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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
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ようやく
8/25
戸別所得補償制度の原案が提示された件について~

久々の農政ネタ

H23年産秋まき小麦を播種する予定の前作が順調すぎるくらい仕上がってくる中、ようやく畑作版の戸別所得補償制度の骨格と単価などの原案が民主党農林水産部門会議で農林水産省から提示されました。
道新8月25日

率直な感想…

「ようやくか…」

待ちくたびれたというか、一応はやる気あったのね~みたいな感じ。
数量払い(いわゆる黄ゲタ)と面積払い(緑なの?)の水準は各々、産地やJAによって評価はわかれるかも知れませんが、分かりやすくなったという意味では評価できるかね~

しかしいきなりデジタルな数字!かなり生々しいですな~
旧制度(~H18)の“畑作政策価格要請運動”時よりもパンパカパ~ン♪的です。

新聞報道を読み込みながら早速、北農中や関係者にお電話して聞いてみるのですが、やはりまだまだドロッとした感じで“?”マークがちりばめられています

例えば…
数量払いの計算基礎は?
「水田モデル版と同じ7中5、直近3のようです」

生産費は全算入?自家労働費は100%なの?
「100%のようです」

面積払いの単価は?
「交付金規模から逆引きのようです」

ふむふむ、予想通り…というか、だったらもっと早く現場にアプローチできなかったのかいな?
しかし、予想通りといえば政策議論のプロセスも現場と共有できていないことも想定内ね?
やはり、現地ヒアリングがアリバイになっちゃってたかね?

でも、自家労働費が100%なのは座布団一枚かも?
いやいや、当然と言えば当然なのですよ!
そうでなければ原料型作物を耕作している生産者の経営環境って、“骨折り損のくたびれ損”ってことになってしまうわけですから~
例えば、北海道畑作本作は世界の農業先進地EUの収量水準とほぼ肩を並べるか、それ以上の生産環境を実現しているのに“くたびれ損”なんて、あまりにもあんまりですわね~
まずはそこ、きちんと評価してくださいよっ!ってことね(願)

あ…あと、「営農継続払い」が15,000円/10aは頑張ったんじゃないかぃ!
仮にこの営農継続払いと合わせて10a当たりの農業所得が20,000円(小麦だと全国平均の“本作”で6,000円だからね)だとしたら40ha(十勝管内の約平均耕作面積)の耕作で農業所得は8,000,000円
でも、借金払って生活費ひいて…当期純利益っていくらくらい?のこる?のこらないんじゃない?ギリ“くたびれ儲け”かね?
本当はこういう話を、逆引き算出の前にしたかったのよ!
「経営努力目標的に畑作はこういうビジョンで経営安定対策を仕掛けます!」と、もし先に言ってくれてその結果が15,000円だったら、痺れたのに~残念だわ…


そもそも面積払いは緑でいけそう?整合性ある?ジュネーブでもめないかい?
「“青”で仕掛けられないかと…」

ここ、しっかり理論武装しておかないとヤバイ…
WTO農業交渉はスタックしているけど、予断を許さないのでしょ?
そもそも交渉のテーブルにつくのって民主党が嫌いな全中対策室ははずして、初心者マークつけているビートや雑豆なんて見たことないセンセばかりでのりこむわけでしょ?
「米、死守!」とか言っちゃったりしてね~大丈夫かいな?
(そりゃ~米は守れだけどさ…)


対象農家は?面積要件や認定農業者はどうなるの?
「そこはかけない…というか、全ての販売農家か、もしくは“生産努力数量”を守った者みたいな…」
あ~米に準じてってこと?
「ただ、小麦、大豆は自給率向上を目標にしているので、増産、増産ですから数量を守ると言っても…」

ばらまきって批判されないかい?
はたして納税者のコンセンサスって得られるでしょうかね…
少なくとも“土地利用型作物”についてはその生産環境において構造改革は必然でしょ?
小規模も零細農家も生き残れる政策って、寝言でうなされるように唱えているけど対象品目が「小麦」「大豆」「澱粉原料用馬鈴薯」「甜菜」「ソバ」「ナタネ」ってアナウンスした以上、そこはきちんとしてくれなきゃ困るな!(怒)


ナタネ、ソバの単価はいつ提示されるの?
「結構ギリかと…」

新得、ソバの産地で町でも独自の振興策打っているけどね~やはり気になるのです。
でも、生産費調査、今年からなんだってよ…選挙のかなり前からあれだけアドバルーンあげておいて、今までなにやっていたの?
(政党案の試算すらないんでしょ?)


営農計画書、書くときまではガチッとしてる?
「ただ、法案を通すとなるとねじれているので微妙でしょうね」

そもそも法律が出来るかどうかのところからか~
ヤルヤル詐欺党の代表選で今はそれどころじゃないけれど…
法律って、段取りやら、手続きやらで簡単にテキトーにぱぱっと出来ないでしょ?
ほんとうに!ほんとーに大丈夫かしら?

あと、あと…
「産地資金の400億投入の効果と狙い」とか
「数量払いは毎年見直されるのか」とか
「ならし制度のこれから」とか
「環境加算、規模拡大加算、品質加算は?」とか
色々とあるのですが、まだカチッとしていないようです。

もちろんこの制度だと“カラゲタ”が無くなるわけで、農業者間でも理不尽さはなくなります。
(ちょっとすっきりした…)

でもでも、まずは本当なら制度の理念みたいなものが構築されていなくてはならないのに、思いっきりはしょりましたな。
いきなり条件闘争です。
しかも帳尻合わせ的にこの期に及んでまだ“1兆円”って言ってるし…

当事者としてつっこんで言うならば、なぜ対象品目が「小麦」「大豆」「澱粉原料用馬鈴薯」「甜菜」&「ソバ・ナタネ」なのか?
その部分を分かりやすく説明しておかなくてはなりませんぞ!
(~というか、まずそこが先よね)
少なくとも、現制度を仕掛けるために旧政権は約3年の月日を費やしました。
(H19年産から始まる“品目横断”を当時の亀井農林大臣はH16年4月に報道発表しています。)
拙速にしかけて頓挫しなきゃいいけど…

あと、事前のリークで「赤字分を補てんする制度」って言うのはいただけませんでしたな~
勝毎リーク

情報が正しく伝わりませんでした。
多くの国民、生活者、消費者、納税者はもとより農業者からも「努力してもしなくてもどうでもよくなっちゃうの?」みたいな先入観を植え付けてしまいましたね。
もう少し丁寧な説明が必要だったのと、そもそも“赤字を~”なんて制度設計者が考えたフレーズじゃありませんよね~政治主導でやるって息巻いてるわりにはセンセ達もこの程度ってことでしょうか?

多くの有権者が選んでおきながらですが、もwww暗澹たる気持ちになってきますな~

あ…毒吐きすぎたか

農場長のドラエモンみたいなこのお腹は、猛暑によるビールの飲みすぎのせいではなく毒気がたまっているからでした~

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