FC2ブログ
プロフィール

ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

カレンダー

11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



培土談義
6/9
ジャガイモ畑の畝枕での井戸端会議にてのアレコレ~

前週の落ち着かない天気も安定的になって、先月下旬の大雨の後遺症をこの好天候の時にしっかリリカバリーしたいところ。
早朝から突き刺さるような紫外線の中、まずは馬鈴薯の小培土を開始(6/5)~
晴天の小培土

クサカルチのマニュアル通り、ウィングデスクで天板にフワッと培土していきます。
でもでも、やはり畑が硬くなっていて、思う以上に作業が進みません。
小培土

カルチのシェアピン、キレまくりです↘↘↘
(だからといって農夫もキレちゃいけない↗↗↗)

なんとか天候のよいうちに、まずはひとセット終了www

さてさて、おっつけ本培土しちゃうか…それともセットを替えてビートの2回目やっちゃうか…
結局、4月に植付した馬鈴薯もそれなりに勢いづいてきたし、天気予報も保障がないのでベストな条件でやってしまうか♪
~と、今日は本培土!
そうこうしているうちにご近所さんたちも、本培土始まりました。
ジャガイモ街道に本培土銀座といった様相です。

それにしてもこのところの生産技術の多様化で培土の形状は凄いバリエーション(驚)
種イモの植え付ける時期、作型や馬鈴薯の品種、圃場の条件、トラクターと作業機の相性etc…
こうなるとベターマッチングは農家の数だけあることになりますわね。

そんな時、たまたま別件の用事があって近所の農家さんと畝枕で話し込むと、冷春の植付作業を反省会的に振り返ってみるのですが、本培土のスペックなどはやはりそれぞれに信念めいたものをもって取り組んでおりまして、培土談義にハナが咲きました。

たとえば~
★成形タイプのオッパイ型一発培土
慣行カマボコ培土
形も申し分なく一発となると燃料代は節約できますわな~作業競合を考えると、一発培土は省力栽培の基本でしょう。
でも、今年だと降雨のせいで畑が硬いからちょっと重たいかな?
土塊も荒くなっちゃうし、あまり土をかぶせちゃうと萌芽に時間がかかってちょっとハンデあるかも…

★ロータリーカルチによる成形培土
ロータリーカマボコ培土
早期培土であればストロンは切ることはないし、土塊もこなれるので収穫作業も快適でしょうね~
でも、作業時間がかかりますしこれだけ硬いとトラクターもそこそこの中~高馬力が要求されます。
ちなみにこのご近所さん、事前に二段耕カルチ入れていました。

★ヒーラーによる成形覆土培土
ヒーラー培土
見た目はきれいですが、成形されているというだけで土塊はこなれていないとのこと…
ちなみに、馬鈴薯の萌芽前に土壌処理の除草剤をかけるのだそうです。
雑草対策としては効果は高いでしょうね~
トラクターはそれほどの高馬力でなくてもよいうですが、ただ作業速度はデンデンムシ…それなりに時間がかかります。
それに萌芽前にさらに土をかぶせるので、病気などはリスクが高いです。
ちなみにかぶせる量は植付時の天板から10~15cmほどの厚さだそうです。(13cmが最適だとか)


さて、苦戦中の“ひら農園”は…
★旧慣行法培土
旧慣行法
“旧”慣行法…いわゆる遅れているのですな…
しかし、たとえ遅れていてもそれなりに優れているちゃんとした理由があるのです。

萌芽を促しつつ株元を中心にフックラコンモリと土寄せするにはウィングデスクが意外と使えます♪
培土op

全体の形状は富士山型ですが、より株立本数を確保したい理由から畝幅は2尺3寸(約69cm)なので、やはり培土の量が少し足りない分を旧慣行法の培土羽で対オッパイ形状です。
農園培土
ただ天板は尖っていないでのむしろ台形でしょうか~
培土
それと作業速度がそこそこ速い♪

もちろん弱点もそれなりに…
たとえば、前後の天気によっては雑草が繁茂してしまいます。
(馬鈴薯の生育処理の除草剤はイネ科の雑草のみですから)
なので、天候を選んでしまうこと。
殺草率のことを考えれば晴れている日は早朝から作業して、外気温が最高になる午後2~3時には出来れば切り上げたいところ。
雑草対策のことだけでもそんな制約があるので、タイミングはちょっと難しい…

春の冷春、長雨で生育が大幅に遅れているジャガイモたちにいかにストレスを与えないで、萌芽と成長を誘導するか…本培土はジャガイモ栽培にとって、特に本年は非常に重要な作業の一つになるでしょう。
培土キャビン

上々の条件で本培土が終わるころ…
乾いた畑の土埃で農夫もジャガイモのように真っ黒クロスケです。

でも、でも、“ジャガイモような人が好き♡”~なんて、なかなか言われないのですな~

スポンサーサイト



この記事に対するコメント

うちはカルチの深耕爪にゴロクラッシャー付けて25cmの深さで引っ張った後、ロータリーカルチに早期培土付けてます。両方とも国産90馬力でやります。
培土自体の時間はかかりますが、生食芋はロータリーカルチの方が選別がラクです。
今年は土が硬くてロータリーカルチのチェーンが踊り、チェーンケースに穴空いてしまいました(T_T)。
老体(5コ前の型です:汗)には過酷すぎる条件だったようです。
【2010/06/19 06:57】 URL | OP #SFo5/nok [ 編集]

勉強になります。
私も加工馬鈴薯を作付しております。美瑛の丘のような畑に栽培する年もありまして、小培土なら少し我慢できますが本培土はかなり苦労します。正確に植え付けするためポテトプランターにマーカーを取り付け、気合いを入れて植え付けしております。培土のお話勉強になりました。
【2010/06/19 23:00】 URL | かず #- [ 編集]

さすがです
OP様

> うちはカルチの深耕爪にゴロクラッシャー付けて25cmの深さで引っ張った後、ロータリーカルチに早期培土付けてます。
理想的体系培土でしょう~さすがです。

> 今年は土が硬くてロータリーカルチのチェーンが踊り、チェーンケースに穴空いてしまいました(T_T)。
本当に硬かったですね~我が家もシェアピン何本使ったことでしょう…

とりあえず順調に育ってほしいです!

【2010/07/01 12:14】 URL | peaceman #- [ 編集]

こちらこそ勉強させてください
かず様

栽培技術はその地域や農家のよって様々ですから、色々なところに色々とヒントがあったりしますよね~
馬鈴薯の培土技術は近年、本当にバリエーションが豊富になってそれぞれに一長一短があってどれが、なにが一番いい~ってならないです。
それでも、今春のように非常事態な天候に対応できるのは、昔から言われている“基本的な基本技術”ではないでしょうか?

愚直にも基本的なことをしっかりやる~ってことが、実は一番難しいのだと思うのですが…


【2010/07/01 12:59】 URL | peaceman #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://hirafarm.blog117.fc2.com/tb.php/362-e7e004cc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。