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ひら農園

Author:ひら農園
ようこそ、「農園日記」へ
北海道、十勝の新得町屈足地区で農業を営んでいます。
作物たちの成長や農村の暮らし、農園の四季を綴っています。

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北の農園日記
北海道十勝のこだわりのジャガイモ・とうもろこしなどを栽培し、産直販売や観光農園、農業体験も行っている、ひら農園のオーナーが日々の農園の様子をお伝えします。
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ミステリーツアー
2/17
あなたも人生の途中下車…してみる?~

脱線事故に巻き込まれそうで巻き込まれなかった農場長です。
(ごめんなさい…予告変更です)

前日2/16は北海道指導農業士会、北海道農業士会の合同研修と総会
総会後の懇親会にエントリーしていたのですが、昨年12月以来のススキノ泊で色々とミッションを貫徹しなくては~と、関係者、僚友、恩師にご挨拶をして早々と離脱し、当方のクライアントとの懇親・会食の夕べはそれはそれは充実のススキノナイトでした(嬉)♪

しかし、その充実ぶりが祟ったのか(今回は“ショウチュウ怖い”ってことはなかったけど)、起きがけに逝かれた脳細胞をフル活動してTVのニュースを見ていると…

あらら…
JR貨物、脱線事故?!
いっぺんに眠気が吹き飛びましたぞ(驚)
たいへんだ!こりゃいかん!こうしてはおれん!

農場長は予定では11時台の“スーパーおおぞら”
バスも札幌―新夕張まででるということでしたが、こうなると先がよめません。もしかするとちょっとしたパニックになるだろうか…
しかし人間心理というのは恐ろしいもので、緊急事態時はやはり一刻も早く家族のもとに帰らなければ…と思ってしまうものなのでしょう。
一年前の東日本大震災の時、多くの帰宅難民であふれた都市住人をどこか他人事のようにみていましたが、今はわが身にふりかかる事態にちょっとだけイッパイイッパイになっていくのです。

さて、そうこうしているうちに札幌駅到着、早速ミドリの窓口に

代替バスの案内もいただいたのですが、たぶん凄く込み合うでしょうし時間も見えない…
それに緊急事態でお互い様とはいえ、身体の大きな農場長的にはそのことで他人様に迷惑をかけるとなるとどうにもいたたまれません。(意外と小心者なのです)

そこで閃いた選択肢
農場長
「あの~たとえば、札幌―滝川経由―富良野―新得の根室本線はどうでしょう?」

これには係の人、ちょっと意外そうでしたが面倒くさがらず「少々お待ちください」と、丁寧に調べてくれました。

JRマン
「出発はすぐでもかまいませんか?でしたら8:25札幌発スパーカムイ5号で滝川着9:14、乗り換えていただきまして9:37滝川発釧路行普通列車、新得着12:46でどうでしょうか?」

それ!それそれ!それでいいです!
通常石勝線だと2時間弱の新得-札幌間も約倍時間がかかりますが、やはりこれでしょう!
(しかも後から知ったのですが、このチョイスだと300円ほど安くなるようで)

【豪雪地帯経由、超ローカル根室本線・もしかしたらぶらり途中下車の旅】
《岩見沢豪雪》
札幌にしてはシバレる朝…ちょうど通勤通学時間帯、プラットホームで待つこと30分
スーパーカムイ、来ました♪
しかし札幌-旭川間は30分おきにJR走ってますな~いやはや便利です。
(そういえば以前旭川でタクシーの運転手さんが「札幌、旭川間って近くて便利なので旭川市民も札幌で買い物する方、多くなりましたね~なのでずいぶん旭川市内、すたれました(沈)」と言っていました。なぜかとても印象的でした…)

ここからは滝川まで1時間少々
自由席なのでどここことなく席が埋まっていきます。

でも、農場長の隣席にはどなたも遠慮されてか座ってきません(惑)
実は前日、お付き合いいただいたクライアントさんから
「農場長さんって、フラットな表情の時でも怒っている感じで近寄りがたい怖さがありますね(笑)」
と指摘されておりました。(そうそう、以前からヒラリーからもよく指摘されていますな)
そうだったんだ!これはいかん…と、思い返し表情筋を緩める指令を脳内から発令して…と思ったらミドルなマダムが「よろしいですか?」とお座りになりました。

あら…うれし♪
発車直前、携帯電話でメールをしたり電話をかけていたりしています。
…試験会場がどうとかこうとか?
少し落ち着いてから声、かけてみますな~

何でも子どもさんたち受験生を会場まで、親代表で送り届けて帰路につくところとか~
そうか!この時期受験シーズン、件のご婦人の子どもさん、A日程らしいでした。
なるほど、それで何となく昨日のスーパーおおぞらも学生さん達多かったのか~

農場長
「それはそれは大変なことだったでしょう!そういえば一昨日だったですか?大雪、大吹雪で立ち往生しましたよね?」

受験生ママ
「そうなんですよ!たいへんでしたよ!実は家は岩見沢なので…」

そうそう!岩見沢豪雪、凄いことになってますもんね~
そうなんですよ、ところでお仕事ですか?
いえいえ、これから帰宅するところなんですが、石勝線で脱線事故があったものですから急遽、根室本線に振り替えた次第で~
あーニュースでやってましたね、あらあら、それは大変!
などと話しこんでいるうちに岩見沢到着

いやいやいや…岩見沢、凄いことになってますぞ!(絶句)
もー同じ北海道とは思えませんなーーー

受験生ママ
「自衛隊も出動してもらいましたが、最低限の生活道路しか確保できていないので本当に大変で、大変で…」

ほとほとお困りの様子…お察し申し上げます。
子育て同世代ということもあり思いがけず色々話し込んでしまいましたが、どうか“サクラ咲
きますように”とお別れしました。

滝川までの道中、垣間見える稲の育苗ハウスも天骨まであと20~30cmというところまで積雪状態。通常ならハウスの“コシ”のあたりがMaxくらいでしょうから、まさに倍近く積もっていますな~
いやいやいや、たいへんですぞ、これは…

《おまえら、いいか…よ~く覚えておけ》
と、なんだかんだとしているうちに滝川到着~
滝川駅構内

駅舎プラットホームの屋根の雪もミルフィーユやロールケーキ状態になっておりました(驚)
北海道も日本海側は本当に豪雪…しかも今季は気温も低くてなかなか融けないらしい…
待合時間は20分ほど
おやおや、中には農場長と同じく石勝線から根室本線に振り替えた乗客もチラホラと…
滝川発-富良野-新得-帯広-釧路行、各駅停車の対面2人掛けシートの一両編成ワンマン鈍行が億劫そうにトロトロと発車していきます。

ここから富良野まで…野花南(俳優、水谷豊の出身地)のちょっと手前くらいまで熟睡…
前夜のアルコールと寝不足が応えておりましたな~
車内は14、5名ほどで、それぞれ好きなようにポジションをとっていますからとりあえず迷惑のかかるような感じでもないのですが、気がついたらみっともなく口をあけて、もー凄い格好で寝ておりました。(恥)

富良野では二両編成に連結して20分ほどの待ち時間
以前は「北の国から」のテーマ曲(byさだまさし)がばんきり(←北海道弁?:いつも、四六時中)流れていましたが最近はそんな事もありません。(夏の観光シーズン時は分からないけれど)
石勝線が開通するまでは数多の出会いと別れのドラマを繰り返した富良野駅も今は北海道的に普通過ぎるくらい普通な田舎の駅です。

富良野からは若干乗客がいてちょっと賑々しくなるのですが、それでもここから峠を越えて十勝に入るまでが長い(涙)
何故だか上りの列車の行きあいもないのに無人駅にとまれば5~6分も停車したりします。

でも、今は限界集落になりかかっている山間の集落を車窓からやり過ごし、希望や情熱を抱いて挑んできた先人たちの夢の跡を想うのもこれはこれでなかなか感慨深いものでもあるのです~
そうだ、そういえば「北の国から」で布部駅から雪子おばちゃんと東京に帰ろうとした純を見送りにきた清吉おじちゃんがおくったあの言葉…

あの年はひどい冷害でねぇ、                                    
おまけに、トラクターが導入されて営農方式がどんどん変わってさ。            
一緒に入植した連中がうちをたたんで次々と麓郷を出て行った。              
11月だったなあ。親しかった連中が4軒一緒に離農していってねえ。            
そん時わし、やっぱり送りに来たもんだ。                           
雪がもう、ちらほら降り始めててなあ。                              
北島三郎がはやってた。                                      
出ていくもんの家族が4組、送るほうは、わしと女房の二人。                 
誰も一言もしゃべらんかった。                                   
だけどなあ、そん時わし、心ん中で、正直何考えてたか言おうか。              

おまえら、いいか、負けて逃げるんだぞ。                             

20何年一緒に働き、おまえらの苦しみも、悲しみも、悔しさも、わしゃ一切知ってるつもりだ。                         
だから他人にとやかくは言わせん。他人に偉そうな批判はさせん。             
しかし、わしには、言う権利がある。                                

おまえら、負けて逃げるんじゃ。                                    
わしらを裏切って逃げ出していくんじゃ。                             
そのことだけは、よ~~く、覚えとけ。


普段こそ見過ごしてしまいがちな、ただ単にローカル列車の車窓からやり過ごしてきたものにも強烈な世界観があって清吉おじちゃんの“語り”は「北の国から」の普遍的なテーマとなっていますが、同時に近代社会の煌びやかさや大量生産大量消費のアンチテーゼとしての一種の毒が盛りこまれているセリフでもあるような気がします。
(そういえば昨年末、衛星波で再放送していましたな)
放映当時、学生だったけど夢や希望を持って就農しようとしていた農場長にとって、その世界観は小説やドラマの中だけでよかったものでした。

ところが今となっては、はたしてどうでしょうか?
人生に関わりを持った人たちの、たとえばそれが縦の糸、横の糸…だったり、心の中のでこぼことした起伏…色々に複雑なものが交錯します。

はて?

大人になることって、そういうことなのでしょうか?

《行き先不明》
そんなこんなを思いめぐらしているうちにも色々な出逢いがあるもので…

金山駅から老若男女20~30人が乗車してきました。
この路線は通学時間帯以外は普段は一両に5~6名といったところでしょうから、なんじゃなんじゃ、どうしたんじゃ?という感じになりました。

するとツアコンとおぼしき妙齢の女性が
「みなさんいいですかぁ?ふたつ先の駅“幾寅”というところで降りますからね!」
と、アナウンスしています。

そしてこんな時にもやはり農場長近辺の座席は空いてしまうのですな…あらら…
そうだ、そうだ!これはいかん…と思い返し、本日2回目になる表情筋を緩める指令を発令して…「席、空いてますよ」と声をかけようとしたら、件のツアコン嬢が「こちら、よろしいですか?」と斜向かいにお座りになりました。

あら…うれし♪(本日2度目)

そこで質問してみます。

農場長
「あの…皆さんは何かのツアーなんですか?」

ツアコン嬢
「そうなんです。ミステリーツアーなんですよ」

農場長
「えーーーーーー?ミステリーツアー?そんなのあるんですか?」

ツアコン嬢…ウフフと笑って
「ツアーに参加された方はこれからどこに行って、どこに泊って、どんな事するのか知らせれていないんです。そういうツアーなんですょ」

へぇ~~~~~そんなツアーがあるんですね?楽しそうですね?
いえ最初はね、なんか…例えば老人会の旅行にしては若い女性の方もいて、しかも皆さんワッペンされていますね?あ…旅行ツ―アーのワッペンですか?いや、なので何かの新興宗教の信者の皆さんの何かイベントかなにかかと思いましたよ。

あはははははははははっはあぁ…

…と、そんな感じでたった二駅区間ですが道中、アーデモナイコーデモナイと車中を楽しく過ごし「では、良い旅を」とお別れした次第。

どこに行き着くかわからない…だから楽しい…
人生もそうかも?
ましてや途中下車をするとなると相当勇気が必要ですが、でも、なかなか思うように目的地に着かない鈍行列車にゆられているのもこれまた忍耐が必要です。

偶然と必然、勇気と忍耐…
行きつく先にあるものも楽しめたらいいな…と、思う農場長

「もしかしたらぶらり途中下車の旅」は落合駅を過ぎ、長いトンネルを抜けるとそこは十勝のふもと…故郷、新得でとりあえずの第一幕ですが、列車はまた億劫そうに終点の釧路に向けて長い鉄路をゴトン、ゴトリと走りだしていくのでした。

色々な人達の人生を乗せて…

【追記】
帰宅後、脱線事故のことを知らなかったヒラリー
普段なら農場長が如何に万難を排して順調に帰宅したかーなんて話はどうでもいいのだけれど、ダメもとでミステリーツアーのお話とかしてみるのですが…
しかし…
ところが普段「亭主元気で留守がいい♪」を言っているヒラリーでも昨夜は寒さが堪えたようで、たった一晩でも一人寝の寒さが身にしみたらしく(ヒラリー本人談)、ニコニコと道中の顛末、聞いてくれました。

農場長的にそのことのほうがミステリーでしたけど…(怖)

《次記事予告》
―今度こそ、またまた難しい農業のお話…かも?~の心―

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この記事に対するコメント

近寄りがたい
それに近いかなぁ~怖いって言われますけど私
自分でも そう思うけど 笑
ミステリーツアーは参加したことがあります
行き先不明
電車に乗り込む時の わくわく感
楽しかったです
寒さは ひと恋しくなるものかもしれませんね
今年は雪の被害が半端でない
氷河期到来かって思うほど
雪かきの時は屋根からの落雪に注意してくださいね
【2012/02/29 20:23】 URL | パンが命 #- [ 編集]

屋根落雪は怖い
パン様

ごぶさたでしたーコメント感謝

> 近寄りがたい
> それに近いかなぁ~怖いって言われますけど私
> 自分でも そう思うけど 笑

あらら、そうなんですか?あはは、やっぱり~(笑)
農場長の場合「どうして怒ってるの?」って言われる…(怒ってないけど…ね)
眉間のシワが(本当は傷だけど)…そんな風に見えるらしい(泣)

> ミステリーツアーは参加したことがあります

あらら、そうなんですか?楽しかったんですね~
いいな(羨)ここにきて農場長の人生も行き先不明ですけど(呆)

> 今年は雪の被害が半端でない
> 氷河期到来かって思うほど
温暖化に向かっているはずじゃなかったけ?くらい北はシバレています。
2月下旬で-20度ですからね(呆)春まだ遠いです(泣)
心遣い、ありがとうございます(嬉)
【2012/03/02 07:13】 URL | peaceman #- [ 編集]


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