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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
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土に寡黙

7/12
選挙結果をよむまえに…選挙ネタ解禁/その2~

願いや想いが微妙にねじれてしまったけど、だいたいは予想通りの選挙結果。
結果は結果として、誰かの、何かのせいにするのは易いことですがそこはちゃんと生産的に総括し反省しなくてはなりません。

~と、選挙を振り返る記事は次号として、今回は農林水産省のホームページにアップされていた“行政レビュー”に関する国民の意見を発信したアレコレを解題にして…

毎度のことですが、農水省の国民の意見募集はなぜか募集期間が凄くタイト!
行政レビュー

こちらがマメにチェックしていないこともあるのでしょうが、気がつくと“あらら!もう締め切り?”なんてことは1回や2回ではありません
今回の募集期間は6/25~7/9の正午まで(正午まで?!?!?!)
たいがいJA青年部OBの僚友やJAマン、行政マンから「募集してますけど、何か送りましたか?」と連絡がきたりしてあわてて机に向かったりするのですが、イイワケで格好悪いけど農作業の傍らディスプレイをチェックして作文を書くのって意外と手間がかかって難しいのですわ~
しかも、今回は“行政レビュー”って、聞きなれない言葉…(呆)。

しかしここはちゃんと応えておかないと、またまた「北は寡黙でおとなしいから可愛そうね~」なんて言われかねません。
言うべきことを言わなければネガティブに肯定したと判断されても仕方がないことです。
以前、基本計画の国民の意見を投稿しましたが、なぜかやはり北海道意見、特に農業者の意見って少ないのですわな~
畑にいて忙しくてそれどころじゃないし…とか、
別に文句言ったって始まらんし…とか、
農政がどうあろうとやるようにやるから…とかなら分からんこともないのですが、“そもそも何書いていいかすらわからん”みたいなレベルでスルーにしていたのだとしたら、農業者が想う以上に豊かになれないのも農業者自身に原因があることなのではないでしょうかね…

そこで、農場長、実はあきらめの悪い人間なので、チマチマとキーボードをたたくことになるのです。
(~というのが7/9の朝。ギリです。あいかわらず…)

さて、今回は農道や農地整備にかかる事業仕分けの評価の評価~

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

《事業番号0254:農地の整備》
農地基盤の整備事業を費用対効果のみで優先順位をつけられてしまうのであれば、そもそも北海道本作畑作、酪農のような規模拡大が進行している地域では受益者の絶対数が少ないのだから、費用対効果は低い…つまり、施策費用投下の優先順位は上がらない~という理屈になってしまうが、それは誤りである。
畑作地帯のそれは水田地域と比べてむしろ周回遅れになっているのが現状で、それでも世界の先進農業地域と生産水準で肩を並べるくらいになったのは、現場の創意工夫と農業者自身の自己投資によるところが大きい。
水田整備の優先順位が高いのは最大公約数だが、大規模畑作、大規模酪農の基盤整備の現状も良く把握して、事業を評価し予算執行されることを強く望む。


《事業番号0259:農道の整備》
農道は単に産業道路という役割だけでなく、農業者の生活道路であり消費者と滞留する観光道路の側面もある。
費用対効果のみを優先して事業が評価されてしまうと、たとえば規模拡大が進行している、いわゆる受益者の“はりつけ戸数”が少ない地域の農道は砂利道で我慢しなくてはならないことになってしまうが、それは正しいことか?
そういう砂利道を介して生産されている原料型農産物は、皆それと分からずに食卓に並ぶものだが、それらの生産者価格は昭和60年代から右肩下がりで推移している。それこそが費用対効果と評価されないのか?それをもってして安価、安定供給と言われてしまうのであれば、生産者はあまりにも報われない。
面(畑)の改良は道路などの付帯資源がまず整備されていないと進まないし、完結しない。砂利道のままだと排水対策としての暗渠も効果が十分に発揮できない。
そうやって整備された畑を、さらに10年、20年と “土づくり”を敢行してはじめて豊かな畑になっていくのである。費用対効果や予算の効率的執行だけで事業評価するのは早計である。
また、規模拡大から農作業機などのスペックも向上して、従前の農道ではその機能を十分に発揮できていない。たとえば10年前、甜菜原料の運搬は10tトラックが主流だったが、いまや15t、20tトラック、トレラーの時代になった。しかし現場の効率化に農村の付帯資源整備が追い付いていないし、そういう不具合が生産者に沈澱していることを見逃してならない。
20年前、10年前から国産の砂糖の生産者価格、消費者価格がどう推移していたか?それこそが、費用対効果だと思うのだが、そのことを正しく評価されてきたか?
“コンクリートから人に~”は、生まれてからアスファルトやコンクリートで生活して育った人の発想で、農村実態を把握していない非常に乱暴な議論である。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今回の参議院選挙で農業分野の公約やマニフェストでは、具体的なものを示している政党や候補はほとんどなくて逆にツッコミどころがなかったりします。
(そもそも、食料、農業分野自体、ローカル公約だったりしてね…)
経営所得安定施策や直接支払い制度、または食料安全保障について言及している政党がありますが、候補者レベルでいうとおしなべて「一次産業の振興」「農村漁村の活性化」はセットのようですが、農業土木、開発予算の必要性と確保をいう候補者はほぼ皆無のようでした。

もちろん、必要じゃないところに無駄に予算が使われるのは全然NG!
だけど、必要なところには必要なわけで、そこはしっかり見て、聞いて、評価して判断してほしいわけです。

事業仕分けでもありましたな~
「農道整備の効果をデーターで示してほしい」

たとえばあなた達が昨日食べた食事のなかに、メイドイン北海道の原料型作物がどれほど使われていたか?胃袋を満たしていたか?その原料型作物の生産者価格が、消費者価格がこの20年間どんなふうに推移していたか?
人に聞く前にあなた達に支払われている文書通信交通滞在費(第2の歳費)で、調べてみてはどうですか?

なんて言ってみたくなりますわな~
そういう作物たちは砂利道でも我慢しながら、生産者が寡黙に土と向かい合い作られているものなのですけど…

声なき声を聞けるようにならなければ、真の政治家にはなれんでしょうが!

もちろん、農夫たちも声をあげなくてはなりませんが…
果たしてその声は届くでしょうか?

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