野からあずさ20号で東京へ

品川プリンスを宿にその近辺で夜は打ち上げを兼ねた反省会♪
実は農場長、ひら農園のHPを制作していただいている千葉県在住のK青年と一献をもうける予定にしていたので、ブッキングwww
そこで、一緒でもよろしいかと双方に了承をいただいて農場長的に大変楽しい会にマネジメントできた次第。農園IT部長(農場長、勝手に役職名付けちゃったけど)のK青年も仲間達もたいへん喜んでもらって大いに盛り上がりました。

ちなみにその会場…前日の韓国語講座が役に立つような雰囲気のお店。

ところが…やはり気になるのですな~店員さんに笑顔がないことを…
美味しいものを食べていても、店員さんのあまりにも仏頂面はこちらも何となく不愉快な思いが伝染したみたいになってせっかくのお料理も台無し…と指摘する仲間も。

そう…ジャパニーズな居酒屋だとまずこういうことはありません。
場合によっちゃ笑顔やオーダーコールの過剰サービス的な部分もあるかも…
でも、やはりそこは笑顔が基本…が基本!お客としてうけるその笑顔がかくれた香辛料や調味料になって、何割増しか美味しくいただけることだってあるのです。
食いもの屋に限らずこういうことって、そういえば以前WTOの閣僚会議で悌団長として渡航した香港でも思ったこと…観光地のお店はともかく一般の商店街では笑顔での商売が思いのほか少ない印象をうけました。
人種的にモンゴリアンって笑顔が苦手なのでしょうか?
表情筋が貧弱とか?
それとも、お客が日本人だからでしょうか?

あ…でも、北海道観光も過去、自然一流サービス三流と言われていた時代がありましたな~
サービスはまだ一流ではないかもしれないけど、その笑顔で観光資源や商品に付加価値が付いているのだとしたら、ただの笑顔も“ただ”ではないのです。つまり一番コストのかからない販売促進アイテムということになりますか~

~で、ふと思いました。
逆な意味で韓国人や中国人が不特定多数な日本人に対して笑顔でサービスできるようになると、本当の意味で手ごわい商売敵になると思うのです。
そう…ライバルの笑顔は怖い…
仏頂面でバンケットされていても、美味しく食べる方法はあるかもしれませんが、本当はお客様だろうが商売敵だろうが、お隣さん同士最低限の笑顔でお付き合いできることが大切なのでしょうけれど…

まだ少し遠い将来に託したいことです。

~と、そんなことを言ったり思ったりしているうちに、それではお開きに~
どやどやと帰りがけに無表情だった店員さんにドサクサにまぎれて「チョワエヨ」とささやいてみると、驚いたような、戸惑ったような、困ったような変な表情をされて見送ってもらいました。
酔っ払いオヤジの痛い発言ですから、もしかすると軽蔑の念がその表情に込められていたのかも知れません…が、どうもそういうのとは違うような表情にみえました。
(↑勘違いオヤジねbyヒラリー)

あ…そうか、そうだね、本当は「美味しかったよ、ごちそうさま~またくるよ、ありがとう」ってハングルこそ覚えておかなくてはならなかったのかね。

充実の反省会も品川駅改札までIT部長のK青年を見送って、「またね!」とがっちり握手を交わしてお別れするのです。

「ありがとうございました」と振り返るK青年の笑顔に何か救われる思いがするのです。

【追記】
ちなみに農場長、ご近所の農業者と比べても体験農園事業などでお客様や一般消費者とふれあう機会が多くありますから、笑顔の特訓を鏡をみて密かにしていますよ♪
笑顔で対応するって簡単そうで意外と難しいのです。
家族には「こわい…なんか悪寒がする…っていうか薄気味悪い」と評判の農場長の笑顔ですが、それでもトレーニングでかなりましになってきた方だと自分を褒めてみたりしています。
そう!笑顔もトレーニングで培われるのですな!

しかし、ヒラリーの笑顔…目が笑っていなかったら結構、恐怖です(怖)

《次記事予告》
―北海道農業士協会道外視察研修(その4)大切な賞味期限~の心―




やってみなくちゃわからない
11/30
北海道農業士協会先進地視察研修に参加して(シリーズその2)~

達観しても極楽浄土にはなかなかいけないな~と思う農場長です。(善光寺にて)
(やってみなくてもわかることもあるけどね~という話)

雲ひとつない快晴のもと、甲府を出発し一路長野は東部に位置する小諸市に向かいます。
途中、甲斐の国からみる富士山を背中に目の前は南アルプス連峰、八ヶ岳、北アルプス、そして浅間山と絶景の稜線をのぞみながらの移動でした。
本当素晴らしい風景!北海道の山並みも美しいですが、やはり標高が高いので視線もあがり一層雄大な景色が連なって圧倒されます。

また、道中山梨県清里から長野県野辺山原にかけての高原野菜地帯はレタスの産地としても有名らしく、規模も大きく圃場のそこここに散見するトラクターや農機具類などや、植生もカラマツやシラカバなどがありロケーションが北海道の畑作野菜産地と非常によく似ていて、興味が惹かれました。
ガイドさんによれば、お金持ちの農場主さんでも、このあたりの後継者の花嫁問題は深刻なのだとか…
見るからにきちんと管理された圃場ばかりで力がある産地のように見受けられたので、嫁不足はどこも一緒だけど、ほんとうかな~と思った次第。

甲府を出発してから約2時間30分、目的地小諸に到着です。

以下、報告書から

☆★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★☆★☆

① 農事組合法人 布引施設園芸組合(長野県小諸市)
1.7haのハウス施設でイチゴ経営(イチゴ狩り、業務用イチゴ等)されている組合長の倉本氏からお話をうかがいました。倉本氏は55歳で脱サラをし、設立から8年で長野県を代表するイチゴ経営に成長。
IT技術を利用しデーター活用農業を推進して、日本一の早出しと安定供給の出荷を実現。平成19年度日本農業大賞を受賞されています。
イチゴ園売店

冒頭「北海道農業が頑張らなければ、この国の大型プロジェクトは全部だめになる」と叱咤激励を受けました。
イチゴ狩りにおいてはデーターを活用し「農業であってもお客様に合わせること、“ジャストインタイム”は重要」という視点で売り上げを伸ばしてきたこと。人工環境をいかにコントロールするか、農業もサイエンスであるとエレクトロニクスによる植物の対話を実践してきた過程や、近未来の植物工場を創造するとして、「訪れた家族に植物からの感動を与えます」「サイエンスの素晴らしさを実感します」「人類の未来に発展と希望を与えます」「植物工場はエネルギー効率の高い小宇宙へと進化します」というテーマをたてて実践していることなどたいへん興味深いものでした。
イチゴ園

その後、施設内など見学しながら、国策で取り組んでいるオランダの施設園芸や、東アジアの新興国の農業についても言及されて、さらには勉強不足の消費者やマスメディアにもサイエンスと真実を持って生産者がきちんと言うべきことを言わなくてはならないと、主張されたいへん内容ある視察研修になりました。


―《考察》国策化農業の背景と農業に直結する国際化―
倉本氏はアジアの新興国の中にあっても、農業の形態は依然として近代化が進んでおらずむしろ社会的経済的格差を創出している源流となっている…敗戦国の日本の戦後がまだアジア各国には存在するのだ、と指摘しておられました。
たとえば今般、隣国中国とは領土問題でギクシャクしていますが、そういう“戦後”がまだ残っていることを理解しながらでないと、中国とは会話できないのだと言及されました。
敗戦国ながら高度経済成長を経て世界有数の豊かな国になったこの国の、アジアにおけるこれからを思う時、ひとつの道標としての貴重な洞察眼であることを感じました。

また、国策としてオランダの農業について提言されておられたことについて、自身なりに考察を入れたいと思います。
1960年代に立ち上がるEUの農業共通政策「CAP」は、いうなれば農業構造改革を推進してきた政策理念ですが、ただCAP導入後推進してきた“零細農家の離農促進”は国民の負託に応えるための農業者の流す血の代償として、CAP適用に際して守られるべきガイドラインを、「農業の社会構造=家族農場が主であること」「地域格差=構造上、風土上条件不利を考慮すること」「漸進的調整=混乱を伴わない緩やかな調整が必要であること」「関連産業、地域経済と農業の密接な関係=CAPの成功なしに共通市場の成功無し」とし、以上を特別に考慮が図られるべきであると整理しました。
つまりこの部分を担保する代わりに国策として農業分野に税金を投入するというものです。
ちなみに、当時“離農促進”という形でもっとも多くの代償を払ったのが、比較的国土、農地の狭い“オランダ”“ベルギー”“ルクセンブルク”です。
さらにいえば今時、我が国が国際交渉の場面で主張するものと、この背景が類似する点に注目したいと思います。EUは、当時から自国・EUの農業の発展と食料の安全保障のため、議論し実践してきました。国策とするにはそれ相応の血と代償が払われなければならないということ…
しかしながら我が国において、はたして“南風の離農促進政策”が有効に働くでしょうか?
いまさら取り組みの遅さを嘆いてみても仕方がありませんが、1960年代といえばこの国はまだ馬耕が主流だったはず?美味い不味いを言うのは不徳なことで、まずは胃袋が満たされることが最優先だったはず?農業基本法~いわゆる今にして言う旧法が出来て、選択的拡大品目が推奨されつつはあったのだけれど…
いずれにしても、世界と仲良くすると同時に世界と戦うためには納税者の理解を得るためにも、少なくとも土地利用型作物、原料型作物、ワールドトレード上重要品目といわれている物については農業構造改革が必要であることは既定の事実だったはずなのですが、しかしここにきて政権与党の基本農政はぐらついたままです。
他方、北海道の農業政策環境をみると、北海道畑作、酪農は高度基盤整備が成された当時(昭和50年代)からEU農業に目標を合わせてきました。それは技術移入の先進国だった意味合いもありますが、40年経って、その生産環境も、技術環境も肩を並べる位置に来て、ひとつ政策環境だけが取り残された感を否めません。米政策という大きな柱の陰になってしまった…と、嘆くのは易いですが、少なくとも構造改革の加速度に対応するだけの基礎体力はつけてきたのではなかったでしょうか。
農業構造改革が言われて、政策転換に伴い現制度を持って米政策にも大手術を施そうとしていました。
事前説明をかなり省略しながらです。手術は成功しても、患者は死んでしまった…、なんて事がないようにしなければなりませんが、一番問題なのは重病患者なのに“自覚症状”がないことだ…と言われてきました。
我が国の政策議論はまだ、特に現場ではそのレベルです。


② 松井農園(長野県小諸市)
昼食と合わせて、リンゴ狩りの発祥の地と言われる観光農園にお邪魔し、専務の松井哲男氏からお話しをお聞きしました。
松井専務から

夏季にはブルーベリー狩り、秋にはコスモス狩り、また野外バーベキューや釣り堀など幅広い観光経営を実践している松井農園は入園者数年間10万人とのこと。
軽井沢に近いという立地条件をいかし、当事斜陽になっていたリンゴ販売を体験型の観光農園としてオープンさせ「やってみなければわからない」ことだらけだったけど、いろいろ試行錯誤と成功と失敗を繰り返し、それでも「やってみなければわからない」と、挑戦してきたことが今につながっているとお話しされました。
長野リンゴ

我々農業士のメンバーとほぼ同年代の松井専務であったので、たいへん気さくにお話しをうかがうことが出来ました。農園のリンゴもたくさん試食させていただき、リンゴ作りに対する熱意も垣間見ることが出来てたいへん美味しい研修となりました。

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研修ミッションを貫徹し、その後夕刻に牛にひかれて《善光寺》~
手をあわせて神妙にお参りをしてきました。
善光寺山門

受験生の三女の合格祈願のお守りも手に入れました。
三女の学力では志望校は正直、危険水域に達していますが、とにかく頑張れ!と見守ることしかできないのが親なのですね。
善光寺本堂

せっかくなので、善光寺本堂のご本尊の真下になる真っ暗な回廊を巡る“お戒壇巡り”をしてきました。真っ暗とはこれほど無の世界なのかと…
これほど暗いと目をあいていても役に立ちません。まさに心眼が必要かと…無の境地…
人生もこんな真っ暗な中を手さぐりで彷徨っているのかもしれないと、極楽浄土に通じるとされる錠前にふれて、心身ともに毒気が抜けたように達観した次第。
あ…そうか、そこに極楽浄土に導くとされる錠前があると、信じるからこそ真っ暗な中でも手探りで進んでいけるのですな~
もちろん何を信じるかは人それぞれなのでしょうけど…
善光寺境内


そして本日のお泊りは《戸倉上山田温泉》
長野県唯一の温泉歓楽街…だったそうですが、今でもそういうお店は多いようで先輩で僚友でもある某田守氏がタフネスなネゴシエートをしてくれたおかげで、2次会はすっかり韓国語を勉強した次第。
韓国語講座~
ちなみに韓国語で愛をささやく時は「チョワエヨ」と言うのでして、ずいぶん練習をいたしました。
農業もサイエンスですが、愛だってサイエンスなのだ…
アナログからデジタルに…点数が出る時代(カラオケとかね)になってきたということで盛り上がったりしました。

善光寺の戒壇巡りで悟りを開くはずだったのが、煩悩まるけになってしまい仲間たちの笑い声は夜も更けた“新世界”にこだまするのでした。

【追記】

サイエンステクノロジーでよい点数を出すことも大切ですが、本当に大事なことはハートなのですな~
最近はそのハートにさえ余計な贅肉が付くようになりました。
まだまだ修行が足らないと思った次第…いえいえ、生きている間はこれみな修行

合掌…

《次記事予告》
―北海道農業士協会道外視察研修(その3)もし笑顔だったら怖い~の心―




土にかえる
11/29
北海道農業士協会先進地視察研修に参加して(シリーズその1)~

美熟女のようなワインに出逢って一番得をした農場長です。
(甲斐の国の美しい富士…甲斐でみるもよし♪)

【まずは東京へ】
北海道農業士協会の道外視察研修に参加しました。
今回は月またぎ~しかも、出発前日はこんな感じ…
前日は雪

しかも風強し…

ヒラリー「あ~~あ…これは、JR止まっちゃうわ…」
家族への研修日程の告知が遅れたせいで、背中に殺気立つ視線を突き刺しながら乗りこむも、スーパーとかち2号は思いほほか順調に新千歳空港に~飛行機は何カ月ぶりでしょう↗

ふとみると新スィーツ、でてます。
バリウム

保健指導中にすったもんだあったせいで、つい“白いバリウム”って読んじゃいますね…
かさばるし、さすがにお土産に買って行くわけにはまいりません。
またの機会にしましょ…と、チェックインしてなんだかんだしているうちに千歳発着組が集合。

~で、農場長、もちろん今回も非常口座席。
CA「非常口座席についてお客様にお願いがございます」
農場長「承知しています。一番最初に逃げてはいけないということですね」
もうお約束のやり取りです。

~とあっという間に、快晴の富士山をのぞみながら羽田テイクオン。
すると、みるとはなしに飛び込んでくるのはお隣の搭乗口の機材~“嵐JET”です!
実は農場長、大ファンな末娘にぜひ見てきて、出来れば乗ってこいと頼まれていたのですな~
さすがに乗るのは無理…でも、しっかり見てきましたよ♪

ちなみに目の前のCAさん胸に「二宮」というプレートを付けておいでです。
~で、降りる間際に(“良いフライトを”的やり取り~いちおう、エチケットですから)
農場長「あ~あれが、嵐JETですか」
CA「はい、ファンの方はどこの席だと誰なのか調べて席をお取りするようですよ」
農場長「そうですか~娘がファンなので…受験生なのにさっぱり勉強しないので“嵐封印”しようかと」
CA「(笑)それだと、余計やる気が無くなってしまうかもしれませんね」
農場長「(笑)娘と同じことおっしゃる~ことに二宮さんは二宮君の御親戚に…」
CA「(笑)そうだったらサプライでしょうけど、残念ながら全く関係ないんです」
農場長「それは残念…しかし、いまや“嵐”、飛ぶ鳥を落とす勢いですからね~あ…失礼、飛行機なのに落としてはいけませんね。JALですから…」
CA「(笑)いえ…皆様にはご迷惑をおかけしております」

~といった、落ちそうで落ちないJALネタでCAさんをいじって、ヒートテックをはいていると汗ばむような陽気の東京に到着。

【ぶどうの国、甲府へ】
東京駅から“かいじ113号”で甲府駅に向かいます。

道中、JA青年部時代の先輩で僚友でもある音更の某田守氏を隣席に話がはずむのです。
某田守氏、“おまえのブログ、俺のバイブルだからな”を言ってはばからない方ですが、逆に農場長の方が勉強させてもらうことの方が多くて、共通の友人もたくさんいるのですが、新得―音更は1時間圏内なのに道外研修や、札幌での会議でなければなかなか合ってしっかりお話しすることが出来ない不思議な関係でもあります。

しかし、“バイブル”なんて言われるなら、最近手を抜きまくっている農政ネタもきちんとアップしなくてはなりませんね~フムフム考えているうちに甲府到着。

そんな心がけで臨むは、まずは山梨県指導農業士、農業士の皆さんとの意見交換を兼ねた懇親会♪

では、ここからは報告書っぽく~
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

山梨県からは指導農業士2名、農業士6名、事務局(県庁担い手対策)1名に出席していただき、たいへん和やかに意見交換が進みました。
山梨県は果樹産地ということもあり、指導農業士、農業士の皆さんもそれぞれブドウ、モモ、スモモを生産されている方がほとんどで、また、山梨県はワインの産地ということもあり、ブドウ園の経営とあわせてブロックワイナリーを手掛けている指導農業士の方にはブドウ作り、ワイン醸造、ワインの楽しみ方などを詳しく教えていただき、実際何種類かを試飲させてもらいながら大変楽しい懇親会となりました。

《山梨県指導農業士会、農業士会の概要》
指導農業士会の設立は昭和53年、現在の会員数は93名、年齢基準は40~60歳未満。
農業士会の設立も昭和53年、会員数は43名、年齢基準は40歳未満ということで、農業士には実質的な年齢要件があり、“青年農業士”という位置づけでした。(皆さんお若い!)


―《考察》ワインと原料型作物とTPP―
自己紹介時、某山梨県指導農業士の方から「制度の改変を迎えて、国策として進められている北海道農業の有りようと、今後の展望や方向性のことなどぜひお話しをうかがいたい」と、アプローチしていただきました。
色々な意味で北海道農業に期待と注目が集まる中、いわゆる土地利用型作物の制度的扶助を府県の農業者、あるいは広い意味で納税者にいかに理解してもらうか難しいことも痛感。

また、別な指導農業士の方にはワイン造りへの情熱をお聞かせいただきましたが、農政課題と絡めて「TPPや国際貿易の規律が強化されたとして、たとえ国産のワインが生き残ってもそれと一緒にたしなむチーズや畜酪製品が仮に海外の物に置き換わってしまったら、本当の意味で生き残ったとは言えないのではないでしょうか?」と、こちらからも話題提起させてもらいました。

そもそも国産の上級ワインを片手に“安けりゃ何でもいいや”的な畜酪製品をたしなんでいるのだとしたら、本末転倒のような気がするのです。
たとえばヨーロッパでも同じ内陸国になるスイスのローカルワインはスイス国内でなければなかなか手に入りませんが、しかし非常に美味しい♪何よりも地元酪農家がつくるチーズとの相性は抜群です。(農場長がまだ30代の時、ノルウェーとスイスの農民団体とWTOの本部があるジュネーブまでマーチをした時に堪能させてもらいました)
もしも、どちらかが不完全で、あるいは欠けてしまったら…観光・農業立国である永世中立国のスイスも今とは別な姿になっていたに違いありません。

『日本のワインは日本でこそ育てられる』…

畜酪製品はもとより、豊富な海産資源もこの国ならではの食文化を育んできました。宗教戒律の低さもあって世界中のあらゆる食とその文化を能動的に受け入れ、日本人の舌にあうようにアレンジメントしてきた工夫と能力は比類のもので、新たな“日本型食生活”をそういう観点から仕掛けていくことも大切なのだと考えます。
風と土が育て醸造されるブドウの一滴は、まさに郷土の一滴、故郷の宝であると思うのです。ワインに限ったことではありませんが、そういうものこそが地域を育て、文化を育み、産業を興していくものなのではないでしょうか。
『日本のワインは日本でこそ…』の“ワイン”を、例えば“食”や“農業”と置き換えてもいい…
風土が育てたものを胸を張って正々堂々と食べてもらえる時代が来ることを、山梨の素晴らしいワインにふれて願うのです。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

…そんな想いと、話題提起を織り交ぜながらワインの空瓶が増えていきます。
実は農場長、今春ひょんなことから新得町のワイン研究会の会長になってしまい、今回の山梨、長野の渡航はひそかにワイン研修というミッションにしていたので、大変有意義なものになりました。ことによると参加者の中で一番得をしたのは農場長だったかもしれません。
しかも、同年代のワインアドバイザーの肩書を持つ紅一点の指導農業士の御婦人をほぼ一人占めして、ブドウのこと、土のこと、酵母のこと、醸造のこと、ワインの楽しみ方などあれこれとレクチャーしていただきました。
山梨ワイン

レクチャーで印象に残ったこと~
ひとつは、豊作年だからと言って必ずしも良いワインが出来るとは限らないこと。不作年でも驚くくらい素晴らしいワインに仕上がることがあるようです。だから難しい…なるほど…

ふたつ目は「ワインも土に帰っていく」ということ。
実は同じ銘柄の年代の違う白ワインを飲み比べてみました。
紅一点「どうですか?まろやかさ、芳醇な香りの複雑さ、口当たり…違うでしょ?」
農場長「ほんとうだ!古い物の方が醸成が進んでいるというか、香りや風味が複雑ですね」
紅一点「そう、それに色を比べてみてください。新しい方は透き通っていますが…」
農場長「複雑な方は、白ワインでも少し色がついていますね。少し茶色みがかっている…」
紅一点「そうなんです。ワインも年代を重ねると土に帰っていくんです。食べん物はどんな物でもそうなんですが」
農場長「なるほど…若いピチピチした女性も素敵ですが、熟女の妖艶さも味わい深いということですね~」
紅一点「(笑)そうです!…ってなんで、そんな目で私を見るんですかw(笑)」

あと、和食と一緒にワインをたしなむ時、赤身の刺身をより美味しくオシャレにいただく裏技を教えていただきました♪
格好いいですね~♪デートする時に使えるな…と思った次第。

ちなみに紅一点の指導農業士が農場長の奥さんの名前を聞いてきて「あら、アタシと同じ“カ行”!“カ行”の女ってきついのですのよ~(笑)」
存じてます…ご主人にもご愁傷様でしたとお伝えください~などと絡んだかどうか…
農場長、二次会で山梨名物ホウトウをいただくころにはかなりベロンベロンになっていた模様。

三次会…
甲斐美人に囲まれての甲府の夜は、美熟女なワインにすっかりやられてしまったようです…

【追記】
ワインと赤身の刺身をより美味しくオシャレにいただく裏技を駆使した結果、デートの顛末がどうなったかのお噂は、あらためてご報告させて…いえいえそれはそっと農場長の胸にしまっておいた方がよいのでしょうか~

いずれにしても飲んでも飲まれたらダメだということですな~反省

《次記事予告》
―北海道農業士協会道外視察研修(その2)やってみなくちゃ分からない~の心―




ブラックアウト
11/22
愛犬の受難と家族の在り方を想う~

暗闇の中で吠えてみる…ことを想像してみた農場長です。
(久々のペットネタ)

前日(11/21)、町内のPTA研究大会で講師紹介を担当した田舎の中学校PTA会長4年目の農場長。

====================

講師 香取貴信氏紹介

香取先生は
1971年 東京のご出身
1987年 株式会社オリエンタルランド準社員としてお仕事につかれ
2004年 代表取締役そして有限会社香取感動マネジメントを設立いたしました。

「誰にでも出来る当たり前のことを、誰にも負けないくらい徹底的に行う」をモットーに、感動を呼ぶサービスをうみ続け、各業界の注目を受け人材育成やご講演活動など多方面にわたりご活躍されております。

メディアにも多数ご出演され、
著書には「部下の本気に火をつける情熱のリーダーシップ」
「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」
「他の店が泣いて悔しがるサービス」などその他多数を御出版されております。

またご自身のブログ「香取貴信の感動日記」は、各地でのご講演の様子や人材育成の取り組みを紹介されて反響も大きいようでございます。
参加者の皆様もぜひアクセスしていただき、本日の研修をより一層充実した物にしていただきたいと思います。

それでは本日の演題
「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」としました、ご講演をいただきたいと存じます。
香取先生、よろしくお願いいたします。

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そんなカンペをつくって重役出勤のPTA会長
義務教育過程では最後になる事業で、少しだけ肩に力が入らないお役目をいただきました。
前々日来(記念式典同窓会)の酒ヤケの声での紹介でしたから、少し格好悪かったですがご愛嬌としましょ~

さて、香取氏の講演は…
町P連講演

いやいやいや、素晴らしい♪感銘を受けました♪
元ヤンキーだった香取氏が、ディズニーランドのスタッフとしてアルバイトから始まり、如何にお客様に喜んでいただくか?を覚醒するストーリーと、ディズニーランドに来られる様々な家族模様が興味深くて引き込まれてしまいました。
まさに、あっという間の2時間♪

ディズニーランドをとおして、親とは?子どもとは?そして家族とは?を考る機会になりました。


そして今日
地元十勝は幕別町出身のスプリンター、福島選手がアジア大会100m決勝で金メダルがなるか~と、農場長がTVにかじりついている時に事件は起きたのです。

昨年9月から飼っているナンチャッテ柴犬のパンちゃんとクウちゃんが、脱走して見当たらない…

夜になって、ヒラリーが血相を変えて探しているのです。

この春からは、屋外につないで散歩させたり、一緒に畑に行ったりしていたわが家のドラムス子たち。
時々脱走するのですが、たいがい呼べば戻ってくるのです。

ちなみに昨年9月はこんなんで…
赤ちゃんクウ
赤ちゃんパン

こんなになって…
ちびちびクウパン

今やこんな感じ…
少年クウ
少年パン

まあ、だいたいはヒラリーのいうことしか聞かないのですが…
しかし、今回よんでもなかなか戻ってきません。
折しも、雷雨…風も吹いてきていやらしい天候に…

すると、しばらくして鎖をつけたままクウちゃんが戻ってきました。
どうやら、パンちゃんも鎖がついたままのようです。
もしかしてどこかでひっかかり身動きが取れなくなっているのかもしれません。

ヒラリー「なんか遠くで、ないてるような気がするの…車で捜しに行きましょう」

~と、心当たりの場所に軽トラックで出かけていくと…

あ…ほんとうだ…耳を澄ませば、聞こえる…

キャアン…キャアン…キャワンワンワン…

どうやら十勝川の方です。

河川敷の車の進める場所まで行きつくと…さっきより声が大きくなって…

農場長&ヒラリー「パァーーーーン!」

キャン…キャン…キャン…アオオオオオオオーオオー

いる!

でも、この暗闇…
車は進めない…
川は増水し、足元は危険…二次災害の危険だって…
雨は一層激しくなって、雷の閃光がおどろおどろしく…

農場長「あきらめよう。明日、明るくなってから捜そう」

しかし、ヒラリー毅然と言います。

「そんなわけにいかないでしょ!家族なのよ!」

たしかに…
でも、このままじゃあまりにも装備が不十分。
一度引き返し、ライトを準備し雨具をきて、ちょうど帰宅していた本来の飼い主の長男を助っ人にすでに戻ってきていたクウちゃんもつれて、再度捜索に!

ちなみにパンちゃんは黒犬なのでこの暗闇では、手持ちの懐中電灯くらいではすぐそばまで行かなければ確認が難しいかも…

長男「パァーーーン!」
キャン……アオオオーーーオオオオーオオー

農場長「パーーン!」
キャン…キャン…ワンワンワアーーーンー

ヒラリー「パンチャーーン!」
キャン…キャン…キャン…キャアオオオオオオオーオオーオオオオオー

近くだ!近づいている!

車から降りて300mくらい進んだでしょうか…ピタリと声が聞こえなくなってしまいました。

長男「パァーーーン!」
農場長「パーァーン!」

すると突然
ヒラリー「あそこ!あそこにいる!」

どこ?どこ?どこ?どこ!

あそこ!あそこで目が光った!

あ!ほんとうだ!あんなところに!

河岸段丘の崖を駆け降りて長男と二人急いで駆け寄ります。
どうやら、河原の流木と大石の間に鎖が引っ掛かっていて身動きが出来なかったようです。

パンちゃん~
助けに来てくれたの?ありがとう!ありがとう!うれしい!うれしい!僕、嬉しい!!!
と、全身で喜びを爆発させています。

長男&農場長「わぁかった!わぁかった!よかった!よかった!」

この後、ヒラリーになぜ脱走したの!どうしてこんなところまで来たの!とヤキが入りましたが、ヒラリーが心配してくれていたことがまるで分かっていたかのように、従順にしかも“うれしい!うれしい!うれしい!よかった!よかった!よかった!”モード全開で、ヒラリーに抱きしめられていました。

だって家族でしょ!

いつしか雨も小降りになり、それでもずぶ濡れになった二匹と三人の家路に向かう安堵の道のりは少しだけ家族の絆を強くするのでした。

【追記】
いわゆる男性性と女性性では、家族の有りようや構築の仕方が違うのかもしれません。
「だって家族なのよ!」の言葉にぐうの音もでませんでした。
その点、父性は不器用ですな~
はたして背中を見せていただけで、それとして分かってもらえるものなのかどうか?
もちろんたとえペットとはいえ、可愛い可愛いだけで育てたわけではありませんが、農場長より普段からより厳しい態度のヒラリーになついてしまうのは不思議です。

やはり、母性とは偉大なり…ということでしょうか~

ただしヤンチャ坊主のワンコちゃん達に、その想いが通じているかどうかは分かりませんが…

《次記事予告》
―北海道農業士協会道外視察研修(その1)~の心―