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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
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メジャー挑戦
2/10
初めての総会~

のまれまくりで、またたしなみすぎた農場長です。
(しょうちゅうこわい…っていう話)

今日は管内の指導農業士会、農業士会の冬期研修会&総会でした。
昨年2月に指導農業士の称号をいただいてから初めての研修会と総会です。
ちなみに昨年同様、十勝川温泉での一泊研修です。
女性指導農業士や関係機関の方は参加していますが、懇親会はオンナっ気なしの真面目な研修です。(むしろ懇親会以降の方が力が入ったりしますが…)

さて研修では、昨年管内初の製粉工場を竣工され十勝小麦の可能性に挑んでおられる山忠さんの社長の山本英明氏が講師。
管内での商いは小麦以外にも豆類も取り扱っておられるいわゆる商系の雑穀卸さんです。
研修会

十勝は全国生産量の25%を生産する小麦の一大産地でありながらその知名度や認識度も低く、それを何とかしたかった…との思いで、生産者(産地)と消費者(実需者)を繋げるお仕事に汗をかかれておられる山本氏のお話には、やはりパイオニアとしての気概や意欲をヒシヒシと感じました。

ただ、農場長家は商系さんとのお付き合いはありませんから、例えば政策議論などは何となくやはり人ごとチックなところがあって、なかなか突っ込んでお聞きしたいところもあえて遠慮しなくてはならないところがこれまた何となくイズイのですわな…

たとえばH19年産から導入される「水田・畑作経営所得安定対策」(いわゆる「品目横断」)は、北海道の原料型畑作作物(小麦、大豆、甜菜、澱粉原料用馬鈴薯)を対象として“内外価格差是正措置”(いわゆる“緑ゲタ+黄ゲタ”)がとられていました。
しかし、そもそも畑作版の経営所得安定対策は「輪作体系を元とする大規模畑作」経営体に向けて導入されるべきだとしていたのですから、当然十勝の畑作生産者としては大豆以外の「雑豆」(菜豆類、小豆)はどうするのだ?と、いうことも大きな関心事項で政策課題だったのです。
ちなみに、同じ原料品目のカンシャ糖(サトウキビ)、甘藷澱粉(澱粉原料用サツマイモ)は代替の効かない地域特有作物として地域振興策が図られていくのですが、当然それが可能なら北海道の「雑豆」も…と、いうのが当時の政策議論の一方の主張でした。
またもう一方は、国益を考慮するうえでWTO農業交渉時においてある程度の“スケープゴート”は覚悟しなくてはならないと、当時は白系菜豆(手亡など)はその候補に挙がっていたのですが、同時に産地救済案として「小豆における交付金制度の導入」なんてことも非公式でしたが議論されていました。

さて、もしも小豆が交付金制度になったら…

誰が喜び、誰がババをひくでしょうか?
少なくとも安定価格と言う点では実需者にはメリットがあるでしょう。
生産者にとっても交付金単価にもよりますが内外価格差を是正する国費支援であれば、そこは消費者にとっても納税者にとっても大義名分がたちますし、極端に安値にならないのであれば(極端に高値にもならないけれど)生産者にとってむしろデメリットは少ないのではないかと思うのです。

そうなるとババをひくのは集荷団体?
とくに商系さんにとっては面白みもうま味もなくなってしまうのではないか?なんて単純に思ってしまいます。(実際にはもうちょっと複雑なんでしょうけれど)
立場が違うものとして、ちょっと気になるところでした。

もちろんそんな簡単にどうにかなってしまう政策環境ではありませんが、H23年度から導入される戸別所得補償制度はそれこそいきなり“そば”と“なたね”が対象品目になってしまいました。(民主党幹部は「ずっと前から考えていた。いきなりじゃない!」って言ってますが…)
でもそれができるなら「雑豆」対策だってやろうと思えばできる話で、どれが筋なのかはこれまでの政策議論をもってしても明白です。
しかもここにきて自由貿易に名を借りて“TPP”風が吹き荒れていますが、ドサクサに紛れて何とかなってしまうのであれば、それに乗じて何とかしてしまう手立てだってありなのかも?と、さすがにここまで放置されている生産者の怨念込めてつぶやいちゃったりしてね~
(犠牲者根性丸出し…か?)

そんなことはさておいて、総会ではN会長が昨年の就任当時から「指導農業士会をメジャーにしたい!」言っておられていて「何かどんな事でもいいので質問してほしい(願)」ということでしたから、ならばと要望意見として農場長、手を上げましたぞ。

農場長
「昨年は指導農業士、管内から中札内のS氏(農場長の先輩農業士)と私の2名でしたが、称号授賞式引率の方は普及センターの各所長さん2名でした。たとえば他の管内、石狩、空知はJA、役場の担当部署職員、あるいは農業委員会からも同行されておられる地域や市町村もあって、それに比べるとあまりにも十勝はしょぼくて恥ずかしい。称号を受ける者としても寂しいというのが実感でした。
本年は管内からは5名の方が認定される予定だそうですが、関係機関の関心を高めるためにも、また指導農業士会、農業士会の認識を得る機会としてもできるだけ称号式には同行されるようにした方がいいと思うのですが…」

農場長的は、恥ずかしくて迷惑もかけることでしょうから別にこじんまりとでかまわないのだけれど、それでも「指導農業士や農業士って何をするんですか?何なんですか?」と思っている役場の職員やJAの職員は意外と多いはず…(特に十勝は)
一部“エゴファーマー化”している指導農業士の実態からいって、その辺がちょうどいいのかもしれませんが、そもそも指導農業士制度はドイツのマイスター制度を模したものだったわけで、それとはかけ離れてしまった体裁のそれはそれとして、農業士も含めて本来本道農業の担い手育成の根幹を担わなければならないシステムであったはず。
まずは地域にも関係機関にも色々と知ってもらわなければならないと思いますし、そういうバックアップ体制が必要なのだと思うのです。
…と言う想いの詰まった意見、要望だったのですが、これがなかなかかみ合わない(痛)

N会長いわく
「十勝は他の地区からみて指導農業士を“乱発”しないようにしている…」
とか
「業界内ではその道で一番偉いのは農協の組合長や理事でなければならないので、あまり偉い人をつくらないようにするためにもあえて指導農業士を出さないようにしている単協もある…」
とか
「まずは地域や関係機関に求められる指導農業士にならなければならない…」
とか

いやそれはそれでごもっとも…
でも、言いたかったところってそこじゃないんだけどな~
たしかに地域の信頼薄く、関係機関に疎まれている発展途上(このまま発展見込みなしかも?)の農場長にとっては、まずは地域貢献、社会貢献でき、波及性と影響力があり、訴求力のある優良経営な指導農業士になることが第一関門なのでしょうけど…(泣)

そんなこんなで懇親会♪
河岸が変わるとまた色々と楽しかったり面白い話が飛び交ってアルコール、進んでしまいました(楽)
農業士の仲間たち、大学の先輩、後輩たち、かつて共に汗をかき合ったJA青年部の僚友、厳しくもあり優しくもある指導農業士の先輩たち、目を輝かせて話を聞いてくれる指導機関や関係機関のスタッフ…

そうなんだよな…
これがあるから、農業士も、指導農業士もやめられない…ってか?

厳しい第一関門を正面に見て、またちょっとやる気だけはムクムクとした次第。

【追記】
西部十勝の指導農業士、農業士会の総会は同週の2/7でした。
十勝毎日新聞社の関坂記者に2011シーズンを振り返って~と言うテーマで講演いただきました。
やはり話の導入部分はTPPのことでしたが、特に昨年12月にWTOは包括合意を断念したことについてもふれていたので、少し突っ込んで質問をさせていただきました。

農場長
「TPPの件は『参加するor参加しない&参加したら大変だor参加しなかったら大変だ』という点で関心度が大きいでしょうが、ことセンシティブ品目を有する北海道農業的にはむしろ昨年12月にWTOが包括合意を断念したことの方がニュースソースとしては重要なのではないですか?
ちなみにこの件に関して大手一般紙もローカル紙もほぼスルーでした。日本農業新聞だけが若干取り上げていましたが、多面的機能などの日本提案や食料主権をもって農業交渉にのぞんだ当時からみて包括合意断念はとても衝撃的でインパクトのある事案でした。
これに至った経緯や背景、またウルグアイラウンド、ドーハラウンドと継承してきたいわゆる開発アジェンダはどうなってしまうのか?何処に行こうとしているのか?
さらにはこれを機にFTA、TPPなどローカルルールな自由貿易が先行すると必ずしも良い結果をもたらすとは限らない場合があるかもしれないと懸念しているのですが…
どうでしょう?取材されていて分かる範囲でお答え願えませんか?」

そこで関坂氏は…

つづく

【反省】
ちょっと重たい政策課題ばかりの記事になってしまいました。
この続きはまたあらためて…

案の定、翌日酒ヤケの声で帰宅すると、ヒラリーに怒られました(怖)
「あら?かぜひいたの?」
~って、やさしく声をかけてくれるのは娘たちくらいです。

あのね…お母さんみたいになってもいいけど、お母さんみたいになっちゃダメだよ(泣)
心の中で呟いてみる農場長なのですな(苦)

《次記事予告》
―またまた難しい農業のお話…かも?~の心―

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まとめteみた.【メジャー挑戦】

2/10初めての総会~のまれまくりで、またたしなみすぎた農場長です。(しょうちゅうこわい…っていう話)今日は管内の指導農業士会、農業士会の冬期研修会&総会でした。昨年2月に指導農業士の称号をいただいてから初めての研修会と総会です。ちなみに昨年同様、十勝... まとめwoネタ速suru【2012/04/01 20:46】
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