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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
これからの春
3/12
ハウスの中は土のかおり~

身体も心も筋肉痛な農場長です
(甜菜の播種作業の巻)

震災から1年…
あの時も甜菜の播種作業(通称「種おろし」)をしていました。
屋外の仕事だったので、なんだかフワフワして最初地震だとは気付きませんでした。
たしか2回目の揺れで水たまりがチャポチャポして、ガンケ冬夕陽のガンケ
がガラガラと崩れて「これはただ事ではない!」と思ってちょっと早めに仕事を切り上げてTVをつけると目を疑う画像が…

あれから一年
人生が変わった人、考え方が変わった人、価値観が変わった人…
豊かだったはずの変わり果てた故郷、そして今だ足を踏み込むことさえできないでいる傷ついた郷土…
変わったものがたくさんある中で、それでもその季節がくれば毎年当たり前のように迎えるこの風景が実はどれほど大切なものなのか考えずにはいられません。
被災地が一刻も早く復興され、被災された皆様が心穏やかに普通の暮らしができることをあらためて切に願う次第です。

さて、今年は~
別にあてにしていたわけではないけれど、「春休みだから任せておけ!」と豪語する大学生の長男スケ-ジュールにあわせて段取りしてみたけど、天気予報では肝心な時にお天気が悪そう…
育苗土の土通しはお天気が悪いと上手くいかないので、小学生の助っ人(スケート少年団員)を擁して、なんとか終わらしたのが1週間前の3/4
晴れの土通し

その後苗床に散水し、かけ土を通して、段取りとセッィングして~
試運転が3/10、本格始動が3/11
前年秋の天候のせいか育苗土の歩留まりが悪くて育苗土が足らなくなるアクシデントがあって(ローカル情報だけど今年はどこもそうらしい…)、ちょっとパタパタしましたがホクレン原料所職員のおかげで何とか前夜のうちに確保して本日午前中に完了♪
種おろし土詰め機

終わってみるとヤレヤレですが、なかなかもっとサクサクと出来る方法ないかしらね…と、いつも終わってからアレコレと考える(苦)
ポット整然と

ちなみに農場家は1日約5haの種下ろし。段取り後片付けをいれて3日間。
作業人員は家族(農場長、ヒラリー、父、母、長男、次女、三女)+2~3名ほどのアルバイト、パートさんで総勢10名程度

一冊一冊、一粒一粒の作業だから最終的には人の目と手にかなわないけど…
でも、甜菜移植農家さんはこの時期、だいたい同じ作業ステージなのでよそ様がどんな風にやっているのか?それがいい方法なんか?わが家の改善余地がどの辺にあるのか?意外と分からなかったりします。
う~む…だから農家って先進性や進歩性がないとかって言われちゃうのかしら?

反省…

でも、筋肉痛が薄らぐころにはその反省心も薄らいじゃうんだろうな~

そういえば、最近はWeb情報などでパソコンの画面を見ながら有益な情報を割と簡単に得ることができます。
たとえば中古農機具情報、営農技術情報、農政や関係団体の組織活動情報まで
そこで「甜菜 播種」とか「ビート 種おろし」とか検索してみると皆さん色々工夫してますね~的な情報も自宅に居ながら手に入れることできるようになりました。
便利ですなーーーー(楽)

でも、でも…本当は実際に見て、聞いてみないと“肝”部分はわからないと思う。
いやまてよ、あーそんなところが前時代的なアナログオヤジなのか(沈)

しかし、もっと楽にできる方法ってないかしら~って、パソコンで色々と検索してみても、そもそもそういうデジタル情報を有効に活用できる感性や感度こそ必要なのでしょうね?

筋肉痛と戦う春は感性を磨く心もまた筋肉痛になってみたりするのです。

【追記】
土通しの段取りの時点で軽い“ぎっくり背中”(ぎっくり腰の背中バージョン)だった農場長。
いきなりの力仕事とはいえ以前のように一杯一杯スコップでどうにかするわけじゃないけれど、でもやっぱり少しつらかった(泣)
そもそも何時の、何の、どれが、どの筋肉痛か分からなくなっている…し、そもそも筋肉痛かどうかも分からなくなっているあり様(沈)
確実に老人化している肉体とどの辺で折り合いをつけながらやっていくか?
なんだか難しい年頃なんだな…と思う今日この頃(苦)

難しいと言えばヒラリーも女性的に難しい年頃でしかもやっぱりアチコチ痛いらしい。
当然ね…

でも、急遽の声かけでも来てもらえる地元のパートさんやアルバイトさんには感謝♪
ヒラリーコネクションのたまものなんですけど、それもまた人生の宝物ね(嬉)

ヒラリーのイタタなところを優しくマッサージしながら、もっと楽に効率的にできる方法はないかしらね~なんてあーだこーだやっている時間も、これまた夫婦の宝物の時間なのかもしれませんな~なんてね(汗)

《次記事予告》
―春一番情報~の心―




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食の絆フォーラム
2/29
農村ホームステイから始まる十勝の未来~

カバン持ちの農場長です
(今回はヒラリーが主役)

ノースプロダクションの近江代表から食の絆フォーラムのパネラーとしてヒラリーに出演依頼があったのが年明け早々。
昨年秋、農場長家はノースプロダクションのオファーで町役場に仲介してもらい広島、大阪の高校の修学旅行生をステイさせていただきました。(男子4人ずつ、3校)
ちなみに昨年11月には大人の修学旅行も受け入れました。

楽しかったですな~♪
それに昨秋は雨が多くて収穫作業も大苦戦。農場長家はこまごまとした収穫仕事もあるので、正直労働力としても大戦力になりました。

実は農場長家、15年ほど前から体験農園をしていて、日頃から実習生、研修生、修学旅行生やワーキングホリデーを受け入れています。
そんな事がアドバンテージになっているのかもしれませんが、むしろ学生さんたちとの交流はわが家にとって日常の一部だったりします。
ちなみに農園のホームページもワーキングホリデーで受け入れた千葉県在住の青年に作ってもらいました。

それでもお互い初めての出逢いですから新鮮なこともたくさんあってー♪

そんなことも含めて波及効果を図る意味でもフォーラムみたいなものやりたいね~みたいな話をしていました。
さらに、大人の修学旅行の後段、受け入れ農家を代表して色々と総括させていただくのですが、たとえば男子の場合「みなさんは風の人、私たちは土の人」なーんて、とかくロマンシーで綺麗に美しくまとめたがりますが、実は一番大事なのは女性の力、お母さんたちの協力なしではそんな交流事業は完成しませんのです。実際の話…

「はぁぁー?“土の人”?誰が泥だらけになって仕事してると思ってんのよ!」

なーーんて言われそうです(沈)

そこで近江さんにも提案してみるのですな~
「女性の声、お母さんの声こそ大切だよね。もっと生々しくドロドロして綺麗事で終わらせない女性ならではの逞しくも図太い本音の声を…ねぇ?」

~ということで実現にこじつけましたフォーラムのお母さんの部のパネルディスカッション
食の絆

そのパネラーの一人にヒラリーが選ばれた次第。
前段のカンペ作りなどちょっとだけ農場長もお手伝いしますなぁ~
本人も気合十分です!

お母さんたちの一言(もちろんお父さんもだけど)には、やはり実践者としての“重み”みたいなものがあります。

印象的だった言葉
「『十勝の天気が気になるようになった』と礼状が来ました。産地と食べ手が近くなるきっかけになったようで嬉しかった」
「たった1泊でも、たくさんの感動がある。たった1泊だから自分の家で誰でも出来る魅力がある」
学生さん達からの手紙には
「たまに忘れてしまう『いただきます』『ごちそうさま』を忘れないようにしたい」

そうなんだよな…
自分の命を支えているその糧は誰かがどこかでどうにかしているのだけれど、それに触れることって実は本当に少ない。
ファームインでは自らが自らの命を育むその糧に触れ、収穫し、皆で一緒にキッチンにたち調理をして、“いのち”をいただくのですな~
このことは損得とか経済の話ではなく人が生きる本質、つまり人生の真実の一つであると思うのです。

ヒラリーもたくさんの手ごたえを感じたのでしょう
がぜんやる気になっておりました…

短い2月のちょっと得をした閏日は、冬の終わりを告げていよいよ季節のステージを希望の春に衣替えしていくのです。

【追記】
ヒラリー、アドリブきいていて流石だな~と思った次第。
(けして「アナタのカンペのおかげよ」って褒めてくれないけど)

ところで~
ナデシコは凄いけどサムライはダメだったね(沈)
どこの世界も女性のパワーは素晴らしいということね

頑張った御褒美にヒラリーにお寿司をご馳走した次第…
もちろん“廻る”やつですけど(苦)

《次記事予告》
―つちのかほり~の心―