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プロフィール

ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
折れる牙
2/9
どうか笑顔を見せないで~

人相が変わってしまった農場長です。
(失って分かるもの)

とうとうこの日がやってきました…

昨年春から歯医者に通っています。
おそるべしは死臭病…歯周病(憎)
虫歯じゃないのに、歯肉が…あごの骨が…犯される病気…
ここもダメ、あらここも…抜歯のターゲットは4本
(その他に親知らずが2本)
歯よ

~で、今日は最後の一本。左上の犬歯、糸切り歯、八重歯…
実は密かに農場長的に“チャームポイント”といわれている歯です。
(農場長:本当だもん!『素敵な八重歯ね♡』って言われてことあるもん!)
(ヒラリー:あ~わかった、わかったーステキねーステキ、ステキー)
治療中も助手さんに「チャームポイントなので出来れば最大限活かしておきたいのですが…」といって笑われておりましたな~
歯根が長く一般的には一番丈夫な歯と言われているようですが、しかし結局、延命措置も空しく抜くことに…
前日、おしゃべり仕事が終わっていたので晴々とした覚悟を持ってのぞむのですが、いざ抜いてみるとものすごくオマヌケな人相になってしまいました(驚)
いやぁ~歯一本でこんなにも印象が変わってしまうなんて…(沈)
まるで、黒ヒゲ海賊団のティーチ船長のような様相です。

娘たち「うわぁ~気持ちワル…笑わないで、お願い…笑顔見せないで」

まいりました…悪党ヅラ…
いっそホントの悪党になってしまおうか♪
来週は久々のススキノ連泊だし♪♪♪

【追記】
部分入れ歯で治すつもりですが、ハードなキスをしたら外れるかもしれないかしら?みたいな質問を歯科医院の受付女史に聞いたりして、またまた笑われておりましたな~
(ヒラリー:バカじゃないの!)




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どうする?
2/8
農政改革と担い手農業者の在り方~

久々の講師でしゃべりすぎて、喉がイガイガの農場長です。
(少しだけ自分を整理してみた~農業政策ネタの長稿です)

十勝西部地区のヤングファーマーのゼミナールに講師の依頼を受けたのが前年12月。
いやぁ…パワーポイント、難産でした(汗)
資料作成もあと少し~って時に、PCフリーズしちゃって一瞬で半日分の仕事がパーになったり…(泣泣泣)
久々、PCトラブルで泣きました???

それでも何とかなりましたぞ(熱)
ヤングファーマーの中には地元新得の農業青年や酪農若妻の方も♪
皆さん、真剣に聞いてくれました。

ちょっと気合が入って、意気込みに任せてのほぼぶっつけ本番~!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

どうする1

今回のお題は、農場長がJA青年部の役員を通して経験してきたことを中心に農業政策に如何に関わってきたか、そしてこれからどうするか~みたいなテーマ。
考えてみたらそういうテーマで純粋な地元の後輩たちにお話しするのって10年ぶりくらいだわ~
(しかも約2時間…ふたコマも)
そんな想い入れも込めて自己紹介を兼ねての導入部分
―虎の巻―
・ かつて北海道担い手農業者を代表する者の一人として、見てきたこと、聞いてきたことを伝えたい。
・ 自分が皆さんの年代だったころから比べて、皆さんのこれからの苦労は計り知れない。勉強しなければやっていけない時代。求められているものを自覚認識する機会にしてほしい。
・ いずれ皆さんもそう言う立場になって、地域農業、地域社会にとってかけがえのない存在になっていく。今日はそのための予習だと思ってほしい。

ただ、そうはいっても農業政策の話…難しい、楽しくない~なぜか?
どうする2何故楽しくない

―虎の巻―
・ プロセスが共有されていないことと、現場の人間の声に発信性がないことと、キャッチボールが出来ていない(言いっぱなし、聞っきぱなし)
・ でも、『“知ること”が武器』になる。知らないと得体のしれない者達に搾取されても文句が言えない。
・ 特に北海道稲作、畑作本作、酪農は産業構造上制度支援が必要不可欠。農政課題や制度改革は農家経営に直結する。無関心は不認識を再生産してしまい農業者自身をダメにしてしまう。
・ だからちょっとだけ興味を持って、つまらなくなく“知る”ことに汗をかいてほしい。

では、農業政策~今までどんな流れできていたのか
どうする3基本法

―虎の巻―
<旧法と新法の方向性の違い>
・ <旧法>は戦後の食糧難の時代をようやく脱し、日本が国際社会への仲間入りが認められようとした頃。頑張ればなんとかなる…高度経済成長の夜明け。
・ 農村の変化→馬耕からトラクター、近代農業、高度構造改善事業→労働力の流出(過疎化=産業構造の単一化)
・ 食料増産と選択的拡大を提唱→みんなで手を繋いで頑張ろうよ!(護送船団方式)
<豊かさのひずみ>
・ 胃袋よりも舌の満足を求めるようになった。米も反収が伸びて「親方日の丸」の米は余るようになる→減反政策=平等原理による転作奨励策が開始
・ グローバル化→米も聖域ではなくなる?
<農業政策の大転換期と国際化の波>
・ 担い手不足、国際貿易規律の強化etc→内憂外患に対処する<新法>
・ 優先順位を決めて重要政策を担い手に集積=グローバル化に対応するために農業構造改革を推進する
<基本法の行動指針=基本計画>
・優先順位の高い重要政策を整理→経営所得安定対策
H12~次期基本計画まで主要三課題について審議会企画部会(H16)で議論される
『経営所得安定対策』『農地の利用制度と担い手の在り方』『農業環境政策』

経営政策の方向性は
どうする4経営政策

―虎の巻―
・ 経営所得安定対策とは?~をうけて、業界で組織討議がなされる。(H13/1~)
・ どのような制度ならよいか?どのような形態に導入されるべきか?
・ 意見集約を受けて農水省研究会が『農業構造改革推進のための経営政策』(H13/8)がまとめられる。
・ 大規模畑作経営の注目度と認知度に大きな差→まずは“お米”(次は“畑作”)
・ H16/4「品目横断の導入年はH19から」(亀井農林大臣)
<パッケージ政策>H19から導入
『内外価格差是正措置(品目横断)』『収入変動緩和対策(ナラシ)』『農地水環境向上対策』
・ 農業者の努力では埋めきれない構造上の格差を政策で支援する/消費者負担→納税者負担
・ 価格はマーケットで→公正な価格形成を実需者、消費者に担保する

そんな中、担い手は農業政策にどのように関わってきたか
どうする5農政活動

―虎の巻―
たとえばJA青年部だと…
<食料統制下>
・ 要請運動が中心「○×○×はんた~い!」「○○価をあげろー!」
・ 訴求力の有る運動-but-誰のための農政運動だったか?
・ 少なくとも消費者、納税者のために○○あげろ―!○×はんたーい!ではなかったね
・ そんなエゴ農家に拍手をおくる者がいなくなった→国民のハートをキャッチしていなかった
・ 農業?米?食?…大事だけど、でも過保護なんじゃない?
<農業者は>
・ 霞が関も永田町も大手町も遠いし…誰かがなんとかしてくれるんだべ~
・ 誰かって…組合長?(真に生産現場を知っている代表者か?)
・ 誰かって…代議士?(今は王国崩壊しちゃったけど…)崩壊してから分かることもあるね
・ 何とかしてくれないと死んじゃうよ…政治は弱者のために
・ 俺たちは弱くてショボイ…でも、弱者とショボイ者とは違うけどね~予算確保の常套手段→農民、JAマン、行政マンでさえ…国のお荷物“北海道”
<基本計画以降>
・ 生産現場に携わる者として責任ある政策提言を求められてきた
・ -but-政策提言能力…ゼロ(特に畑作本作、酪農)トレーニング不足、レッスン不足
・ 我々も納税者、生活者、消費者…如何に理解してもらうか?→消費者対流事業の原点
・ 『果たさなければならない責任』と『負託にこたえる能力』なんとしても身につけるべ!!!
・ まず、やることをやる!そして、言うことを言う!

まずは自己発信だが~自分のことを自分たちは知っているか
どうする6十勝の農業

―虎の巻―
・ ある先輩の言葉「よけいなこというな」→反骨
・ とにかくトレーニング!「理論武装」「自己発信」→自分たちの考え、想いを「作文」に!
・ 自分なら自分たちのことをこう言う、こう書く→俺たちはこうやってきた!だからこう思う!
[十勝の農業:JA経営実務H17.5月号]

動き出す政策議論
どうする7プロ農家

―虎の巻―
品目横断発祥の地…あれこれ
<現地ヒアリング>大名行列からは本当のことは分からない(H15)
・ もともとは“輪作助成金”(北農中組織討議H14~)輪作に着目をした経営政策
・ それまでは品目ごと→経営体に「輪作体系を基とする」→畑作輪作を構成する品目
・ -but-霞が関は輪作って知らなかった(分からない人が知らない人に説明するからおかしなことになっちゃう)とにかく現場に!北農中、ホクレンがしかける→JA青年部、担い手が応えるこたえる
・ オシノビ視察団に応えるために作戦会議「ありのまま~俺たちはしょぼくないだろ!」
<経営政策に関する組織討議>
・より経営努力、営農努力した生産者こそより報われるべき経営政策出なければならない

努力した者が報われる…の起点
どうする8きっかけはDON

―虎の巻―
<かみあわない政策議論>
・ 米の次は畑作?ミカンやリンゴだって品目横断だべ?しょせん北海道のためか?まだ補助金ほしいのか?
・ 紛糾する大手町…米は、田んぼは二千年も前からこの国と日本人をつくってきた!
・ 捨作に触れてもらうと困る…同じ農業者だべや
・ 灰皿が飛び交った懇親会場(先輩談)
<きっかけはDON>
・ H14春畑対「奨励金もらってるんだったらせめて赤カビ病の防除くらいしれや!DONで道産小麦売れなくなったら誰が責任取るんだ(怒)」
・ 転作奨励金=悪しき平等原理からうまれたバラマキ農政の元凶だったのではないか?
・ どうやって気づいてもらうか?誰に分かってもらうか?誰を味方につければいいか?→ファン
<プロ野球理論>
・ プレーヤー=農業者、球団=国、ファン=国民
・ すべてはファンのために!
・ プロ農家のあらまし(新庄エピソードH16道民球団ファイターズOP戦)
・ 30対0の少年団が…

米をどうするか?
どうする9米政策

―虎の巻―
ファンのために…稲作農家の裏を通すキラーパス
-but-北海道本作畑作農家、酪農家は米稲作政策を知らない→正しいことが届かない(米=本流)
・米の需給環境、販売環境、生産環境、経営環境はどうなっていたか?
・政策環境は?
・見えてくる対称軸<畑作本作vs転作捨作><転作vs単作><府県稲作vs北海道稲作><主業vs兼業>
・もっとお米を食べましょう~で、自給率があがるか?消費者ニーズにこたえる整合理由が存在するか?
・『新たな日本型食生活』をどうしかけるか?

畑作本作の評価はいかに?
どうする10本作畑作の評価

―虎の巻―
<プロ農家の定義>
・タフネス、ナイスセンス、努力と工夫、トレーニング
・緊張感のある競争から“産地”を鍛えてきた。生産責任を果たしてきた“産地”&“生産者”
・クリーンナップ…5番バッター(政策環境が取り残されている→公正な評価をしてきたか?)
[農家は生き残っても農村が死んでしまう]
・ 北海道は主業農家対策こそが農村振興にかなうもの
・ 新庄選手のギャラを決めるテーブルで、明日の少年団の練習試合の送り迎えを誰がやる?という話をしちゃダメだ→どちらも大切-but-テーブルは別であるべき
<品目横断議論以降>
・北海道バッシング→本作化している転作農家だって(脇役の横入り)
・北海道はかわいそう→お行儀がいい?西南から開けていった日本の夜明け
・被征服者根性、被植民地根性/内地って言ってないか?(沖縄県人が言う本土とは違う意味)

北海道農業~産業使命とは
どうする11遺言

―虎の巻―
あるトップリーダーの死…遺言…受け継がれる想い
<皆それとは知らず食べているメイドイン十勝、メイドイン北海道>
・だから知ってもらわなければならないことがある!
・構造改革の到達点~十勝にだってすでに限界集落が…
・マスプロダクションの評価~だからこそ農業王国、この国の食料庫
<“補助金”を補助で終わらせない>
・ 補助金の在り方について~“JA―自民党(族議員)―農水省”という鉄の三角形『農政トライアングル』をつくる元凶を仕立ててしまった。
・ 補助金さえ貰えればそれでいいか?
<地味でも堅実な基本的プレイ→まずはしっかり“穫る”>

さて、現状はどうなっているか
どうする12品目横断の総括

―虎の巻―
置き去りにした品目横断の総括<品目横断の穴>
・総括しないまま政権交代→肩すかしの基本計画
<評価>
・認定農業者+土地規模要件=構造改革を推進していくスタンス
・改革度の高さを内外に示すことが出来た(タフなネゴシエートに耐えうるカード)
・少なくともそういう準備をしなくてはならなかったのではなかったか?

どうなる戸別所得補償は?
どうする13戸別所得の疑問

―虎の巻―
制度理念が置き去りになっている
<プロセスの共有なし>
政治主導でアリバイは作ったが…生産者としての説明責任を果たす場所が用意されない
・ 丁寧な説明がない→プロセスを共有できないと他人事になっちゃうぞ
・ 米モデルの所得確保のシステム(バーチャル)からみて、畑作バージョンは明らかに所得対策システムが欠落している
戸別補償米モデル
(米モデル事業のバーチャル所得)
・ 戸別って…JAはどう関わるのか?「生産数量目標」は誰がどうやって決めるのか?出口は?
・ 知らない誰かが勝手に決めてしまったら、補助金なんかもらった者の勝ちみたいになるぞ!
・ 生産者にとっても納税者にとっても不幸…後回し、後付け、置き去りの制度理論
<あまりに拙速、不親切、不丁寧>
・ 壮大な社会実験???俺たちはモルモットか…
・ 分かりやすくはなったけれど~
比較イメージ
(イメージ)
・ 実は現場はそんなにあてにしていないかも…制度に振り回される怒り、焦燥感、政治不信
・ これで何とかなるのか?日本の農業…ビジョンも、テーマも、理念もなしに

知っておきたい国際貿易規律の強化
どうする14国際貿易規律

―虎の巻―
国家貿易品目(原料型重要作物)の生産者だからこそ知っておかなくてはならない貿易規律

・世界の富の平準化
・開発ラウンドの所以~予想を超えて力を付けた新興国の発言力の大きさに交渉はスタック
<農業交渉>
・例外措置をどうするか?→日本型提案

・WTOを補完=ローカルルール

・郵貯マネー、アフラック、米国人の弁護士etc…USAの一番東にある州か
・きっかけは普天間問題?二国間のテーンブルに引きずり出してきたい思惑?

よりどころの自給率向上議論だが
どうする15自給率

―虎の巻―
<カロリーベースのからくり>
いわゆる屁理屈の世界
・エネルギーと食糧供給の多チャンネル化と食料主権、食料安全保障を両立させた国策
・自給力ともったいないをどう仕掛ける?
・農業者の主張(消費者、納税者の視点も合わせ持つ重厚で骨太な主張)

先進地と言われるEUの農業政策は
どうする16EUの共通政策

―虎の巻―
<CAP=構造改革を担う基本政策>
・構造改革が国民の合意形成の担保になっている
<環境対策とクロスコンプライアンス>
・生産者規範を高める施策→国民のニーズ
<ドイツのマイスター制度>
・豊かな教育力こそ国と農業の宝、財産
<動物福祉>
・単なる経済動物ではなく、感受性のある命を人の糧にすることへの尊厳的思想と政策支援
<スロウフード>
・経済至上主義に警鐘。豊かな食と文化の形成にかかわる農業者、地域人の関わり

どうする担い手
どうする17担い手の課題

―虎の巻―
《自己発信》誰にどう伝えたるか
・ 今日聞いたことを自己消化し、それぞれ思うことをそれぞれの方法で皆さんの一番身近な人に話してほしい。
・ 一番身近な人に分かってもらわなければ(奥さん、恋人、両親、友人、隣の農家の親父さん…)多くの国民、消費者、生活者、納税者にだって分かってもらえない
・いつ伝えるか~今日言えること、明日いうこと、未来に…自分たちの目と耳で確かめてほしい
・どう伝えるか~今はデジタルの便利なツールがあるね(ホームページ、ブログ)
《仲間とどうするか》
・ 想いが同じなら必ず巡り逢う仲間がいる
・ お互いを磨き、高め合い、共鳴共振する仲間~新しい出会いから生まれる可能性は時代を動かす原動力になる
・ ワクワク、ドキドキするのだ!たとえるなら暴走族的高揚感♪つるむから楽しい♪
《若者だからこそ》宿題~求められるのは高度な両立
・自己経営→まずはやることをやる(草ボーボーにして会議には行けない)
・地域振興、社会貢献に如何に取り組むか→理を捨てるな、行動力は若者の特権だ!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


みなまで言うな…
某指導農業士の先生に注意されたばかりでしたが、休憩なしにがっつりお話しさせていただきました。本当は後半は意見交換などしたかったのですが…やはり尺が足りない…反省ですな(汗)

農業政策の記事はこの農園日記でも時々アップしていますが、専門用語が多かったりして農業者であっても難しいかもしれません。
優しく、丁寧に、つまらなくなくお話しするのってやはり難しい…

でも、今回は若妻・女性の方たちが真剣に話を聞いていただいたのでプレゼンしやすかったです。
特に力を入れたところ、ここはミソ、実はこうなのさ~というところを“フム、フム”とうなずいて聞いていただいたのにはモチベーションが上がりました。

概して女性の方が公聴態度(お行儀も含めて)良くて、聞き方が上手です…
そう言う意味では、見習いたいと思う農場長。
もちろん一番身近なヒラリーにもきちんとお話ししますぞ。
案外“素”なので時々ドキリとする指摘をうけることも~
それが役に立つことも~
その逆もしかり…もちつもたれつ…ありがたい…

【追記】
またどこかで、何かの機会に、こんなことを発信できれば~
農場長の脳ミソ的にも整理整頓するいいチャンスだったと思いました。

ヒラリー「でも、事務所の散らかり具合…ものすごいわよ(驚)腐海のようよ(呆)なんとかしてよ(怒)」
巨神兵をつれてきて焼き払うような勢い…

やばい…農場長の足の臭気も腐海に侵されたせいだったか?

《次記事予告》
―笑顔を見せないで~の心―




遺伝
2/6
末娘の誕生日~

わりと濃いDNAを持っている農場長です。
(とりあえず足、洗ってみた)
足を洗った…といっても今まで悪いことしていたんじゃありませんよ。

今日は受験生の末娘の誕生日。
日曜日なので普段は離れて暮らしいている姉兄達も勢ぞろい♪
久々、家族全員がそろいました。

ヒラリーも御馳走作りに腕によりをかけております。
もちろん姉たちも~
ケーキは手作り母娘合作です。いやいや素晴らしい出来栄え♪
ハッピーバースデイ
長男も彼女を連れて来たので女性陣、賑やかで華やかですな~♪

そんなゲストをおむかえすることもあって、足…洗うのです。
しっかりと…ゴシゴシと…

実はこのところ、どういうわけか足…くさいです。ものすごく臭いです。
本当に…表現が難しいくらい(悩)なんて言ったらいいのか…とにかくひどいニオイ(オェ)
末娘、卒倒するくらい↘
ヒラリー、あまりの刺激臭に頭痛がするとか↘
自分でもひどいな~と思っていましたが、今だと逆に臭くないと体調悪いかも?と心配になるくらい…きっとしっかり足の裏に汗をかくせいだと思うのです。

~で、食事後に告白
農場長「実は最近、ものすごく足臭いんだ~さっき、足洗ったの…」
娘たちに非難ゴーゴー…かと思いきや~
次女「いや、きっと私の方が臭いし!」
長女「はぁ~?私にはかなわんでしょ!」

おいおい、いい年ごろのお嬢さんたちが足の臭さを競い合ってどうするんだ(爆)
でも、予期しない方向に話が展開していって農場長、ちょっと気持ちが楽になりましたな~

ヒラリー「そう言えば、娘たち父さんの遺伝子よく受け継いでいるわ」
長女、次女、三女「うぇぇぇぇぇぇぇ~」

うぇぇぇぇぇっぇえ~って、さっきまで足の臭さ選手権してたじゃんw

そうそう、長女の足の裏ベタベタなのもお父さん似
そうそう、次女のタダレミミもお父さん似
そうそう、三女の偏平足もお父さん似
そうそう、三人とも腰にモシャモシャと毛が生えているのもお父さん似

長女、次女、三女「うぇぇぇぇぇぇぇ~ショック死する~お嫁に行けない~気持ち悪い~」

DNAの恐ろしさ、思い知ったか(ドヤ)

長男「あ…腰毛、俺も生えてる!」
何をいまさら~それくらい父ですから知っているのですぞ(エヘン)
でもヒラリーいわく長男はよりヒラリー遺伝子が濃いのだと言う~ほんとか?

にぎやかな誕生会
手作りケーキがいつもより甘く感じるのでした…

【追記】
ちなみにヒラリーの足は全然臭くありません。カサカサです。足の裏も人生も…

《次記事予告》
―どうする?担い手~の心―




産地のNewジェネレーション
2/3
今年のトマトは何にする?って…あら、まっちゃん!

あのころが蘇る農場長です。
(カリスマ組合長の想い)

そろそろ野菜の苗でもたてますわよ~と仲良くヒラリーと母が相談しております。

やはりミニトマトのアイコは欠かせませんが、なにか他に美味しい品種ないかしらと種苗メーカーからいただいたカタログをペラペラと…

ん?まて、まてよ…どこかで見たことがある青年…
松原君
おーーーー(驚)まっちゃんではないですか!
農場長が道青協の会長をしていた時の日胆地区(日高、胆振)の会長が平取町出身の彼
トマト農家の若きエースなのです~頼もしいかぎり♪

そういえば、彼とは札幌から東京に向かう青春チャリンコリレーでいっしょに苫小牧市内を自転車で激走しました(想)
そういえば、JA青年部役員を卒業してからもOB研修会の幹事長として色々と骨を折ってくれています(走)
そういえば、道青協役員の選考委員長でも頑張ってくれましたな~たいへんだった…(涙)
そういえば、日胆地区は軽種馬産地もあり、もちろん水田も畑も酪農も畜産も蔬菜園芸もあって北海道農業の縮図なんて言われております(汗)
そういえば、当時は日胆地区の青年部は若い役員が多くて、血気盛んで詩人が多くて、農場長が日胆地区の総会や大会にお呼ばれされても、すぐ打ち解けて二次会とかでは凄く盛り上がっていましたな~(苫小牧の夜も楽しかった♪♪♪)

そんな想い入れの多い日胆地区(十勝のお隣だけどね~)、忘れられないエピソードがあります。
それは日胆地区大会にお呼ばれした懇親会でのこと~
日胆地区の組合長会の会長や連合会の幹部さんや女性部の地区会長さん達、つまり来賓の皆さんは総会でも大会でも挨拶が終わったらさっさと退席するなんてことはありません。
最後まで、つまり懇親会の一次会までしっかり青年部の盟友とおつきあいしてくれるのです。

農場長心の声:う~む…十勝の組合長さん達も見習ってほしいなぁ…たぶん無理だけど

当時、地区の組合長会の会長さんは道内でも最高齢で長老的な某K組合長。
まっちゃんの地元JAの組合長です。
その某K組合長と懇親会の席でお隣同士、さしつさされつのお話を聞かせてもらうのです。
(某K組合長、ご高齢なので耳が少し遠いご様子→農場長、専ら聞き役)

「ひら君は十勝の人間だから分からないかもしれないが、どうせ農業をやるんだったら十勝でやりたい…たいていの人はそう想っているんじゃないかな~
ただそれでも与えられた中でやることをやるしかない…水田の転作政策で色んなストレスがあることも分かっている。農業者自身をダメにしてしまった…作る気概を失うことになったからな~転作奨励金は…
だから私は農協の役員になってからそれを何とかしたかった。奨励金をもらっている人はいいかもしれない。でも、十勝の畑作本作農家や納税者はそれでいいとは思わないはずだ。穫っても穫れなくても補助金がもらえるなんておかしな話だ。
そもそも転作作物だって満足にとれない。規模だって簡単に大きく出来ない…十勝のように広くない。なにか新しいものを作らなければ…みんな必死になって考えた…
ある時、目に留まったのが農家のお母さんたちがハウスの中でつくるトマトだ。美味しい、結構穫れる。なんとか新しい作物として振興奨励出来ないだろうか…関係機関や指導機関にも協力してもらい、先進地にも何回も勉強に行った。
ところがその当時、北海道には通年出荷するトマトの産地なんかなかった。『トマトをやりたい』といったら、キチガイかと言われた。最初からそんなに上手くいかなかった。だから同じ農家の仲間からも『転作奨励作物、なぜ作ってダメなんだ!』と批判された。それが一番つらかった…
でも、それでもあきらめないで頑張った。あれから20年経って、今はその当時のことなんか知らないけど、まっちゃん達若者が凄く頑張ってやってくれる。若者たちの意欲は地域の、産地の宝物だと思った。こうして若い力が育ってきたことを見届けることができて、俺のやってきたことは間違いじゃなかった…と確信するよ」

ふ、ふ、深い…

おそらく若くして現役のバリバリだったころからカリスマ性を持った組合長だったのでしょう。
まさに時代を作ってきたリーダー…人間的にとても魅力的な方でした。

まっちゃん元気かな…
もうトマトの苗立てたのかな…
新しい春を前に、一献かたむけてみたい僚友、戦友の一人です。

【追記】
しかし今の時代、そんなカリスマ組合長…求められるトップリーダーのタイプではないかもしれません。
今だと、調整型、全方位型、万人うけするタイプ、なるべく敵を作らない人、優しいヒト、いい人…
いずれにしても、流れる時の波に抗って新しい時代を創ることはそう易いことではないでしょう。

そういえば農場長も時々ススキノとかでは「いいヒト…」って言われます。
ただ、飲み屋のオネエさんたちのいう“いいヒト”っていうのは発展性のない安全パイのヒト~ってことらしいですな~

ヒラリー「アタシにもぜひ優しくしてほしいものだわ(怒)」

そうです、そのとおり。
優しくする相手を選んでいるようでは、まだまだダメってことでしょ?
時代の求めるもの…ヒラリーの求めるもの…むずかしいぃ

《次記事予告》
―なぜ足ってくさいのか~の心―




抵抗性品種
2/1
現場のこと知らないでしょう!~

出番があることをいいことにドヤ顔しちゃったかもしれない農場長です。
(久々更新~あらら2月も放置プレイ↘)

今日は十勝管内指導農業士、農業士技術向上研修会と総会に参加。久々の宿泊研修です。
技術研修次第

農場長は前年12月に参加した北海道農業士協会の道外先進地視察研修を事例報告させていただく役目を~
こんな時じゃないとこんなこともそんなにないし、マイク握るの久々だし♪マイク持っちゃったもの勝ちだし♪みたいな感じで割あたる時間をしっかり消化(ちょっとオーバーしちゃった…)

TPPと山梨のワイン”や“CAPと農業構造改革”について考察を入れました~

ところで、やはり心にとまる今回の記事のメインは振興局農務課課長の「農業情勢報告」
タイトな時間内でのTPPと戸別所得補償制度について~本当に駆け足でしたが、特に最大の関心事項“戸別所得補償制度”の質問タイムを延長戦にして例えば畑地の“産地資金”について云々と…

農場長「産地資金の要件内容はどうなってますか?」
課長「まだ、正式に決まっていないみたい。」
農場長「甜菜の直播とか、澱粉原料用馬鈴薯のシスト線虫の抵抗性品種の導入とかは?」
課長「それも一つの案ということで…どうやら取り組み度の高さをポイント化して満点の農家には満額“10a/4,000円”交付という絵を描いているようです。」
農場長「現場の感度から言わせてもらえれば、『だったら抵抗性品種を植えます』って言っても、そもそも種イモがないじゃないですか…すでにオーダーしてあるコナフブキの種イモはどうするんですか?っていう話になりますよ」
課長「!!!あ…そうですね。種イモがない…」
農場長「そうですよ!種イモって一般栽培農家にでまわるまで3年かかるんですよ。つまり今の時点で3年先のことをしているんです。いきなり“抵抗性品種”を奨励しますなんて言われても、そもそも出回っていないんじゃ生産者は手に入れようがない」
課長「そうですね~あ…なるほど、指摘されないと分からないことでした…」

フムフムとメモする課長…

お願いです!頼みますよ!課長!ちゃんと声、届けて下さい!

実は種イモの話、品目横断導入議論のH16/4月、当事亀井農水大臣が品目横断のスタートラインを宣言する前日、霞が関の某課長室で同様のヒアリングで主張していました。

『今植え付けている種イモは現場に供給されるまで3年かかります。3年先の準備をする…小麦は甜菜のために、甜菜は馬鈴薯のために、馬鈴薯は豆類のために…それが輪作!そういう生産環境が持続的発展的にあるために経営環境に品目横断をしかけるんでしょ!』

当事、馬鈴薯澱粉は国内においては抱き合わせ販売していて制度上、WTOパネル提訴されたらきわどく“灰色裁定”になることが予想されていた時…それを回避するべく、制度設計者は調整金制度で折り合いをつけようと必死でアメリカ通商とネゴシエートしてきて、国産馬鈴薯生産振興に道筋をつけて品目横断の基礎工事をしてきた経緯を想い出すのでした。

そうであったはずなのに…
政権交代で制度も変わる…現場のそういう声をピン止めしないまま…

それでなくても『制度理念を置き去りにして、現場とキャッチボールしないで拙速に突貫工事で仕上げちゃった』なんて言われている戸別所得補償制度。ほらね、やっぱり現場のこと知らないでしょ~なんて見透かされておりますぞ!
シンプルで分かりやすく何とかなりそうな感じなんですから、そこからはきちんと制度を磨いていかなくてはいけないでしょ。
そのためにも現場の声、ちゃんと聞いてください!

あ…でも、抵抗性品種をつくれない農民が抵抗勢力みたいに思われちゃ困るけどね…

指導農業士、農業士、関係機関、行政の人間…
ヒートアップする議論はやがて真夜中に最高潮をむかえるのでした。

【追記】
懇親会で「みなまで言うな!君の言いたいことはよくわかるし、期待してるし、君のことはよくわかってる!しゃべりすぎだ!アハハハハハハハハハ~」と、某指導農業士の先生から指導を受けました(笑)確信犯なことも知っているのでしょうから、そこはアハハと笑って許してほしいです(願)

しかし最近こういうことをアハハハハと許してくれないヒラリーがいますな~
ヒラリー「ほらね!自分の話を半分にして人の話を聞く!これができなきゃ偉そうなこと言えないわよ」
ちいさくドヤ顔なヒラリーです(汗)

でも本当にやばいのは、こういう忠告も最近、抵抗性免疫がついたのか右から左にツィーーーっと…
「ツィーーーっと受け流しつつ受け入れる」…人生の極意だと思える今日この頃

《次記事予告》
―僚友、がんばってるな~の心―
帰り道直線