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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
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贈ることば
3/28
先生たち、ありがとうございました/送別会~

本当は北の大地の万歳で送り出したかった農場長です。
(風は雲を呼び雨を降らせ、土を乾かし大地を暖める)
004.jpg

一昨年からはじまった小学校、中学校PTA合同の送別会。
今回のホストは小学校担当~
東日本大震災のこともあり弔意を表して会の始まりに「黙祷」と、乾杯を「ガンバロー」に変更して会が進んでいきます。
中学校PTA会長として参加するのもこれが最後の農場長は、万歳三唱の役目でしたが、「贈ることば」として会を締めくくるのでした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

たいへん名残惜しいのですが、お時間にも場所にも限りがございました。
お別れのときです。

ご指名を受けましたので僭越ではありますが、この会を締めさせていただきます。
次第では万歳三唱とありますが、このたびの東日本大震災の被災者、犠牲者に哀悼の意を表して、「贈ることば」で会を閉じたいと存じます。

まずもって転出される先生方におかれましては、6年もの永い間、また2年間、代替の3カ月という短い期間でも子どもたちのそばにいて共に支えていただき、学校運営を通じて地域づくりにもご尽力いただきました。本当にありがとうございました。
お一人お一人にむけてそれぞれ想いがございますが、長々と無粋にお話しすると一昨年のようにお加減を悪くされる方もおられるかも知れませんので(笑)、この後河岸を替えましてあらためて惜別の想いをお伝えしたいと思います。
ただ、やはりたいへんお世話になった先生たちですから、新しい春の先生たちの背中を押す想いとして少しだけ言葉が多くなることをお許しください。

屈足小学校が閉校してから早いもので7年がたちました。
当時この地域には小学生、中学生あわせて150人ほどいたのですが、いま7年経って100名を切るほどになっています。
枯れ進む地域を故郷を、どうにかしなくてはならない…そんな想いの一欠けらが今回で3回目になります中小合同の送別会であるように、色々と知恵を出し合い工夫をして子どもを通して学校や地域のありようを模索していこうとするところでした。
本日はPTA会員はもとより、町議会議員の皆様を始め多くの地域の方たちにお越しいただき、また支えていただいて、ようやくそのような土壌が作られてきたのだな…と、実感しております。

土壌と言えば…
私の話となって恐縮なのですが、この春でPTAを卒業することとなってその間多くの出逢いからたくさんのことを学び、感銘を受ける言葉を頂きました。
その中でも昨年、転出された教頭先生からの「教員、転勤族は“風の人”、地域の人は“土の人”」という言葉が特に印象深く心に残っています。
風の人、土の人…業界のたとえ話で申しわけないのですがこんな風に言いかえることもできると思います。
私たち地域に根差す人たちや未来ある子どもたちは、屈足という地域の土壌に植えられた種です。
はたして優秀な種か?はたまた植えられる土や畑は豊かに肥えているか?
もしもどちらかが貧弱であったなら、綺麗な花も、豊かな実も付けることはできないのかもしれません。
それでも、風の人…先生たちを送るのにこれほどの人達が名残惜しく惜別の想いを共有している。
それもまた、風の力ではないでしょうか…

風は雲を呼び雨を降らせ、土を乾かし大地を暖め、種たちの芽吹きを、萌芽を助けます。
成長する作物にあたれば茎を丈夫に育て、葉をなぜれば光合成を促進させる…
吹けば花粉をとばし受粉を助け、子実を乾燥させて豊かな実りをより濃密な物に仕上げていく…

先生方にはどうか、新任地におかれましても新しい風を吹かせ、子どもたちにも、親御さんたちにも愛され、その地域にとってかけがえのない“風の人”としてご活躍されることをご祈念しております。

以上を贈ることばとします。

最後になりましたが、今一度旅立つ先生たちに感謝の気持ちを込めまして多きな拍手をもってこの会を締めたいと存じます。

お世話になりました。ありがとうございました。
(拍手)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

万感の思いを込めた皆さんの拍手は、なかなかなりやみません。

風土が創る故郷の大地に、またどんな新しい風が吹くのか…
楽しみです♪

【追記】
ひと区切りの新しい春に、育苗ハウスの甜菜の幼芽たちも逞しく芽吹いてきました。
ビート幼芽

定植まで約一カ月を切り、いよいよと力をためている北の農夫たち…
でも、農業被害も甚大な被災地を思うと複雑です。
実は、送別会の自粛も検討されましたが、被災地から遠くにいても痛みを分かち合うことで、なにか皆が出来ることや知恵が創出出来るかもしれない…そんな集いにもなるのなら意味のないものではないはずと考えました。

会食で残されたご馳走も「被災地では食べたくても食べられない方たちがたくさんいます。入れ物を用意していただきますから出来る限り持ちかえって下さい」の、農場長のアナウンス(最後までマイク持っていましたし♪)で、皆さん“もったいない運動”を推進していただきました~ありがたい

もちろん普段からそんな心がけは必要なんでしょうけど

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