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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
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これからなんだ
1/19
たとえば僕たちにもできることってなんだろう?~

福島に行ってきた農場長です。
(本当に頑張らなくてはならないのは誰なのか)

東日本大震災以降、東北のチャリンコリレーの友人(自転車会)たちとは電話でやりとりをしていましたが、とりあえずは皆無事とのこと。
昨秋以降、農園のジャガイモを送って、そのお返しにリンゴやお米が贈られてきたりして農場長家の食卓はとても豊かになるのですが、やはり気になる被災地の今とこれから…

そこで昨年末、自転車会の幹事(秋田のH氏:H17年度東北北海道ブロック長)に連絡をして、今回はJA青年部東北北海道ブロック大会が福島開催だよ~と、いうことから
「そうだね、やはりこうなってみると福島の友人が一番大変だべな!じゃ~激励を兼ねて自転車戦士たちも福島に集合!」
となって同窓会を開催した次第♪(幹事のH氏、いつもいつも本当にアリガト)

再会すると皆さんお元気そうで…
いやいやいや、懐かしい♪♪♪
いつもと変わらず、にこやかな福島の友人、K氏…
K氏、農場長とはチャリンコリレーで、国道4号線を白河から東京までを交代しながらつないだタッグペア。その彼を激励するために集合した同窓会ではあったけれど、なにか逆に勇気をもらった感じがしました。

東北人は寡黙でぼくとつとして粘り強い

東電や政府に対して恨み節のひとつでもあっていいだろうに、集まった仲間たちにただニコニコと「ありがとう、ありがとう…」と何度も、何度も…

しかし最初はにこやかな話でも、震災の当日やその後のこと、今の生活基盤のことに話題が及ぶとやはりだんだんと声のトーンがおちてきます。

とりあえず田んぼは用水路も含めて大丈夫、でも昨年は休作…
作っていいもんだか、ダメなもんだか、売れるもんだか分からない…
今年もまだめどが立たない…
いや、今年だけじゃない、来年も?再来年も?このあと何年先になるか分からない…

つらい…つらいなぁ…

でもな…生きてんだから、一生懸命やるしかないっぺよ!

ともすれば、被災地支援も救援物資を送ったから…義捐金を集めたから…それでもうお終い~みたいに自己完結してしまいがちですが、実は震災の傷跡も未だ生々しく、復興もまだまだこれからなのです。

それを彼と直に話をしてあらためて感じました。

そうなんだな…哀しんでいても、気の毒がっていても復興は進まない
僕らは僕らのできること
今以上に頑張って皆に喜ばれる農産物いっぱい穫って、いっぱい稼いで、いっぱい儲けて、いっぱい買い物して、いっぱい農機具やトラクター買って、少しでも景気良くして、いっぱい税金納めて、復興財源のたしにする…っていうことも僕らのできる復興支援だべや!

そんだ!そうだべ!
がんばっぺ!がんばるべや!

真冬の福島の夜が、少しだけ熱くなるのでした…

【追記】
翌日(1/20)
ブロック大会で福島大学小山准教授から「震災・原発事故以降の青年組織の役割について」と題した記念講演があり参加しました。
絆フラッグ

今一番大切なこと、できること…と称して小山先生曰く
「まずは汚染マップをつくること。チェルノブイリの治験からも分かるように、復興の手立ては“何処からが危なくて、何処からが安全なのか”を知ることから。
グレーゾーンはグレーゾーンなりのやり方や振興策もあり、それが新しい産業を興すことも可能。たとえば、放射性物質をとりこんでしまった穀物(米や麦、大豆)からはバイオエタノールを精製することだってできる。
水田は長らく放置してしまうと元のように耕作できるまでものすごい手間とエネルギーが必要だ。傷ついた故郷を放置しないためにも、圃場毎の汚染マップを作成して人の暮らしや産業の基盤の安定化を図る必要がある。」

「しかし、本来それは国のする仕事。政府が示している現行のゾーニングでは部分的に線量が高いホットスポットを見逃してしまう。げんに県が安全宣言を出したとたん高濃度汚染の米がでてしまった。そういうことがある以上たとえ全量検査しても、安心して消費者は福島の農産物を買うことはない。圃場毎の汚染マップは作成費用にコストと手間が膨大にかかるイメージがあるかもしれないが、福島大学で実践した結果実際にはそれほどでもない。
むしろ除染自体の有効性に疑問が生じるが、そもそも政府は原発事故の処理と復興を真剣に考えている節がない。たとえば、国が計上した除染にかかる予算は、飯館村が独自に試算した村内除染費用の9割でしかない。とうてい汚染全域をカバーすることはできないが、それだって役所が自主的に枠をはめた結果であり被災地の声も届いていないし、被災地をまともに見てもいない。」

「そんないい加減な政府や政権を頼っていたのでは、震災の復興は進まない。皆さんがそれぞれ皆さんの声として発信してほしい。」

また先生は
「これはあくまでも、うがった見方だが…」
と、断ったうえで講演をこう締めくくりました。

「おそらく海洋汚染も深刻だが、思った以上に放射性物質は拡散している。『福島県産の農産物だけが危ない』なんて言うのは科学的には何ら根拠を持たない。極端なことを言えば国産の農産物は皆安全でないと言える。今後この安全を担保する仕組みを作らなければ、日本人は“安全な海外の農産物”しか“安心”して食べないし、買わないことになってしまうのではないか?イコール『だからTPPは必要なんだ』と…」

つまり、そう思えてしまうほど政府のやり方はめちゃくちゃで真剣さがないのだ…と、小山先生は考えておられるようです。


福島にうかがう前夜

ヒラリー
「久々の同窓会だからって浮かれてガバガバお酒飲んで、ヘラヘラと白い歯だして笑ったりしたらダメよ(怒)」
と、かなりの怒気で注意されました。

もちろんそんなつもりはなかったのですが、家族や財産を失いまだまだその傷がいやされない人がたくさんいて、ただガンバレ!ガンバレ!で済む話ではないことも事実。
「被災地、福島に行ってきまーす!」と、ただ思いついたような行動だったことを見透かした忠告だったかもしれません。

それでも被災地の友人と直接会って話を聞けただけでも農場長的には大きな収穫でした。

農場長
「同じ見に行くにしてもさ~『お客さんが来る時は先に迎えてからお客さんを呼べ!』とか『コンセンサスとらないと何もしないからな!』とか『知恵を出さないやつは助けない!』とか言って、被災県の知事に恫喝した上から目線の担当大臣よりはマシなんでないかぃ?」

ヒラリー
「あーーーーそういえば、いた、いた……イヤなこと思いださすわね(嫌)」

農場長
「だってほらー『書いたら終わりだから』って言ってて、書かれて本当に自分が終わっちゃったけど、終わり間際の言い訳で『九州人でB型だから…』って、ねぇ?どうよ?」

ヒラリー
「BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB-ぃぃぃぃ!(怒!怒!怒!怒!怒!)」

ちなみにヒラリー、B型なのであります
(この後、しばらく怒り収まらず…)

あんなのや、そんなのばかりだから、進むように進まない…?
そういう輩を“選ばない”っていうことも僕たちに出来ることなのかも

《次記事予告》
―新春のタカタさんと掃除機~の心―

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